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Weekly FE名古屋2021-22 #22

今週のTopics

① 地区優勝に大きく近づく連勝
② ルーク、日本代表で躍動
③ 3Pコンテストでも外さない男、宮崎

地区優勝に大きく近づく連勝

 今節の相手は東地区2位の福島ファイヤーボンズ。今季のFE名古屋が唯一2敗しているチームです。
 東地区1位2位の直接対決とあって、本来であればお互いに死力を尽くした好ゲームを期待したいところだったのですが、FIBAの国際試合のスケジュールと重なったことでFE名古屋エヴァンス ルークを、福島エリック&アレックス・マーフィーを欠いた状態での試合となってしまいました。
 今季のFE名古屋においてルークは攻守に重要な役割を担っており、その離脱による影響は大きいですが、外国籍選手2人を失った福島の影響はそれ以上であり、結果的にはFE名古屋が大差で連勝した形となりました。

 ただ、やはり福島が難敵であることは今節の2試合からもうかがい知れるところであり、特にGame2では、ジェイソン・ウォッシュバーンは1試合を通じてインサイドで脅威であり続けましたし、Game1では出番の少なかった山内翼の活躍も印象的でした。
 また、その山内翼に加え、橋本尚明村上慎也神原裕司といったベンチスタートの選手たちがスタートの選手たちと遜色ないレベルでプレーできることは、今後さらに日程が過密になるリーグ後半戦に向けて大きな強みだと思います。
 今節の連勝でFE名古屋と福島のゲーム差は『7』に広がりましたが、まだまだ油断できませんね。

 一方、FE名古屋側としては両日とも3Pが好調で、良いリズムでボールを回してフリーで3Pを打つことができていました。シーズン前半戦はあまり活躍の機会がなかった鹿野洵生や、怪我での離脱があった相馬卓弥笹山貴哉といった選手たちも調子を上げてきている様子で嬉しい限りです。

DFの貢献度は常に高く、3Pの確率も高くなれば鬼に金棒。
(写真提供:マメちゃんさん(@natsuki30en))

 また、常に安定した活躍でチームを引っ張っているアンドリュー・ランダルに加え、ここにきてジェレミー・ジョーンズも爆発力だけでなく安定感も備えつつあり、シーズン終盤に向けて期待が高まります。

『FLY』
(写真提供:K-sukeさん(@k_sukesukeeeeee))

 対して、個人的にもう少し活躍を期待したいのがブライアン・クウェリです。
 ショートレンジでの得点力に疑いはなく、ランダルとJJを並べるラインナップではオフェンスが行き詰ったときのオプションとしての貢献度は高いのですが、前述した福島のウォッシュバーンや、香川のアンガス・ブラント、越谷のアイザック・バッツといった強力なインサイドプレーヤーに対して、ディフェンス面でもうひと踏ん張りほしいところです。
 もちろん、彼個人の問題ではなくチームとして対処すべき問題でもあると思うので、チームディフェンスの遂行力や微調整含め、プレーオフに向けて改善できるといいですね。

OFでの貢献度は高いが、さらにDFでも…と期待するのは高望みだろうか。
いや、クウェリならできるはず!
(写真提供:ばんばんさん(@banno_sports))

 さて、次節はおよそ1月ぶりのアウェイで3/4(金),3/5(土)に越谷アルファーズと対戦します。
 既報によるとルークは3/4(金)の23:59まで沖縄で隔離の対象となるそうなので、3/4(金)のGame1はもちろん、常識的に考えて3/5(土)のGame2も出場できないでしょう。
 アイザック・バッツ&クレイグ・ブラッキンズの重量級ビッグマンを相手にルーク抜きでどんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。クウェリの大活躍に手のひらを返し過ぎて、僕の手首がちぎれてしまうような試合を期待しています!

ルーク、日本代表で躍動

 今節の福島戦の裏で、エヴァンス ルーク日本代表としてワールドカップのアジア予選を戦っていました。

 2/26(土)に行われたチャイニーズ・タイペイ(台湾)戦は、前半は苦しみながらも後半に逆転し、76-71で日本が勝利しました。

 ルークはスタートから出場し、35分26秒の出場で17得点12リバウンド4アシストの活躍。相手の帰化選手とのぶつかり合いにも負けず、ファウルアウトに追い込むことができました。
 攻守の切り替えを早くしてコートの端から端まで走ったり、オフェンスで何度も繰り返し味方の選手にスクリーンを掛けたりしている姿は、FE名古屋でいつも見ているルークと同じで、その持ち味であるハードワークを遺憾なく発揮していましたね。

 また、この試合で特筆すべきは西田優大の活躍でしょう。チーム最年少(22歳)ながらチームトップの27得点。3Pもドライブもできてフィニッシュのスキルも多彩であり、かと思えばディフェンスを引き付けてからのアシストでも魅せるなど、素晴らしいパフォーマンスを見せ、次のエース候補に名乗り出ました。

 続く2/27(日)のオーストラリア戦は、前半は40-42と健闘したものの、第3Qに突き放されて64-80での敗戦となりました。

 この試合もルークはスタートから出場し、28分24秒の出場で11得点6リバウンド2アシスト。島根スサノオマジックのニック・ケイや香川ファイブアローズのアンガス・ブラントとのマッチアップは見ごたえがありました。

 個人的には、負けはしたものの11月の中国戦に比べれば内容は良くなっていると思います。相変わらず3Pの試投割合が多い割に確率が良くありませんが(36本中10本成功の27.6%)、半ば無理やりに打っていた印象のある中国戦に比べ、この試合ではしっかりクリエイトして打ったシュートが外れている、という印象を受けました。
 この試合はそのクリエイトした3Pが入らず、オフェンスが手詰まりになった印象でしたが、この3Pが入るようになれば相手のディフェンスも広がらざるを得ず、今度はインサイドが手薄になってくると思います。その「3Pを決める」ということが難しいのはもちろん承知の上ですが、そこは地道にやっていくしかありませんね。

 ホーバス就任当初は全然3Pが入らなかったなあ…と後になって振り返ることができるように、ここからステップアップしてくれることを期待しましょう!

3Pコンテストでも外さない男、宮崎

 2/12(土)から2/25(金)にわたって、日テレのGoing!B2スリーポイントコンテストが開催されていたのをご存知でしょうか。
 B2全チームからシュート力に自信のある選手たちが出場し、3Pを連続で何本成功させられるかを競うコンテストです。

 最終日(2/25)の時点では、西宮ストークスの川村卓也が『31本』、佐賀バルーナーズの西川貴之が『29本』と元B1の選手が好記録を残す中、仙台89ersの特別指定選手である現役大学生の岡田泰希が『42本』を記録して暫定1位。

 そして最終日に満を持して登場したのが我らがFE名古屋のキャプテン、『外さない男』こと宮崎恭行でした。

頼れるキャプテン!
(写真提供:マメちゃんさん(@natsuki30en))

 結果は、なんと『53本』連続成功で見事に優勝
 これまでの自己最高記録である46本を大きく更新し、そのシュート力の高さを見せつけました。

 今季は石川海斗&笹山貴哉という超強力なPG2人の加入もあって出場機会が限られていますが、出場すればその3Pは大きな武器になっていますし、ファウルを誘うプレーが上手い上にそれで得たFTを95.7%という驚異的な成功率で決めており、チームにとって欠かせない選手であることは間違いありません。
 また、今回のコンテストでも自己最高記録を更新したように、重要な場面で活躍できるハートの強さも見逃せないところです。
 18-19シーズンに石川海斗が当時所属していた信州ブレイブウォリアーズ戦での4点プレーや、昨シーズンのプレーオフ越谷戦でのロング3Pのときと同じく、今季もきっと重要な場面で活躍してくれることだと思います。

 今回のスリーポイントコンテストに続いて、リーグ戦&プレーオフでも、『外さない男』の活躍に期待しましょう!

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