見出し画像

激動の2022年を振り返る①【仕事編】

2022年、大晦日。
もう随分noteから離れてしまっていた…皆様お久しぶりです。

今年は特に日々たくさんのことを考えていたのだけど、何をどう言葉にしたらいいかわからなくて、言葉にする気力もなくて、Twitterの方も以前よりだいぶツイート数が減ってしまっていました。

年末に入り、久しぶりにゆっくりする時間がとれたので振り返りnoteを書きます。
さてどんな記事になることやら…。

転職。初めての営業職とマネジメント

目の前のことを淡々とこなした上半期

6年働いた地方自治体を3月に退職し、4月から営業職としてとあるベンチャー企業に入社。

現在丸9ヶ月経ったところですが、状況も心境もかなりの変化がありました。

まず、最初の半年はあまり考えずにとにかく目の前のこと、指示されたことを淡々とこなすことを心がけました。

新しい環境には慣れるコツは、「郷に入っては郷に従え」
とりあえずこの環境のやり方を一旦踏襲してみる。おかしいなと思ったことは覚えておいて、組織や仕事を体系的に理解できてきたタイミングで少しずつ自分らしさを出していく。

異動がもはや転職かというくらい環境の変化が大きかった前職で身につけたスタンスが、実際の転職でも活きました。

あとは社内の重要人物を押さえるとか、営業でいきなり成果出すのは難しいけど事務処理の方は爆速でキャッチアップするとか、
とにかく早く独り立ちしようと、焦っていたわけでもないのですがあまり考えず淡々と取り組んだ上半期。

結果、上半期はノルマ120%達成。
下半期には昇進して部下がつき、生まれて初めてマネジメントに挑戦することになりました。

営業職とのミスマッチを実感

下半期始まったら辺りからが結構しんどかった。
営業として自分のノルマを継続して達成するという面でも、マネジメント自体にも他面的に苦戦した3ヶ月でした。

営業という仕事は、「お客様の力になりたい」とか「とにかく自身の目標を達成して成長を感じたい」とかの気持ちが原動力になっている人が多いのかなと弊社社員を見ていると思うのですが、自分にはそこまでのハングリー精神がない。

もちろんお客さまにも恵まれていて、半年振り返るだけでも良いお仕事をさせてもらったなと思える案件もいくつもありますが、
特に昇進して組織全体が良く見えるようになってからは、私じゃなくて他のメンバーでも支援可能なお客様よりも、自社の組織の歪みの方が圧倒的に気になるようになりました。

弊社はいわゆる「30人の壁」にぶつかっていて、組織全体としてのバランスの悪さとか、透明度の低さとか、いろんなことが目につくように。

あと、どうしても営業という仕事だと数字を達成できていればすごい、できていなければ力不足、という見えない圧力を感じます。
自分に対してももちろん、組織拡大に育成が追いついていないことで思うように成果を出せていない他のメンバーを見ていてももどかしい思いをすることが多くなってきました。

初めてのマネジメントに苦戦

マネジメント職にも当然のように苦戦しました。(今も脱出はできていない)

初めて担当することになった部下が、中途社員ではあるのですがデスクワークの経験がなく、キャリアどころかお互いの人生全部を振り返っても私と全く被ることのないバックグラウンドを持っている方でした。

メールとかお客様に説明する時の言葉遣いとか、正直私は前職時代含めても誰かに手取り足取り教わったわけでなく、これまで自然と触れてきた文章や働く中で周りの様子を見て、自然とインプットして身につけてきたものだったので、
これを改めて「指導して」と言われても言語化できないし、そもそも指導されて身につけるものだと思っていなかったんですよね。

なので(私にとっては)奇想天外なことをする部下に頭を悩まされ、時にきつい言葉をかけてしまい後悔する、というようなことを繰り返してきました。

成長実感。上司と部下との関係

悩みは多かったですが、転職してから営業スキルよりも別の場面で自分の成長というか、変化を感じることがいくつかありました。

上司との関係

上半期のフィードバックで上司に書かれていたコメント。

基本的に業務の精度の高さやコミュニケーションスキルをベタ褒めしていただいているコメントばかりだったのですが、いくつかご指摘もいただいていました。

・いろいろと飲み込んだ思いもあったのではと感じているので今後はもっと発信してほしい。

・今うちにはいろんなバックグラウンドを持った人が集まってきている。一人では仕事できないことを忘れないでいてほしい。

これはどちらも本当に図星。

特に2点目は本当にそうで、
前職でずっと1人仕事をしてきた私にとっては周囲と協力して仕事をするということがストレスに感じるところがあり、かつ性格的にも人に相談するということがあまりできない(自分で調べてやった方が早いと思ってしまう)ため、わりと個人で動いてしまっていたなという感覚が実際にありました。

下半期から上司が変わったのですが、この上司は前の上司よりもっとバックグラウンドが異なるため本当に何の話をして良いやら…という感じで最初は相談どころかろくに話もできず。

そんなとある日の定例ミーティングにて。
「なんか、相談とかできないんですよね…性格的に。」
と突然ぼやいた私に対して、上司がおっしゃった言葉。

「そうですよね。でもいつでも呼んでください。WEBで5分!とかってURL飛ばしてもらってもいいんで。」

そんなもん…?と思ってからは早く、いつからか案件でちょっと悩んだ時など、すぐに呼び出せるようになりました。
特に、前述したマネジメントについてはたくさんフォローしていただきました。

忙しい人にもっと忙しくさせるの悪いな、とどこかで思っていたのですが、少なくとも私と喋っているときは「忙しい」感じを出さず私の相談に向き合い、的確なアドバイス、フィードバックをしてくださることにキャパシティの大きさを感じています。

過去、忙しい上司をたくさん見てきたので気軽に呼び出す・声をかけることに抵抗があったのかもしれないけど、若くしてこれだけのメンバーを取りまとめている上司。
もっと頼ってもいいものなんだなと思い、最近は気軽に相談できるようになりました。

「人を頼れるようになった」
これは私の大きな成長です。

年内最終日には、長文で一年の感謝とこれからについてのメッセージをいただきました。
我ながらマネジメントの難しい部下だろうなと思うのですが、いつも向き合って話を聞いてくれる上司に感謝しています。

部下との関係

マネジメントに苦戦していることは前述の通りですが、ありがたいことに部下はずっと嫌な顔せずついてきてくれています。

恥ずかしいことに、自分に余裕のない時なんかは、「普通に考えたらその行動はしない」とか自分の価値観を押し付けてしまった場面もあり、本当に反省しているのですが、
上司のフォローもあり、最近は「なぜその行動を取ったのか」など相手の考えや思考の癖をきちんと拾うとかを心がけられるようになりました。

あとはやっぱりほめること。
最近それこそ部下自身が元々持っている資質や、入社してからの成長を感じられる場面も増えてきたのでそこはきちんと言語化して伝えるようにしようと意識しています。

自分1人でも手一杯なのでなかなかうまくコミュニケーション取れないことも多いですが、
自分と違う人生を歩んで、経験をしてきた相手のことをある種面白く見ることができる場面も増えてきました。

そしてこちらも年末最終日。
「たくさん迷惑をおかけしていますが、nonさんの部下になれて心からよかったと思っています」
とメッセージをもらって泣きそうになりました…。

この子と一緒に悩んで、向き合って進んでいきたい。
初めてチームを組んで、マネジメントをやらせてもらっているメンバーとそんなふうに思える関係を築けていること。
これは本当にありがたいことで、私の財産です。

主張。文句と意見を分ける

前述した上司からのフィードバックで「もっと発信してほしい」とあった通り、入社後半年経たないうちにいろいろと気になる・気づく場面が増えてきていました。

最初の半年はそれこそ「郷に入っては郷に従え」精神だったので黙っていたのですが、上司が気づくくらい何か思っているようだ、ということがダダ漏れだったみたいです。笑

下半期に入ってから、仕事や組織体制に関して、色々と思うことを発言するようになったのですが、最初はどうしても愚痴や文句みたいになってしまっていたなと反省しています。

ですが逆に上司たちの話を聞いているうちに、皆さん色々と悩みながら私たちの事業部を前に進めようとしてくれているのだと当たり前のことを身をもって実感するようになりました。

ちょうどそのタイミングで昇進したこともあり、本当に最近ですが私も責任ある立場として「文句」でなく「意見」を言うように意識できるようになりました。

何が違うの?と言う感じですし、もはや自己満かもしれませんが、
強いて言うなら今の状態を否定するのではなく、今のいい面も捉えた上でもっと良くするには?と言う視点を忘れず、またそこも含めてきちんと言語化して伝えるようにしています。

アサーションというコミュニケーション法がこれに近いものなのかなと思っていて、来年はこのあたりをきちんと理解して身につけた上でビジネスコミュニケーションを磨いていきたいな、などと思っています。

自己分析。自分の強みはどこなのか?

営業という仕事がしっくりこないかも…と思う中でも、「合わない」で流すのではなく、
今の仕事の何が嫌で、逆に何はそんなに嫌じゃないのかとかを分解して考える・向き合うこと
がいつの間にか癖づいていました。

これは転職活動で自分の強みと向き合った賜物です。

結論、営業自体よりも受注後の納品業務は全く苦なくできているなということに気づいたので、最近は社内でのセカンドキャリアを訴える活動を並行して行っています。笑

お客様とお話しすること、またヒアリングとかも全く苦ではないですが、
必要ないと思っているお客様に改めて提案することが苦痛。

「人は人、自分は自分」精神が強すぎることで営業の仕事にうまくはまっていない気がしています。

一方で、多数の関係者の要望を汲み取って、最適な落とし所を見つけて調整することは得意。
前職でも散々やってきたのと、SFの共感性の資質が活きていて、相手が意図していることを言葉以上に汲み取れる強みがうまくはまっているのかなと思っています。

事業部のフェーズと合わないことには仕方ないのですが、自分で捉えている自分の強みは適宜関係者に伝えているので、社内でキャリアを築くのに自分の意思を反映させること、前職よりは叶う環境かもしれないなと期待を抱いています。

振り返ってみて

なんだか悩み多き9ヶ月で悶々とした時間の方が多かった気がしますが、こうしてアウトプットしてみると成長した場面がいくつもあったなと思い、自分を褒め称えてあげたいです。

今の会社に何年も在籍する予定は正直今のところないのですが、転職先をここにしたことは当時の私にできる最善の選択でしたし、
営業職はあまりはまっていないけれど広い視野で見たらこの会社でできることもまだまだありそうと思っています。

来年も思考を止めずに、自分の価値を最大限発揮できる業務と会社の事業拡大がうまくはまるポジションを探っていきたい所存です。

仕事編の振り返りだけで4500字を超えてしまっている…。笑
次の記事ではプライベート編をまとめます。

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?