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287日目(地域のつながり①)
私の住んでいる地域は関東や関西を中心に、全国各地から転出入が多い。その結果、地域のつながりや情報に疎くなりがちな家庭が多いようだ。地域に何があって誰がいるのか、そんなことがなかなかわからない中子育てをするのは大変だ。
一方、東京のある地域では子育てにまつわる施設がとても充実しているという。にもかかわらず、待機児童が多い。それは、共働きの家庭が多く、子どもが早い時期から保育園に預けられるからだ。妊娠が分かった時から保活(保育園探し)が始まり、親子の濃密な時間はわずかで親は戦いの場へと戻っていく。そして、お金をかけてたくさんの習い事に通わせる。いい学校に入り、いい会社に入れるように。
私たちは何のために生きて、世代を繋いでいくのだろう。そんなことを改めて考えさせられる時間となった。
お金と人、どちらと繋がりたいかと聞かれれば、私は人と答えると思う。でも、人と繋がるためにはお金が必要だったりする。お金でできた高い塀は、つながりを分断している。いや、一部のお金がある人たちはちがう。お金があるから繋がれる。
結局のところ、繋がるためにはお金を使い、そのつながりをもとにお金を稼ぐ。繋がる→稼ぐ→繋がる→稼ぐ‥。
一度繋がれなかったら終わりだ。一度稼げなくなったら終わりだ。そんな中で私たちは子育てをしている。
そんな事情は子どもは知らない。誰とでも繋がれると思ってる。少なくともうちの次女は。老若男女誰彼ともなく声をかけ、危なっかしいが、仏頂面のおじさんは、笑ってくれる。
大人はお金をかけて子どもを繋ぎ止めようとするけど、子どもはそうじゃない。勝手に繋がる力を持っている。問題は大人の方だ。迷惑だから、危ないから、と理由をつけ、繋がりを絶っている。あるいは、そもそも親が子どもと繋がろうとしていないのかもしれない。
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