「明けない夜はない」的なことを言いたい
とある友人が、「僕に春が来ない」と口を開いた。いけてるメンツなのに。面白い話ができる人なのに。頭の回る人なのに。魅力は十分だ。まあ彼の理想が高すぎるといえばそれで終わりなのだが、僕も酷く共感できる点しかないから、「明けない夜はない」的なことを言った。
ただ自分でも思った、、「定例文すぎるな」と。
例えば新人の教師が子どもたちに向かって
「いつやるの?今でしょ!」
的なことを言っても何も響くことはないだろう。定例文すぎるから。林先生の言葉パクってるだけじゃないか、と。何千回と聞いてもう飽きたんだ、と。
だからこの時も少し粋な表現をしたかったのだが全く例えが浮かばなかったため、後日談としてこのように書いているのだ。これからその粋で鯔背な表現を模索する。
まず思い浮かんだのは、「止まない雨はない」である。しかしこれもよく聞く。ピザでいうところのマルゲリータ、回転寿司屋のイクラくらいド定番だ。
ならば、電車で「空かない席はない」とかか。山手線を永遠とハジの席に座ることが趣味みたいな人がいそうだから、絶対的な真理ではない。
これより先は、なんとなくもう適当にあげて解説するスタイルでいく。
外さないマスクはない
紙マスクでも布マスクでもいつかは必ず外す。マスクをつけたまま火葬する人はいない。
抜けない髪はない
あれほどフサフサだった髪の毛もいつかは滅びる。「諸行無常の響きあり」である。ただし、もう既に無い場合は抜ける髪もないから真理とは言えない。0に100をかけるのと同じだ。
臭わないニンニクはない
翌日女の子とデートするのに、まさか夕食ペペロンチーノとか二郎系ラーメンではないよな。
センター分けにしない、ナイナイ矢部はない
いつ見たってあの髪型。頭丸めたナイナイ矢部ははない。もはや矢部ではない。
稚内は暖かくない
夏だって凍えそうだ。
知らんけど。
匂わない香水はない
紅の豚は言う。「匂わない香水はただの水だ」と。
「すまない」は言わない
プライドの塊みたいな人間である。「こんな友達は嫌だ」第3位くらいにランクインしそう。
機内は安全ではない
慣れない飛行機に乗り込んで、離陸前に一番恐れていたやつだ。
グンナイもままならない
離婚間近の夫婦はこんなかな。
と、いささか後半は全く意味がよくわからない状況且つ偏見ネタ的傾向が強くなった。しかも、完全に「ない」と「ない」を二度言えばいいと思っている。これからはもう少し真面目なものを綴りますね。
まあ、「すまない」は言わないけど!
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