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インディアン・サマー



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ちょっと肌寒いけど日差しはあたたかく
うとうとしたくなるような
とても気持ちのいい昼下がり


そんな小春日和の時期が
一年のなかでいちばん好きです

穏やかな日差しに包まれていると

悲しい気持ちは癒えなくても
まあそれはそれとして

なんだか悲しいままでも
心がじゅうぶん満たされるような
そんな気がするものです



「今日は死ぬのにいちばんいい日」という
インディアンの言葉がありますが

わたしはまさにこういう日に
青空に溶けて 風に溶けて
このまま消えてなくなりたいと思います

それと 谷川俊太郎さんの
「死んでもいい」という詩にある言葉


〝生きてるのがつまんないから
 死んでもいいんじゃない
 死ぬのが死ぬほど
 いやだってやつもいるけど
 おれはそうじゃないだけ
 生きてるのがうれしいから
 死んでもいいんだ〟


ほんとにそうです


こんなに美しい日に死にたくなるのは
もう今ここで死んでもいいほどの
なつかしい幸福感につつまれるから

悲しくてたまらないけど
死ぬほどしあわせなんだなあ



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