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Weekly FE名古屋2021-22 #21

今週のTopics

① 東西首位対決は1勝1敗の痛み分け
② 注目の対戦だらけの次節
③ 今さら紹介『マジカル♡パレードBEACH』

東西首位対決は1勝1敗の痛み分け

 今節の相手は西地区1位の香川ファイブアローズ
 前回の対戦ではFE名古屋が2勝しましたが、そのときはインサイドの要であるアンガス・ブラントが不在。一方で今回はFE名古屋側がエヴァンス ルーク不在と、ある意味前回とは逆の立場での対戦となりました。

石川海斗はルークのユニフォームを着て登場
(写真提供:マメちゃんさん(@natsuki30en))

 結果から言うと1勝1敗の痛み分け。試合内容としては、ルーク不在の影響でFE名古屋側にいつもの強固なディフェンスが見られず、勝ったGame2でも92失点と、Game1の102失点を除けば今季ワーストの失点となりました。

 ルーク不在の影響で特に気になったのは、やはりインサイドディフェンスのタフさが落ちたことと、ボールハンドラーへのプレッシャーが弱まったことです。

 インサイドディフェンスについて、普段は、ルーク、アンドリュー・ランダル、ジェレミー・ジョーンズの3人を並べて相手のビッグマンに常に圧力をかけ続けることで、それぞれはアンダーサイズでも、結果として難しいシュートを相手に強要できています。
 それが、ルークが抜けたことで、ディフェンスでスイッチしたときには必ずどこかで体格差のあるマッチアップが生まれてしまい、簡単なシュートを許してしまうことが多くありました。これに関しては、単に主力のビッグマンが1人抜けた以上の影響があったと思います。

インサイドで得点が欲しいときのオプションとしてだけでなく、クウェリを中心に試合を組み立てるパターンも確立させたい
(写真提供:ばんばんさん(@banno_sports))

 また、ボールハンドラーへのプレッシャーが弱まってしまう点について、いつものFE名古屋のスターティングラインナップでは、ルーク、ランダル、ジョーンズの内の1人を相手の日本人選手にマッチアップさせることができます(改めて考えると極悪だなw)。この場合、ランダルとルークの2人で相手の外国籍選手を抑え、ジョーンズを相手の1番手のボールハンドラーにマッチアップさせることが多いです。

OFでチームを鼓舞するも、DFではウッドベリーに苦戦
(写真提供:マメちゃんさん(@natsuki30en))

 今回の対戦でいえば、兒玉貴通にジョーンズをマッチアップさせて、香川のオフェンスの起点を封じたかったところでしょう。それが今回は使えず、Game1,2とも兒玉を自由にさせ過ぎてしまったように感じました。途中、体格差のある野﨑零也や林瑛司を兒玉にマッチアップさせる場面もありましたが、香川のオフェンスを封殺するには至りませんでした。

166cmと小柄ながら堂々と西地区1位のチームを引っ張る元FEの兒玉貴通
(写真提供:じゅんじゅんさん(@junjun_d780))

 このように、ルークの不在は、インサイドのディフェンスだけでなくアウトサイド(ボールハンドラー)のディフェンスにも大きな影響があり、それが両日の大量失点につながってしまったのだと思います。

 現在、日本代表の合宿に参加しているルークですが、2/26(土),27(日)の出場選手として登録されれば、次の福島戦(2/26,27)はもちろん、その次の越谷戦(3/4,5)もおそらく不在となります。それに今後、ルークが怪我などで離脱する可能性だってあるため、ルークが戻ってこればそれでOK、とはもちろんなりません。
 その辺りは、Game2終了後のHCコメントからも読み取れる通り、チームとして危機感をもっていると思うので、プレーオフが始まる前に、リーグ戦の間にその課題は解消しておきたいですね。

注目の対戦だらけの次節

 視点をFE名古屋からB2全体に移すと、次節は注目の対戦が目白押しです。ということで、個人的に気になっている対戦カードについて紹介していきたいと思います。

FE名古屋 vs 福島ファイヤーボンズ

 視点をB2全体に移すと言っておきながらいきなりFE名古屋の試合で恐縮ですが、東地区1位2位の直接対決とあっては注目しないわけにはいきません。ここでFE名古屋が連勝すると7ゲーム差となり、しかも直接対決の成績でFE名古屋が上回ることになるため、東地区1位の座がグッと近づきます。
 ただこの試合、FE名古屋はルークが欠場する可能性がありますが、福島はエリック&アレックス・マーフィー兄弟がフィンランド代表の試合で欠場することが決まっており、FE名古屋以上に苦しい状況となっています。

FE名古屋としては連勝が絶対のノルマ福島としては1勝をもぎ取って帰ることができれば御の字といったところでしょうが、果たして。

香川ファイブアローズ vs 西宮ストークス

 続いては西地区1位2位の直接対決。ですが、こちらは現在1位の香川の方がアンガス・ブラントとリース・ヴァーグの2人をオーストラリア代表の試合で欠くことになります。残るテレンス・ウッドベリーもインサイドで活躍するタイプではなく、香川のインサイド事情は相当に厳しいものとなってしまいました。

 ここで西宮が2勝すれば首位交代となりますが、香川としては何とか1勝を奪って首位を堅持したいですね。本数は少ないながら今季は3P成功率83.3%という驚異の数字を残している日本人ビッグマン頓宮裕人の活躍に期待がかかります。また、特別指定選手として加入したばかりの2mのビッグマン、大町尭舜にも出場の機会が巡ってくるかもしれません。

熊本ヴォルターズ vs 愛媛オレンジバイキングス

 ジョーダン・ハミルトンの怪我で出遅れたものの、そのハミルトンの復帰以降は爆発的な攻撃力をもって西地区1位を追いかける熊本。一方の愛媛は、今季ここまで14勝21敗となかなか思うように勝ち星を伸ばせていませんが、この対戦カードに限っていえば、今季2勝1敗で勝ち越しているのは愛媛の方です。
 そもそも今季の熊本は、愛媛や越谷のような強力なビッグマンを有するチームにひどく相性が悪いです。インサイドを主戦場とするビッグマンがベンジャミン・ローソンと帰化選手のファイ・サンバくらいで、そのローソンも決してパワーがあるタイプではなく、怪我がちな選手でもあります。ウィタカ・ケンタは期待の日本人ビッグマンですが、今季ここまではその期待に応えられているとは言えません。
 西地区1位2位が直接対決をしている裏で勝ち星を伸ばしたい熊本ですが、苦手の愛媛を相手にそれが叶うかどうか、注目です。

越谷アルファーズ vs 山形ワイヴァンズ
ライジングゼファー福岡 vs 佐賀バルーナーズ

 こちらはそれぞれ、プレーオフのワイルドカードを争うチーム同士の対戦となりました。
 ワイルドカードを争うとは言っても、全体7位(ワイルドカード1位)の佐賀と全体8位(ワイルドカード2位)の越谷のゲーム差が『0.5』、全体9位の福岡と全体10位の山形のゲーム差が『1』なのに対し、全体8位の越谷と全体9位の福岡のゲーム差が『4.5』と、その差が開きつつあるのが現状です。
佐賀&越谷としては、ここで連勝できればプレーオフ出場が大きく近付く2試合であり、福岡&山形としては、連勝してワイルドカード争いに何とか食らいついていきたいところ。
 プレーオフでワイルドカードのチームと対戦することになる各地区上位チームにとっても注目の一戦となりそうです。

今さら紹介『マジカル♡パレードBEACH』

 特に取り上げるほどの話題がないときの紹介ネタ、今週は『マジカル♡パレードBEACH』についてです。

 FE名古屋のブースターにはお馴染みのマジカル♡パレードBEACH(通称『マジパレ』)は、ピンクのトサカがトレードマーク、186cm150kgのTAKAOさんと、姉妹ボーカルのMIKAさんAKOさんで結成された、東海地方を中心に活動する3人組のアーティストです。

 結成は2015年3月1日で、もうすぐ結成7年目を迎えます。FE名古屋との繋がりは深く、Bリーグ開幕初年度から継続してゲストとして登場してくれており、最近はFE名古屋の公認応援歌も歌っています。

 少し前に開催されたBリーグクラブ応援ライバーNo.1決定戦ではFE名古屋の応援ライバーとして出場し、B1B2の全クラブの中で優勝を飾ったこともありました。

 TAKAOさんは「山田崇夫」名義で俳優としても活動されており、有名どころでは、映画「るろうに剣心」に夷腕坊役で出演しています。また現在上映中の映画「大怪獣のあとしまつ」にもオダギリジョー演じるブルースの部下として出演するなど、多方面で活躍しています。

 また、特に愛知県稲沢市を中心として地域密着で活動しているのも印象的で、福祉系の資格を多数取得して地域の福祉施設をまわったり、地元の飲食店をSNSで紹介したりと、その活動の幅は広がるばかりです。

 FE名古屋ブースターの皆さんにはぜひマジパレのことも応援してほしいと思いますし、マジパレファンの方(がこのnoteを読むのかわかりませんが笑)にもぜひFE名古屋を応援していただけると嬉しいです。
マジパレFE名古屋、愛知県西部を同じホームとするもの同士、これからも二人三脚でさらに成長していってほしいですね!

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