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心療内科初診のリアル


COCOです🎈


引き続き「闘病体験談」を、お送りします!

今回は「心療内科のリアル」について、お伝えしてまいります☆


「どんなことするんだろう・・・」「なんか恐ろしいなあ・・・」と

何かとマイナスイメージを持たれがちな、心療内科・精神科について、

1年半ほど通院を続けている立場から、リアルな実態をご紹介!


この記事では、心療内科の「初診」時の様子に、フォーカスして、

ご説明していこうと思います。

(※ご紹介の内容は、あくまでも体験談であり、異なるケースもございます。ご了承くださいませ※)


普段の診療の様子などは、別の記事に・・・(需要がありましたら!)

もしくは、「ゆるゆる日常」というマガジンで、

ちらちらとご紹介しておりますので、気になる方は、こちらも^^


前回の記事へも、スキ!をありがとうございました。

それでは、本日も、Let' go です☆


1、【心療内科のリアル】初診受付〜診察開始まで



(※前回の記事の続きとなります※)

いざ、メールフォームでOKをいただいたクリニックへ。


この時は「緊張する〜!」という気持ちよりも、

「藁にもすがる」という気持ちの方が、強かったかな。


かなり急な予約だったため、早朝(時間外診療時間)に

診てもらうことになりました。(時間外だったとは、後から知ったw)


恐る恐る、クリニックのドアを開けると・・・

第一印象は、「え?普通の病院と、何も変わらんくないか?」でした。笑


早朝だったから、というところが大きいですが、

待合室にはどなたもおらず、最初は、受付すら無人状態でしたw

(数分経って、主治医が、のそのそと出てきてくれましたw)


室内は、温かみのあるデザインでしつらえてあり、

観葉植物が置いてあったり、ヒーリング系の音楽が流れていたりと、

何なら、これまで通ったことのある他の病院よりも、良い雰囲気でしたね。


受付では、まず、問診票のようなものを渡されて、

氏名や住所などの個人情報・簡単な現在の症状について、記入。


問診された内容は、眠れていますか?食欲はありますか?など、

ごくごく簡単なものだったと思います。


問診票を書き終え、受付に提出すると、

主治医がその場で、問診票の確認。


確認後、新たに、4択選択回答の質問集(俗に言う質問紙です)を渡され、

そちらに、回答いたしました。(質問集、恐らく・・・『BDI-Ⅱ』でした)


質問集にも回答し終え、受付に提出すると、

その質問紙は、奥の部屋に下げられました。

恐らく、集計を行うためだと思います。


そして、質問集回答後、数分で診察室に呼ばれました。


2、【心療内科のリアル】診察開始〜病名告知まで


緊張した面持ちで、診察室のドアをノックし、入室。

「一体、どんな部屋が待ち受けているのだろう・・・」と、

ラスボスと戦うマリオのように、構えておりましたがw

こちらもいたって、普通のお部屋でした。

主治医と対面して話せるような、レイアウトになっておりました。


入室後、着席し、まず主治医が、無言で

5秒ほどお茶の入ったペットボトルを、私に見せてくれました。


私は、そのペットボトルを見つめ、とても安心したことを、覚えています。

(この時「飲食物が近くにあると、こでしばらくは命が保てると感じ、

安心する」という症状が現れていました。

主治医には伝えていない症状だったのに・・・すごい・・・!)


その後、いよいよ診察がスタート。

あらかじめ、問診票にて渡している個人情報を元に、

ぽつりぽつりと、主治医から質問をいただきました。


まずはじめに聞かれたことは「仕事」に関すること。

(思い返せば、初診時は「仕事」のことしか、話していないw)


「どんな仕事をしているのか?」「勤務時間はどのくらいか?」という、

当たり障りのない質問をいくつか繰り返し・・・

話題が「後輩の育成を担当している」へ移った途端、

突っ込んだ質問をされるようになりました。


「育成担当とはどんな仕事か?」「どんな性格の後輩か?」「年齢差は?」

「上司は、その後輩に対してどんな評価をしているか?」など・・・

多面的に質問されました。

とは言っても、圧迫面接のような、嫌な感じの質問の仕方ではなく、

単純に情報を収集するような尋ね方でした。


男性の先生だったため「答えづらい質問をされたらどうしよう・・・」と

内心、不安だったのですが、適切な踏み込み方で質問いただいて、一安心。


そして、話題は徐々に、病名の告知へ。

ストレートに告知されるのではなく、まずはじめに、

「その後輩と、COCOさんは、仕事上では、離れないといけない。

離れないと、その後輩も、いずれ適応障害になってしまう。」

と、告げられました。


私は、その時、なぜか冷静でw

「ほほう。身近な人もその病気になります、と伝えることで、

病名の告知時の、患者の心理的負担を減らすんやな。」とか、

分析しちゃってました。(本当かどうか、知りませんがw)


そして・・・

「先ほど、質問集に回答いただきましたよね。あれ、集計したんですが、

"うつ"の基準は、満たしていないんですよ。ですが、仕事上のストレスが

大きく、抑うつ的な症状も現れています。ですので、COCOさんは、

雅子さんと同じご病気ですね。ご存知ですか?」


全く無知だった私は、

「いや、知りません。なんでしたっけ?」と質問し返しました。


「"適応障害"です。」


は???テキオウショウガ?イ?なんやねんそれ???

と、内心ハテナな感じでした。笑

と、同時に「"うつ"の基準は、満たしていない」という言葉に、

めちゃくちゃ安心していました。よかった、"うつ"ではないんや!


一応、心配だった私は、

「"うつ"ではない、ということなんですよね?」と、確認。


「そうですね、"うつ"ではありませんね。

ただ、質問集の集計結果の数値は高めなので、

あともう一歩で、"うつ"の診断基準に、達するところでしたよ」

とのこと。


あっぶねーーー!!!あと一歩で、うつだったのかーーー!!!

あの夜、母に泣きながら、人生の岐路だと思う、と話したのは、

あながち間違えじゃなかったんだな・・・と思うと、

人間ってすげえな、なんか感じ取ってんだな、と感じました(笑)


その後、診断書作成と、薬の処方案内に移っていきます。


3、【心療内科のリアル】診断書作成〜薬の処方案内まで


診断書作成にあたり、今後の療養について相談しました。


私の希望は、

「まずは、とにかく、少し会社を休みたい。

休んで、少し体力を回復してから、今後どうするかを決めていきたい。」

でした。


主治医は、なるべく患者(私)の希望に沿う形で、

診断書の文面をご提案してくださり、

また、療養期間についても、私の意思を尊重してくださいました。


診断を受けたのが、ちょうどお盆の1週間前でした。

なので、お盆休みと合わせて、2週間程度の休養を取るということで、

診断書を作成いただきました。


実は、適応障害とは、寛解までに、平均半年ほどかかるもの。

まず間違えなく、2週間の療養では足りませんが、

その時、主治医は、何も口出しをしませんでした。


一見、不親切なようにも見えますが、

「自分で療養期間をコントロールできる」ということが、

心の整理と安心には、大変必要でした。ので、主治医には感謝です。


診断書は、その場で文章を作成、印刷していただき、

精算の際、受付にて受け取ることができました。


また、薬の処方についても、案内をいただきました。

取り急ぎ、生活に支障を及ぼす症状が「不眠」だったため、

睡眠剤の処方をいただくことになりました。


ぶっちゃけ、睡眠剤とか超イヤ!だったし、怖かったのですが、

全く眠れない時は、これがあれば大丈夫と、安心できたのはよかったです。


次回の通院については、1週間後にまた予約を入れてきてください、

と、主治医より指示をいただきました。ので、それに従いました。


トータル、45分ほどの、主治医とのセッション。

疲労感もありましたが、安堵の気持ちも大きく、

無事に、初診を終えることができました。


診断書も貰えたし!さあ、2週間の夏休みがスタートするぞー!

くらいの、明るい気持ちでいたのですが、

まさかこの後、波乱万丈な療養生活を送ることになるとは、

その時の私はまだ、知りませんでした・・・!


4、次回予告


・・・to be continue!みたいな雰囲気で終わりましたねw

なごり惜しいですがw、今回はここまでとなります。

ここまでご一読いただき、大変ありがとうございます!


いかがでしたか?かなり詳細な描写、頑張ってみましたよ。

心療内科の受診をためらっている方へ、

受診に向けて、少しでも背中を押せれば幸いです☆


次回は「いよいよ療養生活のスタート!

会社や家族や恋人に、どんな風に、病気のことを伝えたのか?

彼氏とまさかの一悶着で、精神安定剤を求め、再度受診・・・?!」

というコンセプトで(長えなw)、描いていこうと思います☆


では、まだ次回!

それまで皆さま、穏やかな日々をお過ごしください^^


COCO🎈


























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