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アスレチック

とある屋外の、予約制の有料アスレチックに行ってきた。母娘で体験。

まずは説明を聞いて、練習用のごく簡単なコースを渡る。スタッフは、体操のお兄さんみたいににこやかで元気いっぱい…という勝手な想像とは違って小さめの声で、事務的な早口でアスレチックと命綱の説明をしてくれる。
未就学児には難しいのでは…と不安になったが、娘は金具の向きなど正しく聞き取って、渡り終えたときは後ろの人への合図も忘れずにしていた。
家での話の聞いてなさからは想像できない姿でびっくりする。

そこから本格的なアスレチックを渡る。大人がグループの先頭に立たないといけないので、先に渡っては娘を励ますが、そばに寄ることはできない。
後ろのグループの女の子(小学校高学年くらい?)が命綱の取り付けを手伝ってくれたり、応援したりしてくれてとても助かった。

命綱があるから平気だが、渡るのは大人でも足がすくむ高さである。案の定、途中の難易度高めの箇所で、怖い、もうできない、と長女が泣き出した。普段の公園なら駆けつけて慰めてやめさせるところ、それはできない。後ろは詰まっている。
スタッフの方が来てくださった。コースからはずしてもらうのだと思ったが、あくまでも最後まで渡らせる方針らしい。手助けは少しずつ、娘が自分で動いて先に進めるようにサポートしてくださる。すごいなあ、プロだなあ。

後ろに並んだ女の子と、スタッフの方のおかげで最後まで楽しめた。お手数おかけしてすみません、ありがとうございましたと伝えると、スタッフの方はいえいえと笑ってくださった。女の子は「怖かったけど頑張ったね。」と娘を労ってくれた。
途中はどうなることかと思うほど泣いた娘だが、けろっとまたやりたい!と話していた。心配性の私だけならさせられない経験が、周りの方のお陰でできたと思う。

夜、お風呂で「あなたは話をちゃんと聞けるんだねえ、びっくりしちゃった。」と話すと「そうなんだよ。だからおうちではあんまり話聞きたくないんだよね。」と娘。
はいはいそうですか。

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