おとずれ
立派な兜をこさえた風が踊り来る夜に
コオロギたちが秋をしたためている
あの夏 海を灼いていた夜光虫たちは
ミサイルに跨って宇宙へ飛んでった
「瞬く命が空から呼びかけてくるよ」
君の言葉に僕は耳すら貸さずにいる
明日のこと 明後日のこと その先のこと
分かるはずもないのにね
夜風を蓄え 揺れるカーテンが
何もない僕を笑っているようで
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立派な兜をこさえた風が踊り来る夜に
コオロギたちが秋をしたためている
あの夏 海を灼いていた夜光虫たちは
ミサイルに跨って宇宙へ飛んでった
「瞬く命が空から呼びかけてくるよ」
君の言葉に僕は耳すら貸さずにいる
明日のこと 明後日のこと その先のこと
分かるはずもないのにね
夜風を蓄え 揺れるカーテンが
何もない僕を笑っているようで
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