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emagic AMT8 / UNITOR8は、まだまだ使える!

2024/1/18 update
Sonomaにupdateしたところ、認識しない状態になっておりました。。コメントありがとうございます。以下は古い情報なのでお気をつけください。

ものすごいニッチな話なんですが、、この大昔のハードウェア、最新のM1 macでも動きます、という話です。

AMT8 / Unitor8はとっても古いハード

DTMを始めてしばらく経った頃、MIDIインターフェースが欲しくなりemagicのAMT8を中古で買いました。8in / 8outなのに1万円しないし、もともとLogicを開発したemagic社が開発したハードということでApple Logicと相性もいいはずだ、ということで、ヤフオクだったかメルカリだったかで購入したのです。

これ、今回あらためて調べてみたのですが、1999年発売なんですね、、ものすごい昔で驚きました。調べていてたどり着いたサイトも、すごく時代を感じる古めかしいWebページで。。
#Rock oN Companyさんってこんな昔から営業されてたのですね

で、こんな昔のハードなので今後はサポートされないだろうし、最近はMIDI機器もあまり使わない=USBで繋いじゃえば動くんで、そもそもAMT8の電源を入れることもありませでした。

そんな状態で存在すら忘れつつある中、先日M1 mac miniを導入して色々と環境セットアップをした際に久しぶりにAMT8のことを思い出し、動かないんだろうなーと思いながら接続してみたのです。

やっぱり動かなかった。。USBハードとして認識されてはいるものの、Audio/MIDI設定で出てこない。

Apple Silicon対応のドライバが出てる

で、駄目元で色々検索してみたところ、、、Apple Silicon対応版のドライバが2022年3月に出ているじゃないか!!! しかも、とてもひっそりと。。

大々的にM1 macに対応しました!とか書かれておらず、システム条件をクリックするとひっそりと以下の記載が、、、

macOS 10.15.7 以降、Intel または Apple シリコンプロセッサを搭載した Mac

https://support.apple.com/kb/DL2090?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP

大感激です。Logicを開発したemagicメンバがAppleに買収された後、エンジニアの方々がまだ残っていらっしゃるのでしょうか。20年以上前のハードのドライバがまだメンテされるなんて、、感激です。せっかくなので久しぶりに色々繋いで動かそうかな、という気持ちにさせてくれました。

Unitor8 Preference Pane(パッチベイ編集アプリ)はダメだった

このAMT8 / Unitor8ですが、MIDIパッチベイとしても使うことができ、その接続を編集するアプリが公開されています。

これ、更新が2009年(!)で止まっているのですが、Intel MacでMojaveまでは動いてたんですよね。MIDI機器使いまくっていた頃は重宝したのですが、これはさすがにM1 macには対応していませんでした。

で、上記サイトを見てみると、やはりM1 mac対応は難しいそうです。

Do you have any plan to recompile this for M1 macs? Apple just released a new Unitor driver, amazingly.

↓↓↓↓↓↓

I’d love to, but I’m not allowed to. You’ll have to rely on the configuration capabilities built into Logic Pro for the foreseeable future.

http://www.potm.org/files/547cfa02636d2fed66cdc9841ec84420-39.php

手元にMojaveのmacbook pro残しているのでそれで使おうと思えば使えるのですが、MIDIパッチベイという仕組みもそれほど必要ない時代でしょうし、こうして役割を終えていくのかな、、としみじみと感じました。


ということで、MIDIインタフェースとしてAMT8 / Unitor8 はまだまだ使えるよ!というお話でした。

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