見出し画像

マーケティングは売場が成立している前提

 RDSの新商品ツイートを日々リツイートする中で感じることです。

日々の食品・日用雑貨のブランディングの前提条件

 RDSで新商品のランキングがツイートされていますが、その前提になることって知っていますか?
 売り場にちゃんと並んでいるということです。
 それは、その努力があってこその売り場が成立しているわけです。

ブランドの裏にあるラウンダー・営業の存在

 プロモーションを本部や店長、バイヤーと話を詰めることが終わりではないのです。その売り場が出来て、確実に商品が補充されるサイクルができてこその売り場なのです。
 それを支えるものが、店舗を回訪する営業マンとラウンダーの努力と言えると思います。

店舗に置けば売れる時代から

 例えば、カップヌードルとキリンラガーというブランドを上げてみましょうか。
 当時は、競合も少なく、商品を店舗に送り込めば、勝手に売れる、品質も他社に勝てる時代だったんじゃないですかね。

競合出現から売り場を作る時代

 アサヒのスーパードライは、送り込み並べて味でも評価され、キリンラガーの1強を覆した時代だったんじゃないかと思います。
 当然キリンでもラウンダーや営業が頑張っていたと思いますが、それを超えられた時代だったのだと思います。

品揃えの最適化

 プレミアムモルツがプレミアムビールというカテゴリー作った時期、小売りが販売するPOSデータと商圏属性という組み合わせをサントリーで取り組みました。プレミアムモルツが売れるのは、所得層が高い商圏かつ、単身、ファミリー、店舗規模に合わせて、販売の単位とフェースも最適な数を予測するようになります。

52週プロモーション・新商品投入

 季節ものを毎年リリースすることで、流行を作り、定番のブランドとのシナジーを出す。これも定番品が確実に配荷、陳列されるというサイクルが継続され、ブランドが確立している前提で、ブランドの新商品が生きるという循環です。

売り場を作るということ

 私が関わった、日用品のメーカーの本部担当者も休日には店舗応援に行っていたと言っていました。それは、商品が確実に売り場にあり、それを手に取る顧客をサポートするからブランドが確立するという、そのサイクルを実践するためでしょう。今でもある種のカテゴリでは、トップ評価を受けているメーカーです。

毎週棚割りの研修をするコスメメーカー

 その会社は金曜日が社内会議の集中日とのことで、金曜日に行くと、たびたび、販売研修が行われていました。そのコスメメーカーはドラッグなどでは確実に何割かのシェアを取っています。

何が言いたいのか

 マーケティングはプランが出来たら終わりではなく、購買者のいる売り場が成立してこそのマーケティングであって、そこはまだまだ泥臭い仕込みが重要ということです。

今日はこれにて

この記事が参加している募集

仕事について話そう

お読みいただきありがとうございます。 宜しければサポート頂けると幸いです。