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ストレスとうまく付き合っていく方法("How to make stress your friend")

TEDを使ってシャドーイング練習をしているのですが、これは内容がとても面白かったので紹介させてください。

ヘルス・サイコロジスト(健康心理学者)としての観点から、ストレスについての研究結果を話しています。

結論から言うと、ストレスは健康に悪いと一般的に思われていますが、実はストレス自体が悪いわけではなく、ストレスを感じている人が「ストレスは健康に悪い」と思い込んでいることが健康に悪影響を及ぼしている、とのことです。

例えば、ストレスで心臓がドキドキしても、心臓がダメージを受けているなどと思わずに、これは新たなチャレンジに対して体が準備しようとしている良いサインだ!と思うことで、健康な状態を保つことができるとのこと。

ストレスを受けた時、オキシトシンという神経ホルモンが放出されるそうです。オキシトシンは他者と共感したり、互いに助け合うなどの社会性を促すもの。ここでは、ストレスを受けた時は、誰かに助けを求めるよう、体が反応していると解釈しています。

さらにこのオキシトシンはストレスがかかっている間に、血管をリラックスさせる、また、心臓の細胞を再生させ、ストレスで受けたダメージから回復させて、結果的に心臓を強くする

筋トレで痛めた筋肉が修復することで結果、筋肉が強くなるのと同じような仕組みなのかなと思います。(これはあくまで私の解釈ですが)

もう一つの研究でわかったことは、最近に家族の危機や経済的困難など大きなストレスを経験した人は、死亡率が30パーセント上昇するけれども、そのうち、他者のお世話をした人(People who spent time caring for others)については、ストレスに関連した死亡率増加がゼロだった

ストレスを受けると、人とつながりたいという気持ちが増大して共感力が上がる、さらに、強いストレスを感じるような何かが起きても人の面倒をみたりすることでストレスが軽減されるということです。

"one thing we know for certain is that chasing meaning is better for your health than trying to avoid discomfort."

「確かなことは、不快な状態を避けようとするよりも、意味を追求するほうが健康のためにより良いということ。」

私もストレスを感じるとすぐに「メンタルがやられそう」とか「体調が悪いのはストレスのせいに違いない」と思いがちでしたが、ストレスが体に悪いということ自体がただの思い込みなのかもしれないと意識が大きく変わりました。

「やりたいことがあるけど、それはストレスが伴うのが分かっている…やるべきか、やらないべきか?」という究極の選択状態が最近よくあるのですが、ストレスには良い面もあると思うといろいろと勇気づけられる気がしました。




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