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本のタイトルが・・・

昨日、久々に大き目の書店に行ってきました。
たぶん神奈川県内では、有名な書店です(本店ではないですが)。

いつもの通り、スピリチュアル、歴史、郷土史、小説、占いのコーナーを一通り廻ってきましたが、一つだけ気になったタイトルの本が・・・。

「じゃない方の神奈川」(正式な本のタイトルではないかもしれません)とかかれています。
神奈川県内を地域差別している言い方なのですが、要は横浜・川崎以外の神奈川県ということで使われる場合のある言葉です。

こんなのが本のタイトル、あるいは表紙に書かれていること自体信じられない気持ちなのですが、十年ほど前に似たようなことを言われたことを思い出しました。

某ネール関連の会社のマネージャー職の方だったのですが、その方も神奈川県民でしたが、相模川以西は神奈川ではないとおっしゃり、完全に差別発言をされたのです。

「鎌倉殿の13人」を観られている方であればご存じかもしれませんが、廃藩置県以前であれば、川崎と横浜のほとんどは相模国ではなく、武蔵国でした。

つまり、もともと、後からやってきたのは、川崎と横浜なのです。
もちろん、明治になり一度は足柄県というものがあり、県庁所在地は小田原でした。
それが最終的に神奈川県に併合されたわけなのですが、それを知ってか知らずか、そのようなことを言われた方の気持ちを考えられない人の性格を疑います。

話は戻りますが、その本の目次のみ見ましたが、神奈川県だけではなく、東京都町田市も入れられていました。
ちなみに私の住んでいるところは無視されていました。

そのような本が、郷土史コーナーに並んでいるのもちょっと残念な書店だと思いました。
需要がどれだけあるかわかりませんが、結構偏った品ぞろえなのは確かです。

書店では、新しい発見を楽しみに行っているのですが、そういった心無い本を見つけてしまうと残念な気持ちになります。
多様性といえば、多様性ですが、ヘイトといえばヘイトとも逸れますので・・・。

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