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【これって私だけ?】 sisterhood 立ち上げ

 何かを選べば何かを失ってしまう。キャリア、恋愛、お金、プライベート、子供、美意識、好感度、結婚。20代のまだ何者でもないちっぽけな私は、常にそんなトレードオフの強迫観念に苛まれ、身動きが取れないでいた。しかもそのトレードオフだって、あくまで私の中の妄想。本当に何かを選べば、何かを失うのか。今振り返れば、きっとそんなこともなかったんじゃないかと思う。

 誰にも理解してもらえない。理解できるわけない。簡単に理解されたくない。孤独の底から必死に上げた叫びも、「ロールモデルがいないなら自分がなればいい」そう突き放され、もっともっとシンプルに生きることができる周りの男の子たちを羨んだ。

 あの頃の私は、抱えきれないほどたくさんの不安を抱え込み、重圧に押しつぶされそうになっていた。いつも孤独だった。誰にも助けを求めることができず、涙さえも流せなかった。
 私は、あの頃のかわいそうな私を救いたい。手を差し伸べてあげたい。励ましながら、全ての望みを叶えてあげたい。

 そんな気持ちに突き動かされ、私は今、こうしてあの頃の自分を迎えにきました。

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