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タイポの巨匠 シュミット大先生

皆さんこんにちは!
デザイナーの清水です。

みなさんはタイポグラファー、グラフィックデザイナーのヘルムート・シュミット氏をご存知でしょうか?


まず「タイポグラファー」ってなかなか聞きなれない言葉だと思うのでさくっとご紹介。

タイポグラファー(英: typographer)は、活字の組版・印刷・製本など、(特に書籍を中心とする)印刷物の製作を全工程にわたって指揮しうる、タイポグラフィに精通した技能者のことをいう。

私はこの本を手に取るまでヘルムート・シュミット氏を知りませんでした…が
一度はみなさん目にしたことのあるブランドロゴタイポの作り手なんです。

今回はそんなシュミット氏が取り組んできたプロジェクトを本人のコメントとともに多数収録している本のご紹介です。


モダン・タイポグラフィの巨匠と呼ばれるヘルムート・シュミットの作品集
「シュミット・タイポグラフィ ヘルムート・シュミット作品集」


この中に収録されている彼の作品をいくつかご紹介。

まずあの有名な「ポカリスエット」のロゴ。
こちらも彼のデザインです。

深いブルーと白い波のデザインが特徴的でシンプルなロゴタイプがとても美しい…

実はこのロゴタイプ、250mlの細長い缶や500mlのペットボトルなど商品によって文字間が異なっているらしい。ブランドロゴはブランドの顔となるため、どの商品でも同じものを用いることがセオリーだが、シンプルで特徴的なロゴだからこそ全体のバランスによって文字間を変えても「ポカリスエット」だと認識できるということですね!

個人的にこちらのIPSAのロゴがかなり好きです。

Iの字を重複させ、強調することで「I am I(私は私)」という自己肯定のブランドコンセプトを表現しているらしい。

洗練されたフォントにIに効かせたアクセント、IPSAの商品を愛用してますが見るたびにバランスが神がかってるなと感じます!

本書を見ると、よく見慣れたブランドロゴや商品ロゴが載っており、これも彼のデザインなのか!と発見があります。
商品や企業を見るとき、ロゴに注目することってあまりないと思いますがよくよく見てみると計算された美しさがありさらにそのブランドや商品が好きになりそうですね。

上記で紹介したようなブランドロゴや商品ロゴだけでなく、活版デザインや広告デザインなどどれもこれも「バランス」にあっぱれな作品が多数収録されていてとても面白い本なのでぜひ読んでみてください!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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はじめましての自己紹介ということで今回は以上です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

今後は、チームのことやデザインのこと、拠点にしている静岡と山梨のことなど いろんなお話ができたらと思います。

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それではまたお会いできるのを楽しみにしています。

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