見出し画像

【双極性障害】アイデンティティを見失う病気。

言葉が人をつくる、という名言がある。

言霊という日本語もある。


つまり、自分が発する言葉には、とてつもないパワーがあるということだ。

とすると、躁と鬱の二極化する世界を生きる躁うつ病患者にとって、自分とは一体どういった存在と捉えればいいのか。

私は、躁のとき、自分には世界を変える力があると強く思う。
しかし、ひとたび、鬱に転ずると、自分は無能で醜く、存在価値がないと信じる。
私は、寛解時期が殆どない。
躁と鬱を行ったり来たりしているうちに、私は一体何がしたいのか、何を好み、何を嫌うのか、この人生に求めているものは何か。

どう、生きたいのか。

全く分からなくなってしまった。

それは、躁と鬱とで、自分にかける言葉が真逆だからだろう。
何でも出来る躁状態と、何もかも終焉としか思えない鬱状態。
私は、アイデンティティを見失い、人生を気分なんて瑣末なものに振り回されている。
この振り回される人生に終わりは来るのか。
私は、私を取り戻せるのか。
私が双極性障害で辛いのは、その部分においてかもしれない。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?