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個人的ポワロおすすめ作品トップ10

ここ最近、私の「布教活動」が功を奏してか、Twitterで繋がっている何人かの方々から「ポワロを観てみたくなった」「久しぶりにポワロ観てみようと思った」等の言葉をちらほら頂くようになったので、ここで個人的におすすめなエルキュール・ポワロ作品を紹介しようと思いました。

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今回は、原作部門、ドラマ部門の二つのジャンルに分けて紹介しようと思います。
ドラマはもちろん原作の映像化で、全70話。
内容が似ているような短編や戯曲などを除いたほぼすべての原作を映像化しているのですが、映像化にあたり、内容や作風がガラッと変更になり、まるでドラマオリジナルの脚本のようになっている作品もあったりするためです。
個人的には原作→ドラマ視聴の流れがいいかなあと思うのですが、ドラマの方が手軽に視聴できるという点も考慮し、二つの部門に分けました。
ドラマ観て「この作品面白えなあ」と思った方は、原作も手に取っていただければ幸いです。

それでは、まず原作部門トップ10から。

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カーテン(原題:Curtain: Poirot's Last Case)

年老いて身体の自由がきかなくなったポワロは、旧友のヘイスティングス大尉をポワロシリーズのデビューの舞台となったスタイルズ荘に呼び寄せる。そこでポワロはここでまた殺人事件が起きると予言し、またその事件を起こすであろう犯人を知っていると語る。
ただ、ポワロはそれが誰であるかまでは明かさず、ヘイスティングスに自分になり代わりその犯人「X」についての情報収集を依頼する...。

アクロイド殺し(原題:The Murder of Roger Ackroyd)

キングズ・アボット村の名士、アクロイド氏が殺害された。
村のシェパード医師は警察の調査過程を自身の日記に記そうとするが、事件は迷宮入りの予感を見せる。
そんな折、村に越してきた風変わりな男が、実は引退した名探偵エルキュール・ポワロであることが判明。
事件に興味を示したポワロはシェパード医師を助手がわりに、捜査を開始する。

オリエント急行の殺人(原題:Murder on the Orient Express)

トルコとフランスを結ぶ豪華寝台列車オリエント急行。
雪山で立ち往生してしまった列車内で、アメリカ人の富豪男性が刺殺体で発見される。
イギリスへの帰途に向かう途中だった名探偵ポワロは、友人で鉄道会社の重役の依頼で事件の捜査を開始するが、乗客全員には完璧なアリバイがあった。

ABC殺人事件(原題:The A.B.C. Murders)

ある日、ポワロのもとに「ABC」と名乗る人物から殺害予告の手紙が届く。
その手紙通り、Aで始まる地名の町で、頭文字がAの老婆が殺され、殺害現場にはABC鉄道案内が残されていた。
その後も犯人からの挑戦状は届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され...。

死との約束(原題:Appointment with Death)

「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ...。」
エルサレムを訪れたエルキュール・ポワロは、こんな男女のささやきを耳にする。
やがて、ヨルダンの都市ペトラで殺人事件が発生し、そこに居合わせたポワロは警察の人間に、容疑者への聞き取りだけで、24時間以内に事件を解明してみせると宣言する。

葬儀を終えて(原題:After the Funeral)

富豪のリチャード・アバネシーの葬儀の後、遺言書の読み上げのため、彼の屋敷に集まった一族の前で、リチャードの末妹・コーラが放った言葉、
「だって、彼は殺されたんでしょう?」
その翌日、そのコーラが斧で惨殺される。
一族の弁護士の要請を受けて、ポワロが捜査に乗り出す。

死者のあやまち(原題:Dead Man's Folly)

ポワロは旧知の女流推理作家・オリヴァ夫人の要請を受け、デボンシャーのナス屋敷に急行する。
そこでオリヴァ夫人は、明日この屋敷でお祭りが開催され、自身はそのお祭りの催しである「殺人ゲーム」の筋書きを頼まれたのだという。
だが、オリヴァ夫人はそこでゲームではなく、本当の殺人が起こるのではないかと危惧する。
そして、彼女の危惧通り、殺人は起こってしまった。

ナイルに死す(原題:Death on the Nile)

大富豪の娘、リネット・リッジウェイが結婚相手に選んだ男性は、自身の親友ジャクリーンの恋人だった。
エジプト・ナイル川のクルーズで新婚旅行を楽しむリネットたちだが、銃を片手につきまとうジャクリーンによって暗転する。
船に乗り合わせたポワロが明かす意外な真相とは?

杉の柩(原題:Sad Cypress)

メアリーとロディーは婚約していたが、そこに突如薔薇のような女性エミリーが現れる。
ロディーはエミリーに心移りしてしまい、婚約は解消に。
「エミリーさえいなければ...。」
メアリーの心に憎悪の嵐が湧き上がる中、メアリーの手製の食事を食べたエミリーが死んだ。
あらゆる証拠や状況が、メアリーが犯人だと指し示す中、ポワロは真相を解明できるのか。

五匹の子豚(原題:Five Little Pigs)

ポワロは、ある女性から16年前に高名な画家の父を殺害した容疑で獄中死した母親の無実を証明して欲しいとの依頼を受ける。
依頼に興味を持ったポワロは、「五匹の子豚」の如き当時の5人の事件関係者から証言を聞き、真実を解明する。


続いて、ドラマ部門ベスト10
ドラマに関しては、原作とかなり筋書きが変わっている作品も存在するため、ドラマ化に準じた筋書きを紹介します。

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ビッグ・フォー(原題:The Big Four)

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ヘイスティングス大尉、ミス・レモンのもとにジャップ警視監から届いたのは、エルキュール・ポワロの訃報だった-。
それから4週間ほど前、『ビッグ・フォー』と名乗る謎の組織の存在が世間を賑わせていた。
新聞記事によれば、彼らは世界戦争を企む国際的秘密結社で、世界各地で頻発している列車脱線事故や暴動はすべて彼らの仕業だとされていた。

スズメバチの巣(原題:Wasps' Nest)

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ポワロは旧友の息子で著述家ハリスンの自宅を訪問した際、スズメバチに刺されてしまう。
薬局で薬を買い求めた際、購入者名簿にハリスンの婚約者・モリーの前恋人でハリスンとは友人として交際をしているクロードの名前を見つけ、さらに劇薬を購入した事実を知り、ポワロは不吉な予感を抱く。
近いうちに殺人が行われることを察知したポワロは、それを未然に防ぐべく行動する。

三幕の殺人(原題:Three Act Tragedy)

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引退した元舞台俳優、サー・チャールズ・カートライト主催の晩餐会の席上で、牧師がカクテルを飲んだ後謎の死を遂げる。その数ヶ月後、今度はチャールズの友人で精神分析医のドクター・ストレンジがワインを飲んだ後に亡くなる。2つのパーティーの招待客は全員同じメンバーであったことから、殺人だと確信したチャールズと友人のポワロは捜査を進める。

杉の柩(原題:Sad Cypress)

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ナイルに死す(原題:Death on the Nile)

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白昼の悪魔(原題:Evil Under the Sun)

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食事中に倒れたポワロは、休養と食餌療法を兼ねてヘイスティングス大尉と共に南海岸のリゾート・ホテルに滞在することに。
色々な客が集う中、宿泊客の一人である女優が扼殺されているのが見つかる。
だが、宿泊客の全員に彼女を殺す動機があった。

ホロー荘の殺人(原題:The Hollow)

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サー・ヘンリー・アンカテルの邸宅・ホロー荘にて午餐に招待されたポワロは、そこでプールで血を流して倒れている男と、傍らに銃を手にして立っている女性の光景を目にする。
それは、名探偵を歓迎するための余興ではなく、妻が夫を銃殺した本物の殺人事件だった。
だが、のちに夫の命を奪った弾丸は、妻が手にしていた銃から発射されたものではないことが判明する。

五匹の子豚(原題:Five Little Pigs)

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オリエント急行の殺人(原題:Murder on the Orient Express)

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死者のあやまち(原題:Dead Man's Folly)

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