豊かな室内温熱環境 Fan

一級建築士・福祉住環境コーディネーターの資格をもつ筆者が、【床輻射暖房式 全館空調】 …

豊かな室内温熱環境 Fan

一級建築士・福祉住環境コーディネーターの資格をもつ筆者が、【床輻射暖房式 全館空調】 をおススメしていきます。

最近の記事

室内温熱環境の大敵! 強い気流感

今、日本でも全館空調が増えてきている。 今までの壁掛けエアコンとどう違うのか。色々調べてみたらメリットが多い ことがわかった。その良さについて少しずつ記事にしていきたいと思う。 エアコンによる強い気流感 夏の場合冷房時に「壁掛けエアコンはどうも苦手」という女性が多いことに気付いた時がある。 吹出す方向にも依ると思うが、吹き付ける気流が強すぎることにより、直接身体をひやしてしまうというのだ。 デスク作業でのひざ元にはブランケットがしっかりガードしている。 そうしないと夏

    • 低温輻射床暖房式全館空調のススメ・なぜ、いま低温輻射床暖房式全館空調なのか

      今、日本でも全館空調が増えてきている。 今までの壁掛けエアコンとどう違うのか。色々調べてみたらメリットが多い ことがわかった。その良さについて少しずつ記事にしていきたいと思う。 なぜ、いま低温輻射床暖房式全館空調なのか まず、「輻射床暖房とは何か」についてふれてみたい。 熱の伝わり方には、3つの種類がある。 1.伝導 熱が高い方から低い方へ、個体・液体・気体を介して、移動をすること。 2.対流 水や空気が熱で温められて軽くなり、その結果温まった液体や気体が移動し て熱を

      • 床低温輻射式全館空調のススメ・なぜ、いま全館空調なのか 2

        今、日本でも全館空調が増えてきている。 今までの壁掛けエアコンとどう違うのか。色々調べてみたらメリットが多い ことがわかった。その良さについて少しずつ記事にしていきたいと思う。 なぜ、いま全館空調なのか 2 人をめぐるうごき いま日本では、ヒートショックの事故が年間約19000人といわれている。 原因は部屋間の温度差に起因するケースが多い。 例えば脱衣場。 人間が裸になる、温熱環境的には最も不利な場所である。 ここに床暖房を設置する家はほとんど見かけない。 問題は温度の

        • 床低温輻射式全館空調のススメ・なぜ、いま全館空調なのか 1

          今、日本でも全館空調が増えてきている。 今までの壁掛けエアコンとどう違うのか。色々調べてみたらメリットが多いことがわかった。その良さについて少しずつ記事にしていきたいと思う。 なぜ、いま全館空調なのか 1 建築をめぐるうごき実際、いま建てられている新築住宅であっても、【夏は暑く 冬は寒い】という家も存在する。 日本の住宅は先進国の中でも、室内温熱環境の対策のレベルが低いといわれている。 一方建物的には、断熱をはじめとする外皮性能をupさせる動きが国をあげて整備されつつ

        室内温熱環境の大敵! 強い気流感