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私の執筆遍歴(その1)

皆様こんにちは(こんばんは)。まつやちかこです。

私が、子供の頃のある時期までは活字嫌いだった、と言ったらどのくらいの人が信じるでしょうか。まあ実家の家族は知っていますが。

正確に言うと、いわゆる「読み物」、子供向けの小説とかを読むのが苦手でした。挿絵しか絵がないのがつまらなく感じたのですね、たぶん。
その反面、漫画はめちゃくちゃ読んでいました。もちろんその当時に許される範囲でですけど、ドラえもんを始めとする子供向け作品、小学生向け雑誌に載っている作品はほぼ洩れなく読んでいたと思います。「学習まんが」も大好きで、「〇〇のひみつ」や偉人伝など、読んだことのない巻は本屋に行くたび立ち読みしまくっていました。
ちなみに私の立ち読み歴は、母の話によれば2歳頃にはすでに始まっていたようです。数字と文字を見るのがとにかく好きな子供だった、という記憶は私自身にも残っています(そしてその遺伝子は息子にしっかり受け継がれたのでした……という話はさておき)

さて、自分で物語を作るようになったのは何歳頃なのか。その記憶は残念ながら定かではありません。幼稚園くらいまでは、テレビで見る魔法少女ものアニメの主人公に自分を重ね合わせるのが好きでした。
それが、いつからオリジナルの話を考えるようになったのかはわからないのですが、小学校6年間のどこかだとは思います。小学校高学年のあたりで、漫画を描く真似事をしていたはずなので。
「まんがの描き方」といった本もしっかり買って、道具を可能な範囲でそろえて描いていた……というか、話のさわりだけをたくさん描いていたような気がいたします。当時から、人物(というか顔と上半身)を描くのは好きだけど、背景は苦手で、考えたどの作品も長続きしませんでしたね(苦笑)

唯一、1本だけ、いちおう完成させた作品があります。
高校時代、通信教育の学習教材に付属していた読み物の中で、読者から漫画を募集する企画が毎年1回ありまして。その企画で選ばれる漫画を読むのが毎回すごく楽しみで、こんなふうに面白いものは描けないけど自分も応募くらいは1度してみたい、と思って頑張って描きました。
タイトルは忘れましたが、10枚くらいの短編で、姉妹が出てくる幽霊ものだったかなと。それも含めて、漫画で描くのはSF・ファンタジー系が多かったのは、藤子不二雄先生作品の影響かもしれません。当時は作家買いするほど(買ってもらうほど)に好きだったので。

実は、学校の宿題で、ではありますが小説的な読み物を1本だけ書いたこともあります。古い地図を見つけた、という題材が設定されていて、私が考えたのは「子供たちが夏休みに宝探しに行く」話だったと思います。
……その頃から発想がオーソドックス傾向にあったようですね、私(笑)

ともかく小学生時代は、上記のように宿題で文章を書く必要がある時以外は、漫画ばかり読み、漫画を描きたがっている子供でした。
その読書傾向が変わり始めたのは、たぶん中学生になってから。

その2へ続く)

表立った応援をしていただいた経験が少ないので、サポートしていただけたら飛び上がって喜ぶと思います(笑)。よろしければ。