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70.マリオはみんなの先生、スーパーブラザーズ

展示2日目、語学学校の先生マリオが写真展を見に来てくれた。
すんません、任天堂のマリオと違います。

日曜日だというのにもかかわらず、しかもお住まい先も結構離れてるのにわざわざ来てくれて嬉しかった。


マリオは、映画の専門学校に通いつつ語学教師を非常勤でしている。年齢は当時33歳。
観察力が素晴らしいのと、今までたくさんの国の生徒を受け持ったためにいろんな国の言葉を理解していたし、イントネーションやアクセントを真似るのがめちゃくちゃうまい。

日本にも住んでたことがあって、日本人英語、日本人特有の発音、日本人の英語学者がつまづくことなどなど、良き理解者でもあった。

クラスでうまく馴染めないこととか、私の英語が全然周りに通じなくて挫けそうな時とか、マリオに相談していて学校の中で一番信頼できる友達的な先生だった。
その先生が、展覧会に来てくれてとっても嬉しかった。

作品を褒めてくれて、それからは一緒にカフェでお茶した。
会話の中でも新しい単語をたくさん教えてくれて、また彼は映画や芸術文化に詳しいのと日本の映画が大好きで、よく会話が盛り上がった。

あの作品はあれだよねこれだよね、あの作品はあの監督がどの作品にインスパイアされて作ったんだよとか、マニア向けな会話。

それと、マリオは私の英語力成長加減を褒めてくれた。

マッサージのトレーニングに行くことを伝えて、英語力で断られそうになったと言ったら笑って聞いてくれたし、新しいことを挑戦する私のことまで褒めてくれた。

1対1で誰かと出かけるのは緊張する。それにこちらの英語が間違ってることをいちいち否定されると、すぐにシュンとなってしまう。
だから会話をするのは緊張するし、相手によっては恐怖そのもの。
けど、マリオは優しく助け舟をいつも出してくれて、ゆっくり話す私の話を一生懸命聞いてくれた。

本当に素晴らしい先生。

彼とはあっという間に日が沈むまで話していた。


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