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勝手に選ぶB2アワード2020-21

シーズン最後のお楽しみと言えばアワード!ですが、公式なB2のアワードにはMVPと各スタッツのリーダー表彰しかなく、納得いかないB2ファンも多いのではないでしょうか。
そんなB2ファンの声を受けて、我らが大迫力さんがこんなnoteを書いてくれました。

…いいですね!
そうそう、この選手がすごかった!というものから、あれ?この選手は?というものまで含めて、シーズンを思い返しながらこれを見ているだけでずっと楽しめます。
ただやはり思うのは、いくら大迫さんといえども一人で全チームの全試合を見ることは現実的に不可能。となると、どうしても選出する際の視点は偏るわけです。ではどうすればいいかって?答えは簡単、みんながそれぞれ好き勝手にアワードやっちゃえばいいんです!
そんな感じで僕もやってみました。独断と偏見に満ちた選出となっておりますので、その旨ご承知の上お楽しみいただければと思います。

■MVP

マイケル・パーカー(群馬)

圧倒的な強さを見せた群馬のディフェンスを支えたのは間違いなくこの選手。特に、パーカーがトップに位置するゾーンディフェンスは相手チームにとっては悪夢そのもの。ボールマンへの圧力とボールを奪った後の速攻の破壊力とを両立させたこのディフェンスで、いくつもの苦境をはねのけてきたのは記憶に新しいところ。

【ノミネート】
トレイ・ジョーンズ(群馬)
本家BリーグアワードのB2シーズンMVP。群馬のディフェンスの要がパーカーなら、オフェンスの要はこの選手。両者とも甲乙付け難い活躍で、両輪として群馬を支えていた。

レイナルド・ガルシア(佐賀)
ガードとしてのスキルに加えてビッグマンにも当たり負けしない強靭な肉体を備え、攻守両面で佐賀の躍進を支えた。B2史上最も成功した外国籍ガードだと言えそう(まだ絶対数が少ないけど)。

◼️オールB2チーム

1stチーム
平尾充庸(茨城)
佐々木隆成(熊本)
デクアン・ジョーンズ(西宮)
トレイ・ジョーンズ(群馬)
マイケル・パーカー(群馬)

2ndチーム
笹倉怜寿(仙台)
レイナルド・ガルシア(佐賀)
相馬卓弥(佐賀)
テレンス・ウッドベリー(香川)
アイザック・バッツ(越谷)

3rdチーム
石川海斗(熊本)
杉本慶(FE名古屋)
アンドリュー・ランダル(山形)
マット・ボンズ(西宮)
ダニエル・ミラー(仙台)

一番選出が難しかったのがこの項目。特にガードのポジションはまだまだ検討の余地アリかも。松山駿(FE名古屋)、兒玉貴通(香川)、長谷川智也(越谷)あたりも捨てがたい。

◼️ベスト6thマン

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松山駿(FE名古屋)

持ち前の身体能力と精度の高い3Pで、ベンチから試合の流れを変えられる切り札としてチームに貢献した。今季のFE名古屋において、なかなか得点が伸びない苦しい展開を打開したのはいつも彼だった気がする。序盤戦はゲームコントロールに不安があったが、終盤戦はそれも改善された印象。間違いなくB1クラスの素材だけど、お願いだからFE名古屋に残って…
(写真提供:KOSI1200(@dokudempa)さん)

【ノミネート】
道原紀晃(西宮)
今季はシーズンのほとんどを6thマンとして過ごし平均出場時間も10分近く減らしたが、大事な場面で活躍するのはやはりこの選手だった。そのさわやかなルックスといい、勝負所で活躍できるメンタリティといい、漫画の主人公そのもの。

小寺ハミルトンゲイリー(茨城)
シーズン途中に帰化が完了して茨城に加入。スタッツだけを見ると物足りないかもしれないが、インサイドの汗かき役としては超一流。実は今季は群馬でも2試合だけ出場しており、B2ファイナルは彼が所属したチーム同士の対戦となった。

◼️MIP(Most Improved Player)

兒玉貴通(香川)

今季のB2日本人得点王。昨季香川に移籍して大きく成績を伸ばし、香川の躍進の原動力となったが、今季はそこからさらに成績を伸ばした。特に、3P成功率を7%近く向上させたことで(34.6%→41.2%)、テレンス・ウッドベリーがドライブしたりケビン・コッツァーがポストプレーを仕掛けたりするスペースを生み出した。

【ノミネート】
佐々木隆成(熊本)
ほんの一握りの選手しか達成できないと言われる50-40-90(3P成功率が50%以上、FG成功率が40%以上、FT成功率が90%以上)を達成するという偉業を成し遂げた。成績の向上具合では文句なしだが、そもそも昨季の出場数自体が少なすぎるため選外に。

松山駿(FE名古屋)
こちらも成績だけを見れば受賞してもおかしくない内容だが、昨季までは主戦場がB1だったこともあり選外。元々これくらいできておかしくない選手だったしね。

◼️新人賞

笹倉怜寿(仙台)

A東京からレンタル移籍で仙台に加入すると、そのままチームの中心選手として活躍した。PGにしては上背があり、ポストプレーからも得点できるなど、その多彩さはベテラン顔負け。B1でも十分に通用する選手だと思うが、レンタル元のA東京の判断やいかに。

【ノミネート】
佐々木隆成(熊本)
ここはどちらを新人賞にするか最後まで迷ったが、石川海斗という一流のプレーメーカーによるお膳立ての影響もあったと思われる佐々木に比べて、自らが中心となってプレーを組み立てることが多かった笹倉を選出した。個人的には来季、石川海斗なしでチームの顔としてどこまでやれるのか見てみたい。

澁田怜音(佐賀)
22歳にしてB3リーグ含め今季がプロ4季目。それもあって、新人賞の対象選手とは思えないほどの落ち着きでチームをコントロールした。まだまだこれからが楽しみな逸材だが、来季はどうするんだろう。ルイス・ギルHCについて滋賀に行く可能性もあったりなかったり…?

◼️オールルーキーファーストチーム

笹倉怜寿(仙台)
渡辺翔太(仙台)
佐々木隆成(熊本)
澁田怜音(佐賀)
上良潤起(香川)

ルーキーながらHCの信頼を得てしっかりとプレータイムを獲得していた選手たちを選出。スタッツで言えば青森の池田祐一や東京Zの栗原翼、高木慎哉辺りも候補だが、いかんせんチーム成績が…

◼️ベストディフェンダー賞

マイケル・パーカー(群馬)

MVPとのダブル受賞。既に書いた通り、群馬の堅守の要はこの選手だと思う。相手に難しいシュートを打たせた後のディフェンスリバウンドをしっかり確保していたのも高ポイント。

【ノミネート】
ダニエル・ミラー(仙台)
今季のB2ブロック王。群馬のディフェンスを支えたのがパーカーなら、仙台のディフェンスを支えたのはこの選手。仙台のチームコンセプトを体現するかのように、常にインサイドで身体を張り続けた。

レイナルド・ガルシア(佐賀)
こちらは今季のスティール王。頑強な身体で相手にプレッシャーを掛け、バランスを崩したところでその長い手を生かしてスティール。しかも彼のところでボールを奪われたらそのまま速攻に走られてしまうので、対策に頭を悩ませたチームは多かったはず。

◼️オールB2ディフェンシブチーム

笠井康平(群馬)
レイナルド・ガルシア(佐賀)
今野翔太(西宮)
マイケル・パーカー(群馬)
ダニエル・ミラー(仙台)

ベストディフェンダー賞の候補3人に、B1レベルのペリメーターディフェンスの強度をB2に持ち込んだ笠井と今野の2人を選出。偶然にも、大迫さんが選出した5人と同じ顔ぶれになった。笑

◼️ベストタフショット賞

テレンス・ウッドベリー(香川) 2021/12/6(日) vs西宮

第4Q残り20秒から一人で10点を奪ってオーバータイムに持ち込むと、オーバータイムでも難しいシュートを決めて勝利を掴み取った。特に第4Q最後の4点プレーは必見。
にしても、プレーオフの仙台戦といい、西宮ってこういう試合でやられ役になることが多いような気が…

◼️最優秀ヘッドコーチ賞

ポール・ヘナレ(香川)

昨季シーズン途中からチームを率いて躍進を遂げたとはいえ、他チームがさらなる補強を進める中で現状維持を選択した香川を懐疑的な目で見ていたファンは多かった印象。さらには外国籍選手の合流の遅れや主力選手の怪我などもあったが、テレンス・ウッドベリーという武器を最大限に生かすことができる戦術を構築し、見事に最終盤までプレーオフ出場権争いを演じて見せた。

【ノミネート】
ミオドラグ・ライコビッチ(山形)
みんな大好きライコビッチがB2に帰ってきた。前年最下位に沈んだチームにを率いて、栗原貴宏の引退や柳川龍之介の長期離脱というアクシデントさえ乗り越え、強豪ひしめくB2東地区でワイルドカードを勝ち取った手腕は見事だった。

桶谷大(仙台)
今季はコロナの影響で変則的なシーズンとなり、どのチームもコンディション調整に悩まされたが、中でも仙台は多くの怪我に悩まされたチームだったのでは。それでもB1昇格にあと一歩のところまで戦うことができたのは、桶谷HCと志村雄彦社長がチームに植え付けたカルチャーのおかげだったと言えそう。

◼️ブレイクザボーダー賞

ケイン・ロバーツ(東京Z)&アースフレンズ東京Zのスタッフ

1シーズンを通してBリーグにプレーした後にNCAAに行くという初の事例となった。選手本人はもちろん、これを実現するために尽力した山野社長、東頭HCをはじめとするアースフレンズ東京Zのスタッフの功績は評価されるべき。

おわり

以上!勝手にB2アワードでした。
この選出結果に納得いく方も納得いかない方も、ぜひあなたの選んだアワードを教えてください。楽しみにしています!

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