夜のピクニック読了
恩田陸さんの「夜のピクニック」を読みました。
図書館で見かけてた本で、借りてみようかなと思いつつハードカバーなので重いな〜と思ってなかなか借りずにいましたが、今回引っ越して通勤時間でも本が読める環境(満員電車ではない)なので借りてみることにしました。
ちなみにあらすじは全く知らずに借りました。恩田陸さんて名前は知ってたけどどんな小説を書いてるのかあまり知らなくて。
でもまあ確かこの本は有名だった気がする、と思って借りました。
あとから調べたら映画化にもなったみたいですね。
感想
序盤が単調でなかなか進まず。
高校生が朝から夜通しで歩いたり走ったりする「歩行祭」というイベントの中の出来事の話しなのですが、スタートはどんな話だろうとワクワク感で読み進められるのですが、その後しばらくしは平坦な感じが続いてちょっと読むのがしんどい。
これってハイキングにも似てるなあと感じた。私が子供の頃に親に連れられて尾瀬にハイキングに行ったのですが朝は元気に歩くんだけどしばらくすると同じ景色に飽きて歩くのもしんどくてつまらないな〜と思いながら歩く。
お昼ご飯食べてからは妙なテンションで楽しかった記憶が残ってます。
ということで途中でちょっと挫折しかけたのですが中盤から話しが動き始めてからが面白くなってあっという間に読み終わりました。
まさに私のハイキングと同じでした笑
青春小説で、ラストも爽やかに終わったのも良かった。
その他借りた本
最近引っ越して中央図書館が徒歩圏内になったので読んだことのない作家さんの本を借りてみてます。
今回は野沢尚さんの「ひたひたと」と梨木香歩さんの「不思議な羅針盤」などを借りました。
野沢尚さんの本はホラーっぽい不思議な話しで面白かった。この作品が遺作とは残念でなりません。秘密を持っている5人の人間が一人づつ告白していく形式で、二人までしか出てこなくて未完なのも残念(一人づつの告白は完結してるので良かったですが)。
野沢尚さん脚本のドラマ「水曜日の情事」が面白かったので、今回小説を借りてみましたが、割と読みやすかったのでまた別の本を借りたいなと思いました。
梨木香歩さんの「不思議な羅針盤」はエッセイ本でした。梨木さんも知らなくてこのエッセイの中で「西の魔女が死んだ」の作家さんということを知りました。「西の魔女が死んだ」もタイトルは知ってますが、内容は知らないので今後借りてみようかと思いました。
このエッセイ本は植物の話しが多くて、癒されました。植物をこんな風にエッセイにするなんて素敵な方なんだなあと感動しました。
この本に出てきた杉浦日向子さんや平松洋子さんの本も読みたくなりました。
本を読むと更に他の本の情報を仕入れられるのも本を読む楽しさかなと思ってます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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