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2023/09/27-2023/09/28 宮古島日記①

2023/09/27 晴天

昨夜は準備したり準備したり準備したりまつパしたりしていて眠ったのが三時近かった。しかしいつも通り七時に起きる。気圧のせいもあってうまく眠れず幸先が悪い。八時前に出発。内臓がおかしいため食事を抜いていったらPOWERが枯渇してしまい途中で死にかける。空港で出汁缶とおにぎりを食ったら復活した。

羽田空港とぎょうざの写真

ちびさくを肌身離さず携帯していたためにどろどろに溶け食えたものではなくなり、ショックを受ける。

飛行機内とちびさくの写真

空港の滑走路がえぐれたとかで到着が三十分くらい遅れた。そんなすぐ治るんだ。

宮古島に到着した瞬間、暑熱順化が物故割れ熱中症になりかける。湿気が多く気温がかなり高い。風が冷たいので気持ちがよすぎるが、それはそれとして熱中症になりかけている。なのに空港価格はちょっと……と飲み物をスルーしたら空港以降店が全くなく、島の厳しさを感じた。

空港からホテルまでレンタカー屋さんが送迎してくれたのだが、当たり前のようにそこらへんにハイビスカスが自生しており感動する。本当に当たり前みたいにバカスカ生えている。彼岸花の時期にハイビスカス。エモい。帰りたくない……と強く感じたが、初日数分で帰りたくないとかおもうなよ……とげんなりした。

ハイビスカスの写真

ホテル前がGだらけで人間が死ぬが、なぜGを想定していないのか不明すぎて混乱した。人間は西を、南を、舐めている。走って部屋に入る。

飛行機でもらったキットカットをかばんから出したらどろどろに溶けておりショックを受ける。というか当たり前である。
荷物をほどいていたらやがて歩行がおぼつかなくなったので部屋から飛び出て自販機でファンタと水を買った。人間と分けあって飲み、この世で一番うまいファンタだとおもった。二十年ぶりくらいに飲んだ。

飛行機が遅れたりレンタカーの説明だのなんだのをされていたためホテルに着いた時点で十五時半になっていたのだが、周辺の店はだいたい十四時に閉まっていて島の厳しさを感じた。あと香川も感じた。香川ではうどん屋が軒並み昼過ぎに閉まり移動も徒歩だったため路頭に迷った。

とりあえず近辺のどこかへと移動を開始するが、行く店行く店すべて閉まっている、定休日が水曜らしいのだがGoogleにまったく書いていない。島の厳しさをかなり感じた。インスタ見ないとダメだ。道中、視界が真っ白になるほどのスコールが降り、あまりの歓迎ぶりに爆笑した。

下地島に拠点を構えていたのだが、十七時からの店に狙いを定めて宮古島まで移動する。宮古島は栄えており店も開いていて宮古そばもちゃんと食べられた。よかった。

宮古そばの写真
そーきそば。化調味でうまかった。

夕暮れが美すぎてなぜビーチにいないのかと暴れた。マックスバリュとか道の駅とか行って謎の買い物をした。買い物後、時間が余っていたので比嘉ロードパークに行く。星がすごいが、謎の大きい鳥に襲われて萎える。とにかく星がすごい。満月近かったので空が明るかったのだけど、新月あたりはもっとすごいだろうと感心した。道中deadmanを流したら怖くなりすぎてまいった。宮古島の道路は灯がゼロ。基本ハイビームだ。

明日行きたい場所をなんとなく調べていたらどの店も朝の七時とかからやっており、朝も夜も早いんだ……と感心し、早く寝ようとするが、全く眠れない。昨日も一昨日もろくに寝てないのになんで? とびびる。暑熱順化が物故割れているから? いくらなんでも今日に不眠をあてがわなくてもいいのでは? 神よ。
厳密に言うと細切れに寝れてはいたんだろうけど、中途覚醒的なことがあまりにもすごすぎる。

朝五時ごろにやっと明確に眠れそうな感覚が来たので身を任せたが、やっぱり眠りきれなくて、もう起きた。まあ、一日くらい寝なくてもどうとでもなる。問題はとくになく、あるとするなら、旅行の初日は体調完璧でいたいよ~~! という煩悩だけだ。

2023/09/28 晴天

これはアイス食べないと無理、という気候。

眠れないっぷりに明日月経ですか? とおもっていたら当たった。一日の予定だったのに。予定日がズレるのは久々なのできょどる。あと月経前日とはいえこんなに眠れないのは久々なのでそれにもきょどる。体のことはいつまで経ってもわからない。

人間もあまり眠れていなかったようだが眠れてないことなど宮古島の前ではごく些末なこと、みたいな振る舞いをするのでかなり励まされた。服の下に水着を着こんでホテルを飛び出すがGがおり人間が死ぬ。Gは殺してあげた。

ホテル近くの穴場だというビーチに行くが、あまりのうつくしさに現実だと信じられない。テレビ? 画像? 海ってこんなきれいなんだ。ビー玉とか、びいどろとか、なんかゼリーとか、なんかそんな、絵の具ならまだしも、自然にこんな色って何? とひとしきり混乱する。

海の写真①
海の写真②
海の写真③

二時間くらい泳いで、空腹すぎて死ぬとなったのでいっぺんホテルに戻ってシャワーを浴びて食事に繰り出す。

絶対行きたい宮古そばの店に向かったら閉まっていてワロタになった。定休日が木曜らしいのだがGoogleにまったく書いていない。デジャヴ……。ほかの店に移動したら本日終了の貼り紙がしており、まだ十二時前なのに?! と戦慄する。ここは香川だ。しかも次の店にも木曜定休(どこにも書いてない)を食らう。島の厳しさをかなり感じた。
どうしたもんかとぐるぐるドライブをしながらほかの店に向かったら期待以上においしくて、特にンーギー炒めという謎の食べ物が異様にうまくて全部大丈夫になった。本当によかった。

んーぎー炒めの写真
んーぎー炒めと宮古そばの写真
お店のメニュー

熱帯植物園みたいなところに行ってなんとなく食べたパッションフルーツのアイスクリームがうますぎて悶絶した。

絶対明日も食べたいねと言いながら帰った。ヤギ部屋とかいう施設があったので寄ってもらったらひどくて、ひどくて、ひどかった。牛がひどい感じに飼われていた。なんだこの施設は……とげんなりした。

暑すぎて引き続き泳ぎたいとなり、シュノーケリングをすることにする。人生初。

あらぐすく海岸の写真
あらぐすく海岸の海の写真

どうやってやるんだとずっと不思議だったが物理だし理にかなっているしでおもしろかった。三時間くらいやっていたが、腹減って死ぬとなり終了。ウミガメが見たかったのだがスキル的に無理であった。

海の中には魚の王国がある。わたしは魚の王国を見た。真っ青なちいさい魚の群れが水の流れにまかせて揺蕩っており、デッカイ魚はあごひげで砂を掘って餌をさがしていた。ニモを見た。ニモはドリーと一緒にいたし、ハゼだとおもっていた小さい魚はイカだった。

昼間いろいろ食ったので、昨日買っておいたカールだのうずまきパンだのちょっと食って夜は抜いた。さすがに二十二時前に気絶できて安心した。

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