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スポ根漫画「ハイキュー!!」にどハマりする理由は、部活を頑張る擬似体験ができるからだと思う。

今回は週刊少年ジャンプで大人気連載中の漫画「ハイキュー!!」への愛を語り尽くす記事とする。
2020/5/10時点でハイキュー公式Twitterが「累計3800万部突破しました!」と呟いていたので、すっご〜〜〜く売れている漫画だ。


皆様はジャンプで最新話を追う派だろうか。

・・・私はコミックス派だ。ネタバレはしないでくれ。
漫画は全巻持っている。現在最新刊は43巻だが、終章に入ったとのTwitterを知り、涙がちょちょぎれそうになるのを堪える。
アニメは4クール放送中。Netflixでどの話から見始めても、大体15分後には感動でティッシュが不可欠となる。


ハイキュー !! は皆様ご存知の通り、スポ根漫画である。

であれば、
「ハマる人は全員学生時代に部活を頑張っていた人たちなのか?」
「自分が頑張っていた頃のことを思い出して熱狂するのだろうか」と
考えたところ、
私はそうではないなと感じた。


少し私の昔話をしたい。

所属していたのは剣道部だ。
女性部員は少なく、男子部員と一緒に稽古をしていた。

剣道をしたことのない人に向けて紹介すると、
バレーボール 同様、身長が勝敗を分ける要因となるのが剣道だと考える。

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背の高い人間は腕が長く、竹刀(しない)と呼ばれる棒が相手に届きやすい。
背が低い人間よりも簡単に相手の頭を狙って打つことができる。

中学生といっても180センチを超えた先輩だっていたし、その先輩と練習試合をする時は「勝てるわけないだろぉぉぉぉ・・・」と思いながら瞬殺されていた。
ぴえん。


身長以外にも、体力やぶつかりあった時の強さ、迫力・・諸々が、
部活の時は苦痛でしかなかった。
男子に勝てるわけない、なんでこんなにキツいんだ。もう練習なんて出たくない。
そう考えていた。

ハイキュー !! でも語られているが、部活動が楽しくなるのは「強くなったとき」だ。

怖い先輩がいたり、厳しい練習が続いたりして、部活を休みがちになっていた私は、強くなる、なんて出来なかった。
部活を頑張れるほど愛していなかったし、いつも逃げていた。

ハイキュー !! を読んで得られるのは、
主人公達が勝った時に感じる「ウぉぉおお」の感動と、
エッ、そこで「ツーアタック」!?のやられた感と、
試合に出ているメンバー一人一人のバックグラウンドのストーリーの作り込みの繊細さと、
ひたすら練習をしている時の向上心と、

マネージャー清子さんの美しさの暴力である。(断言)


これは、部活動に所属している部員の「辛い」「悔しい」「楽しい」「嬉しい」を追体験することに当てはまるのではと感じた。


部活を頑張っていなくても、漫画を通して辛さは体感できるし
強いチームに当たった時の悲壮感は言葉には言い表せないし、絶望する。
もっと練習しておけばよかった、と何万回思っただろう。
そして、その思いを実際に行動に移した場面は何回あっただろう。

学生時代に部活を頑張れなかった私ですらのめり込み、没頭する。

ハイキューを読んだ後は運動したわけではないのに爽快感とやりきった感を得ることもできる。

だから私は「部活の擬似体験ができる」とタイトルにした。

いまどき、根性論は古くさいかもしれない。
ただ、古くさいはずの「ただの部活」にここまで心掴まれるのは
「もっと部活やればよかった。もっと強くなりたかった。」
この部分をえぐられるからだろう。
これは根性を土台に据えておかないと出ない感情だ。


部活に入っていなかった人も、
全力で楽しんでたぜ!!って人も、
とりあえずコンビニに走ってハイキュー 買ってみてくれないだろうか。

一緒に部活の擬似体験をしようじゃないか。




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