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空間について

先日、第一回目の建築士さんとの打ち合わせをリモートで行いました。

許可をいただいたのでご紹介します!
私たちと一緒にデイサービスをつくってくださる建築士さんは、『株式会社アース・ゲイン』の社長さん、藤野彰弘さんです!(拍手)(拍手)

岡山県出身の藤野さん、色々な経験をされた後、「地元に夢をつくりたい」と熱い思いを持って岡山へ戻り、自ら工務店を立ち上げられたそう。実際に地元のまちでのプロジェクトも手掛けておられます(高校生のためのプロジェクトで、とっても魅力的なので、いつか総社でもぜひ…笑)。
豊富な実績をお持ちなベテラン建築士さんですが、とても気さくな方で、私たちのような若輩者にもしっかり向き合ってくださいます。

先月、岡山合宿で初めてお会いした際に、自分たちのやりたい事業についてご説明し、空間についても言葉や参考写真でイメージをお伝えしていました。

今回の打ち合わせでは、それらと実際の図面をもとに、建築のラフプランを作ってきてくださいました。
自分たちでもなんとなく部屋割りを考えてみていたのですが、藤野さんのプランを見て「そこに水回り持ってこれるのか!」「階段ってそんなふうに造りかえられるのか!」などなど新たな発見がたくさんで、さらに可能性が広がったように感じました。

まだ最初の最初なので、これから大きく変わっていくかもしれませんが、とりあえず10月中にレイアウトは確定させよう!ということになりました。
それ以降の大まかなスケジュールについても決まり、ぐっと現実感が出てきた感じです。

楽しい打ち合わせでした🌻


そしてこの数日後には、小武くんの職場のボスである株式会社NINIあいのさん・もねさんともリモートで打ち合わせをさせてもらいました。
お二人には、場づくりをするにあたって、ぼんやりとした想いを言語化したり、それを空間に落とし込むデザインのディレクションで関わっていただく予定で、小武くんもNINIチームと同じ立ち位置になります。

必要時には小武くんからお二人へ情報共有をしてくれていましたが、こうしてみんな揃って話すのは京都合宿以来です。

今回は、お二人に改めて事業についてのプレゼンをしたうえで、具体的にどういう部分に関わってもらうか検討していただくという主旨でしたが、ここでも図面を見ながら空間に関する話が中心となりました。

「コンセプトはわかるけど、じゃあ具体的なシーンは?」

「理学療法士がいるという強みをどうやって入れ込む?この3人だからこそできることって何?競合になる大手のデイサービスにできないのはなにで、それはなぜ?」

「理想的な空間の使い方は?ゾーニングが定まるとコンセプトが定まってくるんじゃないかな。」

「"バランスよくいろんなものがある"よりも、どこかに比重を置いてもいいかもしれないね。わざと大きくするとか、珍しい場所に配置するとか…」

などなど、たくさん率直な意見をいただき、視界が広がっていく思いがしました。本当にありがたいです。


昨年9月から今年5月頃にかけて、かなり時間をかけて深めていったペルソナ(ターゲットの具体的な人物像)があるのですが、それが活かせていませんでした。その人たちが来てくれたときに、どう過ごしてもらえたらいいか?空間と重ねて考えてみるということが不十分でした。
これから、いったんそこに立ち返り、空間イメージを含めた利用者さんの過ごし方について考えてみようということになりました。

また、これをきっかけに、コンセプトや広報の仕方などにも三人のなかで議論が生まれました。
何度も話し合い、定まったように思えたことでも、まだまだ完成ではなくて。一歩進んだと思ったら見直すべきところも出てきて…ということの繰り返しです。
だけど、慢心せず真剣に取り組めているということかな、となんだか頼もしく思えたりもしています。
後悔のないように、細部まで妥協せずにやっていきたいです。



あとがきのあとがき | vol.9 中山の本棚②
『こどもホスピスの奇跡』石井光太
大阪にある、「TSURUMIこどもホスピス」設立に至るまでのドキュメンタリー。
小児の難病治療は、今では外来治療が中心だが、以前は入院によって生活を徹底的に管理されていた。自分の疾患のこともよく知らされず、「ばい菌をやっつけようね」という曖昧な説明で、病院での辛い治療に耐える子どもたち。親に甘えたり外で遊んだり、当たり前の"子どもらしい"ことができず、そのまま病院で生涯を終えてしまう子どもたちがいた。
そんな現状をどうにかしたいと、立ち上がった医師、看護師、保育士たち。
そして、難病に苦しみながらも、自ら市長へ訴え、入院中でもきちんと勉強に取り組める体制をつくりあげた高校生。

ものすごく困難なことに立ち向かい、成し遂げた方たちがいるということ。
デイサービス起業に向けて不安な気持ちもあるなか、なんだかすごく勇気をもらいました。

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