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私の執筆遍歴(その2)

皆様こんにちは(こんばんは)。まつやちかこです。

執筆遍歴、と言いつつ読書歴も混ぜながら、語りのその2へまいります。

その1の終わりで「たぶん中学生になってから」と書きましたが、もしかしたら小学校6年生あたりにきっかけがあったかもしれません。とにかくその年頃に読んでいた某漫画雑誌の、好きな漫画家さんが小説も書いていらっしゃると知って興味を持ち、自宅近くの書店で買って読んでみたのが、おそらく私の「小説読み人生」の始まりです。
具体的に申し上げると、折原みとさんの、ティーンズハートの作品でした(タイトルは忘れてしまいましたが)。近所の書店に売っている本をお小遣いが入るたびに買って、ほぼ買い占めたのではないかと思います。
(ちなみに数年前、折原さんがハーレクインコミックで描いていらっしゃることを偶然知り、懐かしくて時折読ませていただいていたりします)

その後、中学で親しくなった友達から、何かのきっかけで氷室冴子さんの『なんて素敵にジャパネスク』シリーズを借りました。
ほぼ同時期に、テレビで観た推理ドラマの原作として、内田康夫さんの「浅見光彦シリーズ」を知り、偶然にも父がシリーズ本を所有していることを知って、借りて読ませてもらいました。
それらの本を手に入る限り読みまくっていた中で、次第次第に、「自分でも物語を、小説を書いてみたい」と考えるようになったのだと思います。

初めて自主的に作品を書いたのは、中学3年生の春か、夏ごろ。
その時期にはまっていた、コバルト文庫の人気ミステリー作品、日向章一郎さんの「放課後シリーズ」「星座シリーズ」に感化された、学園ミステリーでした。書き上げたら友達に読ませようと思っていたものの、結局は読ませずじまい。いちおう書き上げはしたのですが、見せるのが恥ずかしくなってしまったような気が……友達も忘れていたのか、急かされなかったのをいいことに、ばっくれてしまいましたね(汗)

同じ作品のメインキャラで、続編ミステリーをいくつか考えたものの、実際に書くまでには至らず。他の設定で1本か2本、やはり学園ミステリーを書いたかな。
当時考えていたネタは、高校生がメインになる話が多かったので、高校に入学したらたくさん書こうと思っていた記憶があります。舞台となる高校の内部をちゃんと知って調べてから、とか考えて。

さて高校に無事合格し、入学しまして。
3年間の中で最初に書いた作品は、実を言うと記憶にありません(苦笑)……中学時代に構想していた作品のどれか、だったろうとは思うのですが。
高校時代に書いたものの中では、当時読んでいた、雑誌cobaltに投稿した作品の記憶がやたらと強いです。たぶん、高校の間には2回応募、それぞれ1本ずつ書いて送ったはず。規定枚数100枚前後の賞に。
最初に送ったのは、超能力を持った高校生男女が事件に挑む話。
2回目は、女子高生が見る夢の謎をめぐる話。現在即売会イベントで頒布している『夏残り夢』の原型になる話でした。
(どちらも1次選考すら通過せず……ま、そうでしょうね)
……2本目はともかく、1本目は、やはり当時好きだったシリーズものの影響を多大に受けていますね。若木未生さんの「ハイスクール・オーラバスター」シリーズ。……好きだったなあ、ほんとに。
(現在は嫌いになった、わけじゃないですけど過去形で言ってしまうのは、発刊の間隔が長すぎることに息切れして、ここ数年の新刊は買っていないから……それでも、いちおうラストは気になるので、完結巻が出たら買おうかなとうっすら思っております。いつになるかなー)

その後、ミステリーの続編や超能力ものの続編を考えたりしつつ、新しく執筆に着手したのはファンタジー。これは、前田珠子さんの諸作に代表される、コバルト文庫のファンタジーもの全般に感化された形ですね。当時の私って本当にそんな経緯での執筆が多い。
拙作『宵闇の光』の原型というか、同じ世界観で別キャラがメインの話を、シリーズで考えて書いていました。その頃からシリーズ化が好きだったようですね、私(笑)

ちなみに学生時代は、父が会社で譲ってもらってきた、ワープロ「書院」で書いておりました。下書きや、投稿用に原稿用紙に移す作業は、授業中にノートで隠しながらこっそり(笑)
投稿と言えば、たしか2本目の応募作品を書いていた時、保存方法を間違えて原稿用紙数十枚分を消去してしまい、超焦った経験が(締め切り数日前だったからなおさら)……入力し直しが何とか間に合って、送付することができましたが。

そんな高校時代、ある程度は勉強も真面目にやりまして、どうにか希望する大学に合格。
執筆は大学でもいちおう続けます……ある時期までは。

その3に続く)

表立った応援をしていただいた経験が少ないので、サポートしていただけたら飛び上がって喜ぶと思います(笑)。よろしければ。