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自分と結局フィルムカメラか

自己紹介を兼ねて初めて記事を書いてみました。

神奈川で生まれて、2004年小学校卒業を機に家族全員でアメリカはハワイに引っ越して、大学院修了の26歳まで住みました、大学院を終えたのは2016年の5月。そしてお仕事をきっかけに高知に引っ越して、もう2024年なので8年ぐらい高知に住んでいます。

折角親に長い間アメリカに住まわせてもらったし、英語は好きなので英語を使うお仕事に就いてます。「アメリカと言ってもハワイでしょ?どうせ遊んでたんでしょう?」と思われることを想定して、勉強はいっぱい頑張ったから、英検1級とTOEIC満点を取得しています。また英語に関しては別の記事がお話する機会があると思うので、そのへんはまたの機会に。

今のお仕事も順調で、今年度は区切りがいいので、何かといろいろ転職などを考える日々。高知は好きだけど、実家が神奈川だし、親の近くに居た方がいいかな?と思うことが増えたので、転職サイトのアカウントを作ったり色々求人をみたり、身の回りの整理を意識し始めたときに、ふと思ったことがありました。

「12歳から26歳まで住んでいたハワイの部屋と、33歳の今の高知の部屋、何が同じで何が違うんだろ」

基本インドアなので、部屋にいることが多い。人と一緒にいるとエネルギーを使うから、週末は自分一人の時間がほしい。一人でいるときは、好きなことをしていたい。小学校のときは友達と一緒にスマブラをしてたけど、今はNetflixとかサブスクを見るためにPS4。学校の提出物は中学校の頃からずっと全部自宅で印刷しないといけなかったからパソコンが家にあって、今でもパソコンは毎日つついてる。あとは何かな?と見回したら、フィルムカメラがあった。

PS4も決して新しいゲーム機でないし、今使っているパソコンは最近買ったものだけど、「最新ですか?」って聞かれたら、自分にとって新しいだけで最新ではない。「じゃあフィルムカメラは?」と聞かれたら、全く持って新しくないし、なんなら自分よりも年を取っているはず。友達とあんなに遊んでた64のスマブラは手元にあるはずもなく、自分が努力して作成したエッセイだったり大学の課題がファイルとして保存されてたパソコンだって、当たり前のように処分してきた。もうどちらも手元にない。

でもなんかフィルムカメラはハワイのときに使ってきたものが手元に残ってる。ハワイから持ってくるときに壊れないように気をつけて段ボールにいれてたことも覚えてる。持ち物の中で一番古いのに。時代遅れなのに。

「33歳になって今過ごしている部屋から何を持っていくんだろう、新天地に自分といっしょに連れて行くんだろう?」と考えながら部屋を見回したら、フィルムカメラから目が離れなかった。

電子機器は進化の速度・流れが凄まじくて、頭の片隅でどんなに高価であれどんなに機能が優れてたって結局消耗品という意識が頭にあるのかもしれない。

「じゃあたとえ高価でも、ずっとこれから使えるもの。ずっと手元においておきたいものにお金をかけたほうがいいのかな?」と思った。

ハワイのとき、高校の同級生にジャンという友達がいて、その子もフィルムカメラが好きだった。「ねぇねぇ、OP。買っちゃったよ。僕なんかにはもったいないんだけどさ。」ジャンはそう言って僕にそのカメラを見せてくれた。高価なカメラってことは知ってた。33歳になった誕生月の5月、それを買った。


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