【資格 勉強法】私は考えを改めた!「頭に定着させた状態」の定義はこれだ!

ヤストです、

資格試験をやってるとよく出てくるのが「頻出論点、問題」です。
参考書にも最重要とアナウンスされていたり、スクールでも強調して教えてくれます。
そして、我々受験生はこういった点について絶対に覚えよう、頭に定着させようと決意します。

みなさん、頭に定着させるというのはどういった状態を想像しますか?
今回はこの定着度合いの深さについて経験したことがあるのでここに書いてみようと思います。

私が弁理士試験を受けていた頃、三次(口述)試験の合格率がとても低かったんですね。
私が合格する前の年度は三次試験の合格率が7割。

とはいっても受験生の認識としては二次(論文)試験が最大の山場なの で、二次試験合格者は正直多少油断してるわけです「山場をこえたぞ」と。

しかし、スクールが主催してくれた二次試験合格者向けの三次試験のガイダンスみたいな集まりで、講師がいうわけです。
「合格者の人は、二次試験合格後から三次試験までの間が一番勉強したといいます」
「三次試験で、三回落ちた人います」
「(教室のとある机を指して)7割合格だと、この教室のその机から後ろに座ってる人は全部不合格ということです」

これを聞いて、二次試験合格者は完全に気持ちが切り替わるわけですね。
「ここまで来て最終合格を逃すのは嫌だ」
二次試験合格した浮かれ気分は一気に吹っ飛びました。

結果的に、私も二次試験合格後から三次試験までの間が一番勉強した記憶があります。

なぜそうなったか?

三次試験は、試験官からパッと聞かれたことを時間内に口頭で答えないといけないわけなので、その分より深い頭への定着が求められるためです。
筆記であれば考えながら書いては消してを繰り返すことができますが、口頭はそれができません。

実際に口頭試験の模試を受けた際、愕然としました。

【分かっているけど話せない】

論文試験を通過しているわけなんで、一定レベルの理解はしているのですが、それでもはじめはまったくダメでした。

「話せるようにならないと」というつもりで改めて勉強し直すと、これまで無意識にスルーしていた点が浮き彫りになりました。
三次試験までは、この点をつぶすこと、あとは話す練習をしました。

この経験から、本当に頭に定着させることについてわたしの考えが改めさせられました。

【話せなかったら分かっていない】

合格ラインに対して過剰な品質を求める必要はありませんが、試験対策上本当に重要なポイントは【分かった】上で本番に望みましょう。

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