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ドリブンズに改革をもたらした、太の絶対的クライテリオン<基軸>

本題に入る前に、これがファイナル前の成績

こちらが最終成績となる。

風林の成績に注目

風林がここまで壊滅的な成績でフィニッシュした一因には、監督のエース勝又の温存作戦という、ナンセンスな采配にあったと言っても過言はない。

第1戦目~6戦目まで「ガセ 留美 亜樹 ガセ ガセ 勝又」でローテ。

レギュラーでもチームで最大のマイナスを献上したガセをこの大一番で重用する意味が全くわからない。この愚策によって出鼻をくじかれて、そのまま奈落の底へ沈みこんだのが風林のファイナルだったと総括できる。

第1戦目~6戦目・ガセと勝又をそっくりそのまま入れ替える方がチームが勝つ確率は遥かに高いのではないのではないか。

ちょうどこう例えればわかりやすいだろう。オリックス時代において、日本シリーズに出てエース山本を三戦目まで温存をしているようなものだ。日本シリーズ第一戦はそのチームのエースで行くのが常道であり、短期決戦は良いものから出すのは当然なのだ。

なぜエース勝又を初日から一日一勝又でいかなかったのか。戦いの鉄則から、当然エースを初日から私なら使う。

エースを温存すると、プロ野球の先発のようにエースの体力が回復して戦いにとってプラス効果があるなら別だが、麻雀の短期決戦でエースを温存という作戦はナンセンスそのものだと言っていい。

先手必勝という言葉通り、エースを初日から繰り出してゆくのが順当であり何か下手な演出を狙い過ぎてはいないかということだ。

そして監督の采配ということでは ドリブンズの越山は相も変わらず変化することはなかった。

一年前に書いたnoteだが改めて読み返しても、自分で言うのもなんだがとても面白かった。キレイごとだけは滔々と述べるが、麻雀のような<運ゲー>を将棋や碁のような<実力ゲーム>と勘違いしたまま今シーズンも女流差別の采配は全く変わらなかった。

一年前も、まきどんを一番試合数を多く登板させる可能性もあるなどと本音とはまるで違う見え透いた嘘、キレイごとを言っていたが予測していた通り、女流は今年も20試合に届くこともなかった。女流は数合わせにしか過ぎないのだ。

このnoteで言っていることを一言でまとめるならば、ドリブンズ越山が監督であったなら、ドリブンズ伊達の三冠王など120%なかったことだけは断言できるということにつきる。なぜならタイトルの規定登板数20試合を満たすことなどドリブンズの期待値采配において女流ではまずありえないからだ

ただ後から丸山の代わりに瑞原を取るつもりだったと卑怯な言い訳をする詭弁家の越山のことだ。何を言い出すかはわかったたものではない。いずれにせよドリブンズは男は-200だろうが-300だろうが、規定試合数20試合は絶対に上回るのである。

運ゲーで期待値をデフォルト設定する采配の愚については論理的にグーもでない形でこのnoteでケリをつけている。なぜ期待値をデフォルト設定する采配が麻雀というゲームにおいて戦略的に間違っているのか、園田も全く理解していなかったが、気が向いたら読んでみてほしい。

そんなドリブンズ主義を徹底して批判し続けてきた当noteだが、唯一開幕前から一貫して肯定してきたのが太の獲得だった。醍醐をネガティブに評価させてもらってきたのとは対照的に一貫してポジティブに評価させてもらってきた。

今回はドリブンズに改革をもたらした、太の絶対的クライテリオン<基軸>というタイトルで書いてみたい。アサピンとの違いにも注目してみた。よかったらご高覧いただきたい。

太特有のパラドキシカルな動きに迫ってゆく。

戦略的な動きの中にはパラドキシカルなロジックが必ず働いている。


パラドキシカルなロジック。

例えば具体例をひとつ。昨年鳳凰位を獲得しMトーナメントにHIRO柴田が出場した際、日吉がインタビューで

晴れの舞台・Mトーナメントで戦いを前に心意気を一言?」と

聞かれた時の返答が今でも強烈な印象が残っている。HIROの柴田の返答がまさに逆説に満ちたものであった。

勝ちにこだわらない気持ちで打ちます。

この返答一つ取っても、HIRO柴田は只者ではない、と思っている。


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