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【6月のエモ活❷】観て良かった映画・スピンオフ12作品【マッドマックス、哀れなるものたち、マンダロリアン、シュガーラッシュ他】

アマプラに加えてディズニープラスにも入ってみたら映画やスピンオフを見るのが止まらなくなった。劇場やサブスクで観てよかった映画を紹介するね🤞

「やりたいことやったもの勝ち!エモ消費」を今年の抱負に掲げているので、毎月「エモ活」と称して楽しかったことを記録しているよ。

というわけで、ここ最近のエモ活を振り返っていくね😌

(エモを)求めよ、さらば与えられん🤞
Ask, and EMO will be given to you.  


⚠️ネタバレありの感想なので注意してね!⚠️

本記事はアフィリエイトリンクを含みます。私の自由意志で気に入ったものをアフィリエイト経由で貼ってるよ。(プライベートでは誰の指図も受けたくない自我ツヨ社畜なので、依頼案件はやってません🙏)


▼最近観た映画


▶︎マッドマックス フュリオサ

マッドマックスはミリしらだったので、まず前作の「怒りのデスロード」を予習して、翌日フュリオサを観るというスピードラーニングで摂取。
まず、怒りのデスロード。理屈っぽいセリフはほぼなく、誰も御託を四の五の語らない。物語の背景や思想はさて置き、ド派手なアクションでぶっ放す頭ではなく魂で受け取るタイプの映画。「世紀末だぜ!車飛ばすぜ!奪い合うぜ!ギター弾くぜッッッ!」な世界観。ギターがなんで出てくるのか、読んだだけでは意味がわからないでしょ?なんと、映画を観ても分からないよ!攻撃するわけでも防御するわけでもないギターを弾いてムードを高めるだけの謎の存在が、なぜ世紀末に貴重な燃料を燃やすのか???理屈はない。でもそこが好きッッ!
そんな世紀末の舞台で、その名の通り輸血袋として血をダイレクトに取られている主人公のマックス(とんでもねぇ人権無視設定。世紀末だからさ!)。権力があるなんか悪そうなヤツに子生み女(とんでもねぇ設定②)として囚われている女性たちを、なんか正義っぽい女戦士フュリオサが脱出させる戦いに、主人公マックスが巻き込まれる感じの話だった。詳しいことはよく分からないが!魂が!燃えるッッ!!

対して新作のマッドマックス フュリオサはめちゃめちゃストーリーを説明してくる。フュリオサはどこからやってきたのか、彼女の故郷がなぜ狙われたのか、フュリオサが何に怒り、何に復讐したかったか。フュリオサと故郷を守るため酷い目に遭って犠牲になった彼女の母の記憶とか、女として使われないよう油まみれになりながら男たちの中に潜伏したとか、しんどい過去をなぞりながらしっかり伝えてくる映画だった。
英会話の先生に言わせると、フュリオサはアメリカでは全然評判が良くないらしい。アジアでは復讐劇がウケるけど、アメリカだと流行らないんだとか。
怒りのデスロードで分からなかったフュリオサの行動の動機がわかって、「なるほどねー!」と納得できたから、私は前作と二本セットで良い組み合わせだったと思ったよ🤞一方で、四の五の言わずに魂に訴えかけてくるあのマッドマックスとは全然違うテイストであるのはそれはそう。
同じシリーズなのに刺さる層が違うから評価が分かれてるのかもね🤔


▶︎グレイテストショーマン

昔は映画を何度も繰り返し観る感覚に共感できなかったんだけど、「何度もこの映画を観たい」と私に初めて思わせた映画がコレ。公開した時に映画館で見て、曲が良すぎてサントラを買い、ヨーロッパ旅行の飛行機の中で4回観て4回泣いたのでDVDも買って定期的に観てる。いい曲が多いので結構色んなCMやテレビの効果音に使われていて「これはグレイテストショーマンのやつ…!」と気分があがる。レモン酎ハイのCMとかね。時々日比谷の映画館で見たりもする私の心にずっと刺さり続ける映画。
まず曲がいいしダンスもいいし衣装も美しい。主人公のバーナムの人生はもちろん、人種の壁に阻まれたアンとフィリップの恋や、夫に振り回される妻視点のストーリーも良いよね。はぁぁ好きすぎる。
劇場で見た時1番アツイなと思ったのはフィリップとバーナムがギャラの交渉をする曲、ジ アザーサイド。曲もいいしバーテンを挟んだグラスアクションがまぁーーーかっっっこいいの!!!他の曲も好き…。
何か映画を観てスッキリしたいけど観たいものがパッと見つからない時につまむのにちょうど良い。数十回見たのですもう泣きどころが決まっており、泣ける展開が始まる前に泣いてる。良いものをみて良い涙を流すとスッキリするよね。私の脳みそを浄化する大好きな映画。こんな映画が人生に現れてくれたのって幸せだな。


▶︎哀れなるものたち

気になっていてついに見たこちら。今まで見たことないタイプの映画。
ぱっと見は美しい成人女性なのに言葉や振る舞いがあまりに原始的で狂気じみている主人公のベラ。なんと彼女の正体は、自殺を図った妊婦の死体を拾った天才外科医が「胎児の脳みそを妊婦に移植」して生き返った、見た目は成人女性、頭脳は胎児、名探偵コナンもびっくりの存在。
がっつりエロでR18指定だけど、トンデモ設定に生々しいリアリティーを持たせるための必要なエロだったと納得。丸出しで性行為するしグロくて痛いシーンもあって時々ウッッと目を背けたくもなったけどめちゃめちゃ面白い。
力も強くてスタスタ動ける性的にも成熟した大人の体に、いきなり理性も常識もない剥き出しの本能だけの赤ちゃんの脳みそが入ったらああなるのかな…と考えさせられた。恐ろしいね。赤ちゃんってどうしようもなく弱くて心配になる存在だけど、未熟な脳みそには非力で弱くて未熟な体がちょうどいいなと。
見た目が美しく振る舞いが幼いベラに惚れた紳士ダンカンの気持ち悪さが良かった(褒めてる)。所構わず性行為について話すベラに閉口したり風俗で働くベラに怒り狂ったり、それでもベラに心惹かれかき乱されるダンカン。ベラが勉強して言動が理性的に大人びてくると「可愛らしさが失われるから本など読むな」とヒステリーを起こすんだけど、恋人に馬鹿で非力であることを求めるのって好きにコントロールしたいだけのエゴだよな??と。


▶︎ベイマックス

日本人が主人公のロボットがテーマのディズニー映画って、なんか地味な話なんじゃないかな(偏見)と思って劇場で観ず、その後もキンローとかでやってたのかもしれないけど興味を持たずにこれまで観なかったベイマックス。ディズニープラスに入ったしな〜と軽率な気持ちで見てみた。観終わった今なら言える。良い映画です🙏偏見ってよくないね!!!(五体投地)(セイントお兄さんに載ってた仏教のすごい土下座みたいなやつ)兄弟の思い出に泣いた。
舞台になっている「オタク大学」は東工大(もう名前変わったんだっけ?)がモデルになっていて、何度か行ったことがある身としては、大岡山の講堂(?)とすずかけ台のあの感じね…!とグッときた。暗くて頭でっかちなインテリに描かれがちな工学系の学生がカッコよく生き生きと描かれているのも良い。そう、工学系の我々はウキウキしながら研究してるのよ…!ディズニーありがとね…!理系を増やそうとしている日本政府はベイマックスを小学生の授業で観せればちょっとは効果があると思う(きっと届かない提言)


▶︎シュガーラッシュ

ムサ苦しいおじさんが出てくる映画って面白くなさそう(偏見)で観てなかった映画。いやいや、観てみたら本当に楽しくて素晴らしい映像だった…公開当時なぜ見ようと思わなかったのか。サブスクの良いところはこういう興味が薄い作品にも軽率にチャレンジできるところだなぁ。
アーケードゲームがディズニーと合わさった他にない映像だった。なめらかなアニメのレトロなドットゲームのカクカク感が合わさってなんて楽しい映像なの🥹
ゲームセンターの色んなゲームの登場人物同士が交流できる世界なんだけど、セガや任天堂のキャラクターも山ほど出てきて日本のゲームって多いんだなあと思わされたよ。悪役たちのサークルがあって、嫌われ者を全うしていこうや…!とお互いが励ましあっている場にスーパーマリオのクッパやパックマンのスライム的なアイツがいて笑った。
ゲームの中の悪役って嫌われものだけど、そもそもゲームの目的を作っているのは悪役(クッパがピーチ姫を攫わないとマリオは冒険しないし、バイオハザードはゾンビがいないと成立しないし)で、悪役なしではゲームにならないって話になるほどなっと膝を打った。はぁ、楽しかったな…🥹


▶︎マイエレメント

飛行機内で観たら良かったけど着陸までに全然見切れなかったマイエレメント。リベンジとしてもう一回観た。半分知ってても十分楽しめたな!
水、草、風、火の各種族たちが暮らすエレメントシティ。水、草、風(雲っぽくもある)はお互いを潤して上手いこと共存しているんだけど、草を燃やし水を沸騰させる火は嫌われ者。火も水に消されてしまうと危ないので、火は火だけのコミュニティを作って暮らしていた。そこで生まれた火の女の子、エンバーの成長物語。
マジョリティの中で嫌われるマイノリティのしんどさとか、小さい頃から目指していた夢は自分じゃなくて親の夢だったとか、違う属性だから違う良さも悪さも沢山あるとか、多様性や今時の価値観をポップだけどリアルに描いていて素晴らしかった。良い映画だ…!
火は怒りっぽいけど繊細で、水はメソメソしがちだけど優しくて、お互いの悪さだけじゃなく良さを理解して惹かれあっていくのが良すぎたな…🥹
ディズニー、ピクサーは説教くさくなく教育的なテーマを扱えるのが天才。30代の働く私が見てもめちゃ勉強になって価値観がアップデートされる。得るものがあるねぇ。


▶︎インサイド・ヘッド

マイエレメントの類の映画をもっと見たい〜と見てみたこちら。全然似てない別物だった(シリーズじゃないからそりゃそう)けどコレはコレで良かった。
人間が産まれると、頭の中に次々と感情たちも生まれる。ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカがそれぞれキャラクターになって脳内会議を繰り広げていく。
生まれると同時に単純な剥き出しの感情が湧いてきて、成長とともに喜びや悲しみや怒りの感情同士が入り混じったり、大きなストレスで一部の感情が迷子になってしまったりしながら、複雑な感情を持つ大人になるよってのがポップに伝わってきて良かった。
途中でヨロコビがイラついてたりカナシミが笑ってたりしてどういうこと…!?とも思ったけど、彼らのことを「とある感情を出す職務に就いているゆえに自己の性格まで職務に寄ってしまった社畜」だと思ったら納得した()仕事が性格に影響することってあるよね😂


▶︎マンダロリアン

コレを見るためにディズニープラスに入った、スターウォーズのスピンオフ。もう!!なんて!!面白いのッッ!!とどハマりしたマンダロリアン。1周目は私がウトウトしている間に夫がサクサク再生を進めて見逃した部分があるので、2周目に突入した。
主人公のマンダロリアン(マンダロア星の人という意味。地球人、火星人みたいな)のディンが、なんやかんやあって何か小ちゃくて可愛い(ちいかわではないんだけど)緑色の子供、グローグーを連れ歩く冒険バトル物語。
主人公は口下手で古風な日本男児感があって子連れ狼を彷彿とさせる。BGMが尺八でSFなのに和風なテイストが強く、日本人の心に刺さりやすいと思う。
緑色のグローグーはシワシワで緑色で目が真っ黒で前情報無しでみると全然気持ち悪い。が、動いている姿を見てしまうとたまらなく愛おしくなる不思議な生き物。マンダロリアン有識者の友達と分析したんだけど、グローグーの外見のキモさ(ほんとごめん)だからこそ、あざとすぎる振る舞いも警戒せず受け入れてしまい、内面のあざとさに我々は心奪われるのであろうという結論になった。

マンダロリアンの魅力は人間味だと思う。スターウォーズの世界ではフォースを扱うジェダイは人に対する愛や執着をもってはならない(ので、エピソード3でアナキンがダースベイダーに堕ちるところがアツいんだけど)。一方で、マンダロリアンはジェダイではないので、ディンは賞金首だったグローグーを助けてみるし、フォースの修行のためにお別れしたグローグーに会いに行ってしまう。グローグーもフォースを極めるジェダイになるか、ディンの元に帰る2択で後者を選ぶ。スターウォーズシリーズでジェダイに課せられたしんどさに耐えなくても、愛を選んでいいよね!と救いのある話になっている。
あと、ディンが絶妙に強すぎないのがいい。船はしょっちゅう壊れるし、戦いで劣勢になりがちなのも応援したくなる。
毎シーズン、終わり方が最高にエモくて大好き。シーズン1は切なかったり、シーズン2は亜光速スラスターでグローグーを甘やかしてしまうディンにほっこりだったり(なんちゅう子育ての仕方をしてるんだ)、シーズン3はドラえもんみたいな終わり方だったり(何を言ってるかわからないと思うけど、見たら絶対わかるよ)。
ディンとグローグーは愛する家族と広いお家を手に入れて満たされまくってしまったので、もうシーズン4は作れないと思う。彼らの幸せをぶち壊してまでシーズン4を作ってくれるなよ…!とも思うし。ただ、時々ほっこり日常を10分動画とかで作って欲しい。頼む〜〜!


▶︎ボバフェット

マンダロリアンを見るなら、マンダロリアン1→ボバフェット→マンダロリアン2、と挟んだ方がいいと有識者に聞いて観たボバフェット。こちらもスターウォーズのスピンオフ。
時間軸はマンダロリアンと地続きで、こっちにもディンやグローグーが出てくる。ので、作品の境目が曖昧になって感想は混ざってしまう。さっきのマンダロリアンの話にもボバフェットが混ざってたかも。
マンダロリアンは順番通りに観てもいいし、それだけじゃなくて違うスピンオフを絶妙に挟み込むことでまた深みのある見方ができるっていうのが私のインナーオタクの部分をくすぐるよねぇ。


▶︎あの夏のルカ

ディズニープラスに入っただと!?コレがエモいぞッッ!!とディズニーガチ勢に勧められて観たらあの夏のルカ。
シーモンスターのルカは母親から陸に近づくこと、人間に興味を持つことを禁じられていた。が、友達のアルベルトに連れられて陸に上がると、陸上では人間の姿になれることに気づく。陸にはバイク(ベスパ製)があると知って「ベスパに乗りたいッッ!」の好奇心で人間の港町に潜入。資金を稼ぐために人間の女の子ジュリアと組んで、トライアスロン大会に挑む。一方で、港町にはシーモンスターは危険だと噂が。
海中にはなかったベスパや宇宙の本に心惹かれたり、種族を乗り越えて友情を築いたり、シーモンスターだとバレたアルベルトを見捨てて葛藤したり、子供時代の一夏の思い出が美しくて儚いのがエモくて泣いちゃった…😭


▶︎私時々レッサーパンダ

思春期に「推し」がいた人なら厨二病の黒歴史を思い出してしまうかも。そんな「推し」「思春期」がキーワードの映画。
主人公のメイリンは厳しい母親の期待に応える真面目な頑張り屋。一方で推しアイドルやコンビニの推し店員に、友達とキャーキャー言うのも楽しいお年頃。ある日、ノートに落書きした推し店員との妄想恋愛イラストを母親に見つかり、あろうことか、推し店員本人にバレてしまう。恥ずかしさのあまりメイリンはモッフモフでクソデカなレッサーパンダになる(???)。
メイリンの一族は、感情が昂るとクソデカレッサーパンダになってしまう家系という設定。思春期の爆発するような激しい感情を「レッサーパンダになる」という方法で分かりやすく表したのね。思春期の妄想をノートに描いてしまう感じ、私も分かるし、親に見つかったら死ぬほど恥ずかしいのも分かる…😇と黒歴史に思いを馳せた。
激しい感情を鎮めて金輪際レッサーパンダにならないようにすることもできるけど、「こんな一面も私」と受け入れて、感情との付き合い方を学んで共存していくのが良かった。そしてママレッサーパンダが怖すぎ😂


▶︎バーフバリ伝説誕生

インド映画はダンスが多くて魂に響くタイプの映画が多くて大好きなジャンル。
人口が多くて国土も広いインド。インドは歴史的に見ると、宗教も言語もバラバラな地域が、クソデカ勢力によって一まとめにされてきた場所。だから、国内にある無数の宗教の戒律の禁忌を、恋愛の描写で踏まないのはまぁーー難しい。というわけでドンドコ踊って勢いで有耶無耶に恋愛展開を進めるのがボリウッド流。
インド映画はダンスが多いのも楽しいけど、強い人がしっかりムキムキでデカく、強さに説得力があるところもちゅきッッ!
バーフバリ伝説誕生は私がボリウッドにハマったキッカケの映画。バーフバリのジャンルはファンタジー バトルアクション ギャグ インド映画だと思ってる(異論は認める)。久々に見たくなってアマプラに課金した。ヒロインの戦士系姫、アヴァンティカと戦いながらメイクを施しドレスアップさせるバトル版プリティウーマンの部分が訳わからなくて好き。(観たことある人には伝わるはず)続編の王の凱旋はよりファンタジー感が増してる。

ボリウッド美女、アヴァンティカを演じるタマンナー・バティア。圧倒的な美ぃ…🥹🙏🙏
バーフバリを演じるプラバースも激濃ゆイケメンで好き。


まとめ

最近のエモ活を振り返ったよ。

今月のエモは
・お気に入りの映画は何度観ても良い
・ディズニー、ピクサーの見逃していた名作もめちゃ良い
・マンダロリアン最高…!
でしたっ!

こんなにたくさん映画が見れたのは、サブスクに入ったこと、残業を減らしていること、テレビを見ていないこと、夏服が揃っているから服のことを考えずにいられていること、の色々が重なったから。工夫すると人生が豊かになるな🥰

エモ活記録マガジンはこちら。

エモーショナルで豊かな人生にしていくぞっ🥰



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