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コーヒーショップ・カフェ開業の時に必要な抽出器具・厨房器具の選び方

新潟県内で4店舗のコーヒーショップ・カフェを出店している珈琲豆 山倉の山倉です。コーヒー好き・カフェ好きで「いづれ自分でお店を出してみたい」「夢だったコーヒー屋・カフェをやってみたい」という方に向けて役立つノウハウを公開していきたいと思います。

これまで9年間・数千万円以上をかけて得た学びや体験談などを無料でお伝えいたします。

今日のテーマは「開業のときに必要な器具・機材の選び方」です。開業するためにはどのような器具・機材が必要なのか、またどのように選べばいいのかなどをお伝えしていきます。



必要な器具・機材一覧

まずはお店を運営するために必要な器具・機材をざっと紹介します。これをもとに必要な物品の全体像を把握していただければと思います。そして実際に購入を検討する際には、自分のやりたいお店に必要かどうかを見極めていくことが大切です。

①コーヒー抽出器具(ドリッパー・グラインダー・ドリップポットなど)
②エスプレッソマシン
③焙煎機
④冷蔵庫・冷凍庫
⑤製氷機
⑥食器洗浄機
⑦ディスプレイ棚
⑧レジ関係
⑨家具や照明
⑩清掃道具

大まかに上記の項目がお店を始めるために必要なものになります。ただし全てのお店にこれが必要なわけではありません。例えば「自家焙煎珈琲のお店」をやる場合には焙煎機が必要になりますが、他店から焙煎されたコーヒー豆を購入して使用する場合には必要ありません。

自分のやりたいお店にはまず最低限何が必要かを検討して、そこから揃えていくのがオススメです。開業後に必要なものは買い足していくこともできるので、不必要なものは買わずに開業費用を抑えていくことができると、経営が楽になります。

どのような器具・機材を選ぶと良いか?

焙煎機やエスプレッソマシン、冷蔵庫など、お店に必要な機材は高価なものが多いです。さらに業務用となると数十万、数百万円の買い物になってしまいます。

エスプレッソマシンやグラインダーなども、価格は幅広くどのようなものを買えばいいのか迷ってしまう場合も多いです。

オススメなのはまずは手持ちの器具・機材を使用できないか考えてみること。全て最高級の器具・機材を揃えようと思うと、開業費用が数千万円になってしまう場合もあります。開業費用が増えるほど、借入や自己資金も増えてしまうため、後の経営が苦しくなるのは間違いありません。

なので、まずは自分の持っているもので使えないか、最高級のものでなくても十分に使えるコスパの良い機材はないかを探してみることがオススメです。

私自身も開業当初は、自分の持っていた2万円程のグラインダーを使用していました。確かに数十万円する業務用グラインダーと比較すると味は少し落ちますが、それでも美味しく提供できるよう微粉を取り除くための器具を使用したりして、対応していました。お客様も美味しいと言ってくださり、開業費用を節約することができました。

その後、売上が上がってきたり、設備投資に回せるお金ができてきたときに高価なグラインダーを購入することができました。まずは開業費用を抑えるために今使えるものを活用して、開業を目指すことがオススメです。

まとめ

器具・機材選びでまず重要なのは「自分のやりたいお店には何が必要か」を見極めることです。うちのお店の場合は、「自家焙煎珈琲」「ハンドドリップ」をウリにしていたこともあり、ラテやエスプレッソの注文は少なかったので、開業してすぐにはエスプレッソマシンを導入していませんでした。

1日数杯の注文しかないエスプレッソ・ラテのために数百万円するエスプレッソを導入することはコスパが良いとは言えません。工夫次第で美味しいコーヒーをお客様に提供することができます。そしてお店が軌道に乗ってきたり、どうしても必要に迫られた場合に必要な機材を買っていくのが最適な器具の選び方です。

余計なものを購入したり、見栄を張って良いものを買ったりせず必要なものを選ぶことができると、コーヒーショップ・カフェの経営も上手くいきます。ぜひ参考にしてみてください。

さらに詳細を知りたい場合や個別に相談したい場合は、お試しコンサルティングも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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