事業会社を始めて、そして閉めた話(その9)こんな時の意思、運など。
※現状につながる事も多いので、サラリーマン的にはハッキリかけない事も多いです。読みにくいかと思いますが、悪しからずご容赦ください。
続きです。
職探し中に、天からテーマが降って来たと言う話。
元々、このまま出向先を閉じてしまうには、一つ心残りな事があったんです。
出向先の起業時、今は引退されて協会関連の会長をされていた、出向元のファウンダーに近い方に、社長を連れてご報告に行ったんですね。
その時、「君ね。。もしやるのであれば。。」と頂いたアドバイスに基づき、出向先で2度挑戦したものの、業界を巻き込みきれなかったテーマがありました。かつ、その方は会社を閉じるの決定してから亡くなられた。
達成できなかった遺言の様な物になってしまったんですね。俺ってダメな奴。。と後悔していた訳です。
ところが、初代社長を天敵としていた出向元の社長が、そのテーマに投資をする事を決めたらしいと言う話が聞こえて来た。
それまで出向元では、必要性は語られても、中途半端な体制で投資も渋られ、腰砕けを繰り返していて、私が出向元から権利者さん側と一緒に働きかけた2回目のトライの際もそうだった。
ところが、全くテーマに不案内と思われ、最もそんな物に投資しそうにない出向元社長がそうするらしい。あの金に徹底的にシビアなあの人がねー。あの人苦手なんだよな。。。
じゃ無いよ!(笑)と言うことは今度はガチ!本腰だ!これは俺にやれって思し召しだ!!グワっと血が巡りました。
早期退職希望者の受付期間が終わってすぐあたりだったか。身の振り系の面談で同期のS課長に言う。
「T社長が本気で投資すると聞いたんですが。。それ本当ですかね?」
「そう見たいですよ。」
では、と奏上申し上げる。
「Sさん、先日部長があの組織もう一杯だと言ってましたが、今のメンツでサービス、コンテンツのアグリゲーションできますかね?」
「。。。」
遠い昔に権利者側に数年いた方、制作インフラに詳しい人しかいないじゃないですか。業界の端くれで、今回のテーマのサービス仕様2度切って、テストも行って権利者と交渉した私は、何をどこまでやればいいか、誰に頼めばいいかわかっている。適任じゃ無いですか?成功させたいならば置いとくべきでは無いか。」
じっと聴いている。こちらが話終わると一拍おいて、
「すぐ新部長のMさんに報告します」
で部長面談が組まれました。新しい部長だったんです!組織変更で変わっていたんですね。で、部長面談。
とりあえず自分の背景とこれからそのテーマに関してどう貢献できるかババっと説明をする。
「うん分かりました。じゃ頑張ってくださいね。」
へ?
あっさりと。。。
ハー。。。これで、身重の妻との結婚式も無事迎えられる。。。
先程、早期退職応募が終わったタイミングと書きました。丁度リストラから少し事業に向いて再編始めたタイミングだったようなのです。S課長も、その枠でうまく話してくれた様で。
会社というのは、こう言う物かあーとしみじみと理解しました。
昔酷い思いをしたブラック上司のグループである事はまず確定ですが、サービス側の業務であれば取り敢えずはリードできるかなと。筋道をつけた上でパートナーの社長の話を進める等あるだろうと。とりあえず1枚半は張れた。ホッとする。
続きます。
こう言う時はこういう事もやはり起こる、という話。
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