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【役者紹介】佐々木ひまり

今回web部は皆さんに更なる公演の魅力をお届けするべく、役者にインタビューを実施しました!
7人目は芸能事務所「Hope」の頼れるメイクさんを演じるこの人!
それでは、どうぞ!


まず役名と芸名を教えてください。

役名が塩田しおたミナミで、芸名は佐々木ひまりです。

よろしくお願いします!


自分と自分の役を比べたときに、似ているところと違うところは何だと思いますか?

なるほど!難しい…。
ミナミさんって、結構この劇の中で年上の方ってことに最近気が付きまして…。
意外とうちの事務所(※本編内に出てくる芸能事務所「Hope」)内でも、館山社長がいて、ADの井口がいて、私メイクで、ユキが役者としているけど、館山の次に年齢が上、っていう…。
社長の次なんだ!っていうことに気付いて。

社長が若いっていうのもありますかね。

そうなんです、社長が若いのもあるんですけど
そんな上なんだ、って思いながら…。
そうなると、周りに向ける目線というか、結構私は元々、年下たち、弟の友達とか、親戚でも小さい子たちの面倒を見ることが多くて。
こういう目線なのかな?なんて…。

「お姉さん」目線なんですね。
逆に違うところは?

違うところは…。
それこそ今手こずってる、「強い女性」ってところですかね。
なんか、「いや、強さってどこだ!?」っていう(笑)
私もめっちゃ人に流される〜とか、超弱いイメージも無いと思うんですけど、それこそ、ヒロインのユキが慕うほどのお姉さんってどんななんだろう、っていう。
ユキも結構しっかりしてて、自立してて、社長とか年上にもタメ語で舐めてるのに、それでも「ミナミさん!」って言ってくる「ミナミ」ってどんな人なんだろう…っていう。
そういう強さが、うわ、良いなぁなんて思いつつ、難しいなぁと。

ひまりが持ってる強さとはまた違う強さなのかもね。
「お姉さん」と「姉御」の違い、みたいな…(笑)

そうなんです!
ただ守るだけじゃなくて、引っ張っていく。
それこそ恋人にも、ついていきたい!って思わせるような人だから。
いや、出せるか…?っていうのが今の課題でもありつつ…ですね。

今まで自分が撮った、或いは撮られたなかで、いちばん印象に残っている写真は何ですか?

印象に残ってる写真かぁ…。
私よく花の写真を撮るんですね。花が昔からすごい好きで。
撮り方をいろいろ工夫したり、ホーム画面とかも自分の撮った花だったり…。
それこそ、花を撮るなかで(わかったのが)、被写体としていちばん楽なのが弟で。家族で旅行することが多かったんですけど、弟と比較的ずっと行動を共にしてて。
だから、弟を撮ることが多いんですけど…。
…いやでも待ってちょっと考えたい!なんか恥ずかしい!
やっぱり違うのにします!(笑)

印象に残ってる写真…??
写真撮るの好きでずっと撮ってる分、わからなくなってきました…(笑)
それこそ、多いので絞らせてもらうと、大学入ってから、二劇にいて撮った写真のなかでいちばん好きなのが、私が二劇で初めて出た作品が(去年の)夏の公演の「好きなのに」で。
今回も共演してるユキ役の種倉も一緒に出てて。
そのときの写真がすごく好きでこれなんですけど。

めちゃめちゃ良い写真…!

今回はスタッフ入りしてないけど有珠さんも入ってて、これ多分大楽のときかな…?
気入れのときに感極まって、ハグして…みたいな。
そうだな、結構私、顔キメてる写真を撮られがちで。
私が自然にしてるときって、みんなもラフにしてるときだったり…私がカメラ構えてないのも珍しいから。

確かに、いつも撮る側のイメージかも。

そうなんですよね。だからこれがすごい嬉しかったなぁ…。
たねとはもうずっとお互い役者として今まで出てきてるから、もうほんとに長い付き合いだし。
あぁこんなに時間経ってるんだなぁみたいな。
もうちょっとで一年経つんだなぁって。
もう二女なんで…(笑)

そうでした、二女でした(笑)
思いがけずたねの話も聞けて嬉しかったです!



佐々木と種倉




幼い頃の夢は?

あー、幼い頃の夢は…。
ブログにも書いたんですけど、夢が決まってなくて…。
来世と老後の夢は決まってるのに、将来の夢が永遠に決まらない問題があって。
最近、ふと思い返して、ちょうどそれこそ成人式とか、親に言われたりして思い出したのが、幼稚園のとき、アイドルになりたいって言ってて。
小学校低学年のときにキャビンアテンダントになりたいって言ってて。
二分の一成人式、10歳のときは役者になりたいって、女優さんになりたいって言ってた映像が残ってて。
うわー、と思って。小さいときから主張の強い子で。
そんな夢はありましたね。


死んだら天国に行くのと、死んだら星になるの、どっち派?

うわー!聞かれると思ってなかった!
えー?そうだなぁ。
…星になりたいかなぁ、私は。なんか語るのこれすごく恥ずかしいけど(笑)
星ってすっごい遠い場所にあるだろうけど、本当に、私たちから見えてる星だとしたら、残されてる人間からは見えてるかもしれないって思うし。
私が死んだら星になりたいもあるけど、私がもしもそうだとしたら他の人たちもそうで。
亡くなっちゃった親族だったり知り合いも、もし星になってるんだったら、あぁ、空見上げてたら、なんか、ね、こっち見ててくれるのかなとか。面影思い出したりとか。するのかなぁって思うと、星になりたいなって思いました。


今までの人生でいちばん楽しかった瞬間はいつですか?

うわー難しい…!「いちばん楽しかった瞬間」か…。
基本楽しんでるんですけど(笑)
あーでも、楽しかったこと…。あれだな、私のおじさんが、結婚式をしたときに参列させてもらったんですけど。
私と弟で、フラワーガールとリングボーイをやって。すっごいちっちゃいときなんですけど。
いろんな人に見守られて、幸せそうな二人が前にいて。で、そこに歩いてって、弟がリング渡したら、あっ、これで…(二人は結婚するんだ)みたいな。
そのときはそれこそ幸せな雰囲気が楽しかったし、弟と、そういう機会もまあなかなか無いんだろうなとは思ってたから、この道をドレスで歩けるんだ!っていうのがすごい嬉しかった、けど、もうちょっと年取ってから、そういう人の幸せな瞬間に立ち会えたことに対して、嬉しいし、幸せだし、楽しかったなぁっていう記憶があって。
ね、なんか。
結婚したくないけど…(笑)

あっ結婚はしたくないんだ?!

そう(笑)
結婚したいしたくないの話をするとわかんないですけど、ああいう幸せな瞬間って良いなぁって思っちゃいますね。
あの場なんて、まあ(実際のところは)わかんないですけど、基本的にみんな幸せな顔をしてるじゃないですか。
その人たちがみんなこっちを見て、こんなに笑ってる人たちに囲まれる瞬間ってないんだろうな、と思って。すごい楽しかったです。


最後に、「有頂天」はあなたにとってどんなお話ですか?

どんな話?どんな話か…。
それこそ、このお話って、フライヤーにも載ってる通り桂木ユキの死を巡った話、だと思うんですけど。正直、人が死ぬ、とか、それこそ自殺者増えてるなかでタブーだったり。どう思ってるかなんてみんなと話したり思ったりする機会なんてなかなか無いと思ってて。
ほとんどの人は、死にたいなとか、いろいろ考える機会はあっても、それにどう向き合って…死への向き合い方って人それぞれだと思ってるんですけど。それを共有することってなかなか無いよなって。
それを11人登場人物がいるなかで、どういう風に桂木ユキの死について向き合ってるのかっていう向き合い方が見れる、のが、私としてはすごい面白い作品だなぁって思ってて。
難しいけど、人と楽しんですることが無いような話題だけど、でも多分日常のなかにそういうことは潜んでて、みたいな。
演劇って、非日常じゃないけど、自分に起こってるかもしれないし、なんだろうな、起こり得ないことも感じられるから、そのいろいろ価値観がある人たちのなかでこういう死に関する作品を同時に見たり触れたりするのってすごい楽しいなぁ、なんて思います。

質問は以上になります。
ご協力ありがとうございました!



実はおやつを食べながら喋っていた女



インタビューを終えて

ひまりは人懐っこいというか世渡り上手というか(おそらく半々くらい)なので、チカホで会うといつも嬉しそうに挨拶してくれます。くっ…私も会えて嬉しいですよ…。
個人的に面白かったのは、館山役の脩斗が選んだのと同じ公演から写真を選んでいたところですかね…!実はひまりのインタビューの方が先だったので、脩斗にはひまりも「好きなのに」から選んでたよ、と伝えておきました。

いつも少しお姉さんな視点からみんなを見ていることが多いと感じるのですが、ときどき幼い一面を覗かせることもあって、そこがかわいらしいな~と勝手に思っています。あの、本当に勝手にですけど…。
そしていつも余裕の笑みを湛えているので、ぜひ舞台上ではそれを崩して見せてほしいですね。




最初はすました顔してましたが…




やっぱりひまりはよく笑う子



持ち前の「お姉さん」感を活かしつつ、ひまりのなかの強さを演技に変えて見せてもらえたらなと思います。
また、ユキ役の種倉が同期ということを踏まえて観ると、ミナミとユキのシーンは少し違った印象を受けるかもしれませんね…!
それでは、劇場にてお待ちしております!



ご予約はこちらから承っております!
公演概要は以下をご参照ください。



【公演情報】

2024年度春公演『有頂天』
〈脚本・演出〉一角龍太郎



〈日程〉
6/13(木)18:00
6/14(金)18:00
6/15(土)14:00/18:00
6/16(日)12:00/16:00

※開場・受付開始は開演の30分前でございます。
※上映時間は約90分を予定しております。
※途中休憩はございません。

〈劇場〉
新宿THEATER BRATS[シアターブラッツ]
http://www.theater-brats.com
JR新宿駅・西武新宿駅より徒歩15分
都営新宿線 新宿三丁目駅より徒歩7分
東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅より徒歩5分

〈料金〉
前売・当日共に1500円


最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆さまのご来場を座組一同心よりお待ちしております!!



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