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伝えることを諦めない

伝えるってどうしてこんなに難しいのだろう。
そんなことを感じた1日だった。

1年間の仕事での成長を発表する時に具体的な顧客の話をしなければ大変さと成長を伝えることができない。でも、顧客のことを一から説明していたらそれだけで終わってしまう。
だから、「誰にでも分かりやすい」ところから具体例を持ってきて、そこから話を展開しようとしていた。

先輩がもっと良い具体例がある、とアドバイスしてくれたものは当事者である自分でも仕様理解に苦戦したものだった。先輩と上司がどうやったら初めて聞く人に短く伝えられるだろう、と私の発表資料の前で真剣に考えてくれた。それを見ていたら自分の発表なのに、「分かりやすいもの」を選択して伝える努力を放棄していたことを猛烈に反省した。

伝える努力を放棄したら、自分がいなくなってしまう。

「ありきたりな言葉で、ありきたりなもの、ことを伝える。」
もちろん、誰にでも分かりやすいだろう。けどそんなのつまらない。

私が聞く方でも相手が「伝えたい。」と思って一生懸命話すその人でしか発せられない言葉の方を聞きたい。
その人にしか発せられない独自の言葉が「簡潔に」なったものがバズるのだろう。
でも、日常生活では身の回りに自分自身の言葉を、多少分かりにくくても長くなってしまっても聞いてくれる人がいる。

だからまずは発してみる。
うまく伝わらなくても、長くなっても。
伝えるを放棄することだけは絶対にしないと決めた。今。

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