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ちいさな言葉の欠片たち(エッセイ)

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あの日のあの言葉って、納得いかないんだけどとか。誰かが言ったちょっといいなって言葉を紹介しながら、まるで日常なエッセイや日記書いています。
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#小説

おじさんの時間、星野道夫さんの時間。

(ソーシャルディスタンスな日々よりずっとむかしの日記より) 目の前に座っていた人が、はら…

3万円で静けさを買った。

夜、さまざまなスイッチを 消してしまうと、 静けさが訪れるはずだった。 独り暮らしを始めて…

瞬間の幸せを、つかの間の永遠にして。#創作大賞感想

幸せという言葉をどこか敬遠しながら暮らしてきた ところがあった。 偽善じゃなくて、好きな…

こんな時代もあったよねと、プロフィール更新いたします。

noteに来て3年になるのに、ぐずぐずとプロフィールを 書くことにしり込みしてたりしてました…

友達という言葉に憧れていた。

友達ってどういう人のことを いうんだろうって正直 ずっとわからなかった。 よくドラマに登…

小説『残雪』/言えなかった言葉、言わなかった言葉を思い出す。

去年読んだ好きだった短編小説 『残雪』のことをなぜか今書いて おきたくなっていた。 日本…

ChatGPTに『舞いあがれ!』の恋歌を頼んでおいた。

新しいものに対して、ちょっと距離を 置きたいと思う性質なのです。 だから、あのチャットGPTの話題が Twitterでももちろんnoteでも聞き始めた ときも。 すーんと遠くからみておこうって思って すみっこで話を聞いてる人になっていた。 いろいろ日々を送っていたら、テレビでも 新聞でもその話題を聞き始めたので もう何周目?   っていう気分になって。 もう新しくないから、とりあえず 触ってみるかって思ったのが 先週ぐらい。 何周か回って今みたいな

物語は誰のものになってゆくんだろう。

一日を終える時、まだ何か大事なことを し忘れていた気がする。 それはとても大事なことなの…

ひとりにもふたりにもなれる場所。

我が家のちいさな中庭には昔の井戸の 名残のコンクリートの上に、スナフキンが 15年も前から…

恋する家族の一員になって。

誰かと比べるものでもないし、  比べようも ないのだけれど。 恋愛っていうものを 遠ざけ…

偶然の誰か、偶然の本に出会える幸せ。

いつだったか、京都のショッピング  モールを好きな人と一緒に歩いて  いた時になにげなく入…

なんでぼくたちは、読むんだろう?

人はどうして、今ある世界だけじゃだめなんだろう。 日常だけじゃ、満足しないんだろう。 ど…

書くときに、時々思い出すあの日の横顔。

大学の卒論提出の日のことを思い出す。 わたしは文芸学科だったので小説が 最終卒業制作だっ…

『空白を満たしなさい』が、救ってくれたもの。

死んでしまったあの人がよみがえって くれるとしたら。 あの頃なんでもするって思っていた。 ほかの悲しいことはぜんぶ引き受けても いいぐらいの、血迷った心でうろついて いたことがあった。 そんな冒頭を書いて今日で3日目。 書けないとあきらめてしまえばいいのに なんだか性なんだろう、まだしがみついて 今日も挑んでる。 挑んでは寝かして、でもあきらめられ なくてまたこうして書いている。 「死」をあつかうのも、受け止めるのも それは現実でもフィクションでもき