さて、おばあさんが家に帰り、おじいさんと一緒に桃を開けたところ、中から赤ん坊が出てきました。
おじいさんとおばあさんは「パターン化されたエモ(笑)」と言いました。
赤ん坊はエモあるよ(笑)と名づけられました。

エモあるよ(笑)はすくすくと成長すると、ある日おじいさんとおばあさんに言いました。
「私は鬼ヶ島へ鬼退治に行こうと思います」
おじいさんは「パターン化されたエモ(笑)気持ち悪すぎるんだよ(笑)」と言い、続いておばあさんは「きびだんごあるよ(笑)」と言いました。

エモあるよ(笑)が純喫茶にいると、犬がやってきて言いました。
「クリームソーダあるよ(笑)」
エモあるよ(笑)はそれを見て、「パターン化されたエモ(笑)、気持ち悪すぎるんだよ(笑)」と言いました。
犬が仲間になりました。

エモあるよ(笑)と犬が歩いていると、首からフィルムカメラを提げた猿が街を撮影していました。
エモあるよ(笑)と犬はそれを見て、「パターン化されたエモ(笑)、気持ち悪すぎるんだよ(笑)」と言いました。
猿が仲間になりました。

エモあるよ(笑)と犬と猿が歩いていると、午前四時の薄暗い夜明けを自室の窓からみることなく眺めている雉が現れました。
雉が仲間になりました(笑)。

一行はミニシアターに入ると、受付の鬼が「バグダッド・カフェあるよ(笑)」と言いました。
エモあるよ(笑)は「もう見飽きたんだよな(笑)」と言いました。
一行はシアターへ入り、バグダッド・カフェを鑑賞しました。

鑑賞後、一行はシアターを出て、受付の鬼を斬り捨てました。
鬼は今際の際、カウンターの奥を指さして言いました。
「冷蔵庫に……(笑)」
一行は冷蔵庫を持って鬼ヶ島を後にしました。

おじいさんとおばあさんは帰ってきたエモあるよ(笑)を見て、「エモあるよ(笑)」「ああ、エモあるよ(笑)」としきりに語りかけました。
エモあるよ(笑)は、持って帰ってきた冷蔵庫を二人のまえに置きました。
中を開けると、そこには固いプリンがひとつありました。
それを見て、おじいさんは言いました。
「パターン化されたエモ(笑)、気持ち悪すぎるんだよ(笑)」

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