見出し画像

Eagle's Eye 第9節 vs福岡 プレビュー

 第9節、FE名古屋はホームでライジングゼファー福岡と対戦します。福岡とは第3節にも対戦しており、このときは1勝1敗でした。
 今節は名古屋トヨペットデーということで、限定の黒ユニフォームで挑むFE名古屋。2つ勝ってスポンサー様に恩返しといきたいですね。
(選手名は敬称略で記載します)

ライジングゼファー福岡について

 オフの動き、チームのスタイルについては前回対戦時の記事を参照↓

<前回対戦時からの変化>

 前回対戦時から福岡のスタイル自体は変わっていませんが、外国籍選手を2人入れ替えてきました。ジェフリー・パーマー、チュクゥディエベレ・マドゥアバムに替えて、ジェラルド・ビバリージョーダン・グリンが加入。
 ビバリーは、身体が強くインサイドの得点源となれる選手という印象です。グリンは、デビュー戦となった青森との第1戦でBリーグ記録タイとなる1試合11本の3Pを決めているように、高精度の3Pが武器の選手です。そしてどちらも動けるタイプの選手で、ペップHCの目指すハイプレッシャーなバスケットにマッチしていると思います。

<福岡の前節のハイライト>

・第1戦(90-76 WIN)

・第2戦(86-74 WIN)

注目点① 横江&松山不在の穴をどう埋めるか

 前々節で松山が、前節で横江が負傷し、PG2人が不在となったFE名古屋。仕方のないことですが、このタイミングでボール運びから激しいプレスを仕掛けてくる福岡と対戦するというのには運のなさを感じます。
 おそらく今節で長い時間PGを務めるのは宮崎になると思いますが、彼だけにボール運びを丸投げしていては福岡のプレスにハマってしまいかねません。ウィングの選手はもちろん、ビッグマンも協力してチームでボール運びをすることが大切だと思います。特に、前回の対戦時にはフィッツジェラルドやウォルドーがボール運びに参加するのを忘れてしまい、ターンオーバーを犯してしまう場面もあったので、全員がボール運びに参加する意識を強く持ってほしいと思います。
 また、横江&松山がいないことで杉本がPGの役割も担うことになるため、彼の負担が増えてしまうことは避けられないと思います。ボール運びやゲームコントロールを宮崎以外の選手が肩代わりすることは難しいと思うので、その分、他の選手にはピック&ロールのハンドラーやディフェンスの面で少しでも杉本の負担を減らせるような活躍を期待したいです。

注目点② スクリナーの対応力

 前回対戦時のプレビューでも触れましたが、ピック&ロールに対する福岡のダブルチームを避けるためには、スクリナーの臨機応変な動きが重要だと思います。ここ数試合を見ていると、フィッツジェラルドやウォルドーがスクリーンをかけた後の動き出しが遅いところが気になります。ボールマンにダブルチームが来ているにもかかわらず、スクリナーがボールを受ける準備ができていないと、パスを出せずにターンオーバーとなる可能性が高いです。
 また、動き出しの早い遅いだけではなく、スクリーン後の展開の引き出しの多さも重要だと思います。スクリーン後の動きが毎回同じだと相手も対応しやすくなってしまうので、ダイブ(リングに向かって走り込む)、ショートロール(1、2歩入った辺りでパスを受ける)、ポップ(3Pラインの外に膨らむ)に加えて、スリップ(スクリーンをかけると見せかけてリングに向かって走り込む)も織り交ぜながら上手く攻めてほしいです。

注目点③ 試合のペースを握るのはどちらか

 福岡は、前回対戦時のプレビューレビューでも紹介した通り、試合のペースがB2で一番早いチームです。一方のFE名古屋は、B2の中で試合のペースが最も遅いチームで、じっくりしっかりオフェンスを組み立てることで高いオフェンス効率を保っているチームです。このため、福岡のペースに巻き込まれてしまうとその強みを活かせなくなってしまいかねません。さらに、現在のFE名古屋は怪我で離脱している選手も多いため、ハイペースの試合展開になると終盤での体力の差が顕著になってしまう恐れもあります。福岡のプレッシャーに負けず、いかに自分たちのペースで試合を進められるかが重要になりそうです。
 また、福岡のオールコートプレスの対策という意味でも、試合のペースを落とすことは有効だと思います。ペースが遅いということは、必然的に失点も少なくなるということ。そもそも失点しなければ、スローインからプレスを仕掛けられることもありません。インサイドの高さ&強さという点ではFE名古屋に分があると思うので、試合のペースを支配してその強みを存分に生かしましょう。

まとめ

 怪我人を抱える苦しいチーム状況ではありますが、前回対戦時には欠場していたシェリフと飛田が出場できるというプラスの要素もあります。特にシェリフはピック&ロールのスクリナーとして、飛田は松山に替わる飛び道具としてチームに貢献できるはずです。全員でFE名古屋のバスケットを徹底して、勝ち星を掴み取りましょう!

この記事が参加している募集

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートはFE名古屋を中心にBリーグに還元します。回り回って、あなたの推しクラブ還元されるかも…?