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5月2日 変わる結婚観

眠りが浅い上に、夢も見るようになってしまった。そしてその夢はまさかの”味覚障害になる夢”。妙にリアルで朝起きての検温が怖くて仕方なかった。もちろん平熱で、そのあと飲んだコーヒーはしっかりと風味を感じたので夢だったのだが、自分の脳の映像化のスキルに辟易してしまった。
ただ、夢占いで”味覚障害”は自分の成長などを表しているらしく、吉兆とのこと。何となく時期が時期だけに、信じがたいが、いいことは鵜呑みにした方がいいなと思い、ひとまず安心したのだった。

何でこんな夢の話を思い出したかというと、この連休、本来は帰省するつもりで、地元の友人と会う予定を色々立てていた。が、もちろん帰省はなくなり、友人との約束もキャンセルになったのだが、みんながやはり人との会話を求めているのか、面白いくらいオンラインで会う約束で埋まっていった。ありがたし。

その第1弾が先日、前職の親友とのマンツーマンで行われた。彼女とは同期ではないのだが、中途で同じチームに入社し、同い年だが後輩というか戦友という立ち位置で12年間一緒に働いた。そして奇しくも同じ時期にお互い次のステップへ進んだ仲間だ。私は東京へ、彼女は淡路島へ。選んだ業界もキャリアも何なら性格も男性の好みも全く違う…いやむしろ正反対なのだが妙にウマが合い、たまに会って話すとお互いがお互いの方位磁石のような存在になっている。

そこで盛り上がったのが、”このコロナを通して、結婚に対する考え方が変わったか?”ということだ。(あ、お互い独身です。)というか、”結婚したいか”かな。
答えは”結婚はしなくていい”ということになった。
順繰りに書くと、”この歳になると結婚=子供ではなく、一緒に住む相手になる→よほど好きと思う相手じゃないと、四六時中同じ空間にいることが難しい→そこまで好きな人で今更できるのか?→できないし、新たに探すのもしんどい→今の気楽さに勝るものはない→彼氏はいてもいいけど、結婚はもういいかな”という流れだ。お互い昨年末くらいは何と無く40歳を前に婚活じゃないけど、結婚のことに向き合っていた時期を経た上で、全く同じ考えに至ったものだから、画面越しにハイタッチしてしまったくらいだ。
我々2人だけじゃなく、何と無く同世代の友人にヒアリングしたところ、(条件としては、独身かつ一人暮らし、彼氏の有無は問わない、みんな仕事をそれなりにしている)だいたい”うん、もう誰かと住むとか考えられない”という回答だったことを思うと、一人で生きていけるアラフォー独女の婚活市場は凍結するのではないか?と思ってしまった。

もともと、40歳を過ぎた女性の結婚へのモチベーションは、子供!という人もいるかもしれないが、漠然とした老後への不安じゃないだろうか。少なくとも私はそうだった。お金、は今のまま働いていたら何とかなる。孤独死、とか老後の寂しさだけはどうにもならない。特に人との繋がりが希薄な都会だと、本当に孤独死もあり得るからだ。
ただ、今回の新型コロナで、”死”というものが少し身近になり、リアルになったときに、”ああ結局人間は最後一人で死ぬんだな”と再認識した。そして、我が国においては、多分誰かが見つけてくれるし、何とかなる気がしている。不安の一つだった”死”に関しては、解決してしまったのだ。
そして何より、ただでさえベースが心地よくない状況の今、無理して心地よくない思いまでして誰か他人と住みたいとは思わない。今までは無理してでも誰かと一緒になるメリットがあった。(不都合を外に逃がせたからね。)でも全てがひとつ屋根の下に収まる今、気楽な心地よい空間>一緒にいるメリットになってしまっているのだ。

とはいえ、20代の婚活市場はオンラインやアプリ上で盛り上がっているとも聞いた。それもわかる。有事に他人の温もりが恋しくなるということだろう。ただ、30代後半にもなると、知恵も経済力も我が道も身につき一人を選ぶのかもしれない。とはいえまだ7人のヒアリング情報でしかないため、引き続き集めていきたいと思う。そしてその結果が何かの役に立つ気もしないが、将来の夢でもある楽しい互助会づくりの礎にでもしようかな。

さあ、今日も昼と夜、オンライン飲み会が待っている。

byMAKORI


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