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【映画】~何も解決しとらんやんけ~『ジェーン・ドウの解剖』

今回は2016年のアメリカ作品「ジェーン・ドウの解剖」です。

*若干のネタバレがあります。

【あらすじ】
変死体を解剖したら全滅しました。


【感想】
何一つ救いがないのがグッド。

主人公である検死官親子が、なす術なく、完膚なきまでに超常現象に追い詰められていく様子は素晴らしかった。

一時は、父親が「彼女(変死体)がかつて受けた痛みを自分が全て受け止めて身代わりになれば超常現象は解決する!」という圧倒的ソリューションを思い付きます…が、悪魔的勘違いでした。
何事も自分に都合よく解釈して行動してはいけないということですね。



【結論】
中世の魔女とはいえ、現代社会においては、超常現象ではなく、法手続によって権利の回復を図るべき。
本作品は、コンセプトが日本のホラー映画界も得意とする系統であるため、日本でリメイクした場合は絶望的な良作になりそうです。ただし、他のホラー作品と同様に、日本国内での需要はそこまで大きくないでしょう。



ではまた。

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