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縁があって出会った香水たち

最近まで香水はほとんど使った事がなかった。
興味がなかったわけではない。
子どもの頃、コロンを調合するおもちゃで遊んでいた。
自分で香水を買ったこともある。
たしかGIVENCHYのプチサンボンだった。
しかしそれきり。
単純に値が張るし、量が多すぎる。使い切れるわけがない。


今のように頻繁に使うようになったきっかけは、SNSの広告で香水の量り売りを知った事だった。
これなら色々と試せて安い。割高ではあるのだけれど。
飽きっぽい私にはぴったりだったし、そもそも香りというのは好みがはっきり分かれるものである。
それに自分の肌につけた時に香り方が大きく変わってしまう事がある。
私の場合はお香のような香りがかなり強く出る。
数回使った時にやっぱり駄目なんてこともあるので、少量で試せるというのはかなり重要だった。

最初は好みの香りが全く分からなかったので、Celesというサイトで試香紙を色々と注文した。
こちらは量を選んで香水を買えるサービスだ。
試香紙は1回につき5枚まで、無料で選べる。送料はかかる。
肌につけた時や何度か使ってみた時に印象が変わることがあるので、気に入りそうな香りが見つかったら15回プッシュ(0.75ml)を注文して試してみる。
そうして本当に気に入ったら50回プッシュ(2.5ml)。
もっと量の多いものも注文できるけれど、使い切れないので大体はここまでで済んだ。

そのうちだんだんと好みの傾向が分かってきたので、coloriaというサイトも利用し始めた。
こちらは毎月1~3本、好きな香水やルームフレグランスなどを選んで送ってもらえるというサービスだ。
香水の量は4ml。大体1ヵ月分。
この量だとなかなか使い切れないし、好みだと思っていても意外と合わなかったという事だって勿論あるだろうけれど、毎月届くのを楽しみにできる。
今のところ大幅なハズレは引いていない。


Celesとcoloriaはその時によって使い分けている。

本当に少量で試したい時には当然Celes
試香紙をたくさん注文できるのはかなり便利だ。
自分の求める具体的なイメージに合った香水や推し香水を選んでもらえるサービス、他には香水ガチャなんてのもあるから色々と遊べると思う。

毎月のんびり楽しみたい時にはcoloria
定期購入より値段は上がるけれど、単品ですぐに購入する事も一応できる。
私は香水しか注文したことはないけれど、他にルームフレグランスやハンドクリームなどの香りのグッズが欲しいならこちらになるだろう。
面白いなと思ったのは、届いた香水に評価をつけていくと自分の好きな香りタイプを分析していってくれるところだ。
そうしておすすめされた香水から選んでみるのも悪くない。


私はバニラやアーモンドなど比較的甘い香りが好きらしい。
とはいえ、ただ甘いだけでない事も多い。
色々と使ってみた中で、いくつか気にいった香水を紹介する。
公式サイトがなかったものもあるのでリンク先は統一されていない。


まずダントツに使いやすかったのがL'ARTISAN PARFUMEURのミュール エ ムスク エクストリーム。
この香水の中の何が気に入っているのかあまり香りに詳しくない私にはよく分からないけれど、ベリー系とムスクがメインらしい。
つけたては少し草っぽい香りが強く、その後にだんだんとすっきりした甘さが来る、というのが私が感じた印象。
どこにでもつけていける気がする。


冬に使いたいのがMaison Margielaのバイ ザ ファイヤープレイス。
寒すぎて気分だけでも暖まりたくなり注文した。
つけてすぐは、焚火や暖炉のそばにいるような焦げた木の香りを感じる。
そして次第にバニラの甘さが際立ってくるのだ。
まるでキャンプファイヤーのそばでマシュマロを焼いているような。
あまり香水を好まない妹が、これだけは「良い匂いがする」と言った。


ハーブ系であればAblxsのオブリビオン。
あまり持続性がないのが難点だけれど、すっきりとしたハーブの香りでとてもリラックスできる。
自然を感じたい時にも良いかもしれない。


とにかく甘さを感じたいならKilianのローリング イン ラブ。
甘すぎてちょっとくどいかもしれない。でも私は好き。

初めてつけた時に、先に試していたDiorのプワゾン ガールとかなり似ているなと思った。
これがアーモンドの香りというものなのだろうか。
プワゾン ガールの方が甘さは控えめな印象。


大人っぽい甘さを求めるならGuerlainのドゥーブル ヴァニーユ。
ラム酒の混ざった、落ち着いたバニラの香り。
上品で濃厚な感じがする。


今回挙げたものはよく使っている。
年齢によって似合う香水は違うと聞いた事があるけれど、私にはよく分からないし気にせず使っている。


人は何故香水を纏うのだろうか。
コーディネートの一部にしている方もいる。
好きな人の気を惹くために香りを使う方もいるだろう。
推しをイメージした香水を選んでもらえるサービスもあるので、とにかく推しを近くに感じたいという方もいるはずだ。
私にとっては好きな香りで気分を上げたいという、それだけのもの。
できる限り他の人の迷惑にならない程度に楽しみたい。




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