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ドッペルゲンガーのビジネスモデル

ネットなどで見た人もいるかもしれませんが、チャットGPTは、大谷翔平選手のモノマネができます。
チャットGPTに大谷選手の真似をさせたら「めっちゃ大谷翔平だ」ということで、一部で盛り上がっているようです。

つまり、AIが、個人の話し方の特徴を実演できるというわけですね。

やり方は簡単で、私たちにもできます。

まず、確認のため、チャットGPTに

「大谷翔平選手のスタイルで話してほしいのですが、大谷選手の話し方の特徴を挙げてください」

と聞いてみます。
チャットGPTは大谷翔平選手について学習しているので、答えてくれるはず。

その回答がおかしくないことを確認したうえで、次に、大谷選手のインタビュー語録をあなたのチャットGPTに与えます。
なぜ語録を与えるかというと、細かい口調まで真似してほしいから。
(インタビュー語録は検索で手に入る)

そのうえで、

「今後は大谷翔平選手になり切って私と会話してください」

と指示し、設定は完了です。

同様にしてチャットGPTは

  • たとえばイチローさんにもなれる

  • たとえば亡くなっているけど樹木希林さんにもなれる

有名人ならたいていOK。

AIは情報さえ与えられれば、個人の個性を「まとった」形で対話ができます。

有名人の場合は簡単です。
すでに情報がネット上に多数あるから。
(チャットGPTのようなAIは、ネット上の有名人の情報をあらかた記憶しています)

有名人じゃない場合は?

有名人じゃない場合でも、その人の情報(性格や口調、好き嫌いなど)を与えれば、同様に真似ることが可能。
与える情報がしっかりしているほど、その人に似てくる。
その人のように話すようになる。

ただし、情報がしっかりしていることが大切。

さて。

ここまでは個人の話ですが、会社のような「団体」にもこれを応用することができます。

あなたの会社の情報(事業内容や理念、特徴など)を与えれば、AIはその会社や協会に似てきます。
AIが会社の個性や、行動パターンを模倣するようになります。
いわば、あなたの仕事の「デジタルな分身」が出来上がったと言えるでしょうね。

このような「分身AI」を使い、人手不足をカバーし、作業時間を短縮します。
ですが、「分身AI」の価値は、あなたが好みそうなアイデアを出してくれるという意味で、ブレストやコンサル価値のほうが高いでしょう。

「会社を模倣するAI」は、一見すると大企業にしか作れないように思えるかもしれません。
しかし、大谷翔平選手の分身がわりと簡単にできるように、大企業じゃなくったってこういうのは作れます。

AIは民主化しているのですから。





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