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夏の体調低下が止まらなくて始めた「ゆる薬膳」がいい感じ。

移住後に仮住まいと思っていた古民家を、3年目の夏に引っ越したその前後からの不調が本格的になって危機感を覚えていた。

不調の兆しは「治らず繰り返す手湿疹」「夜中三時に目が覚める。それから眠れない」「胃腸の調子が慢性的によくない」「傷が治らない」など、徐々に現れた。

「これはまずい」と思いながら、それでもあと少しだからとわずかな無理を重ね続けた結果、さらに状態が悪化して本格的に恐れを感じるようになった。

やばいやばい、これ以上悪化したら病名が付きそうと思い、できることは何かを調べて薬膳に行き着いた。

薬膳とは以下。

『薬膳』とは、簡単に言えば「体が喜ぶ食事」のことです。
体の不調があったとき、もしくは不調になる前に、「体に合った、体が求めている食事」を摂ることで、体の健康を整えます。特別なものでは無く、多くの方が日常でおこなっている行動と同じような考えが薬膳の基本となる考え方です。

再春館製薬所ホームページから引用

食は毎日のこと。
発症前でも手が打ちやすい。
これで体がよくなれば言うことはない。

40代も半ばを過ぎたし、今からこの知識があれば役立ちそうだと思い、Kindleでレビューがよかったレシピの本と、漢方・薬膳の食材辞典を購入してみた。

レシピ本は「うわー、こんな洒落た食事いいなぁ」と内容を気にせず買ってしまった。

さすが人気のカフェのレシピで美味しそう。
ただしスキル不要、時間いらずのレシピでは無かった。
これは誰かに作ってもらえたら嬉しいレシピ。

毎日のことなので、手間なく作りたいズボラな自分に合いそうなのは、不調によってたまった毒を出す食材を使って、簡単に調理することぐらい。

食材をサッと茹でてポン酢とか、フライパンで炒めるとか。

野菜はなんたって産地に住んでいるわけだから、新鮮で旬でお財布に優しい素材が豊富に手に入る。(ご近所さんからのいただきものも多い)

だから辞典のほうが今の自分にはしっくりきた。

食材辞典は素材だけのことではなく、不調の種類についても言及していた。

自分は「虚弱毒」が溜まった状態のようで、ストレス不眠、胃腸機能の低下、疲れがひどくなるとイライラと、大変身に覚えがあった。

「虚弱毒」なるものを効率よく排出するために、それに適した素材で、できるだけ旬のものを選んで食べたらいいんじゃないかな?と、なるべく自分で料理して食べることを一週間続けてみた。

キクラゲと椎茸と野菜の中華スープ
納豆はシソの葉と一緒に
キクラゲと椎茸たっぷりの中華丼と生湯葉+湯でオクラ(ワサビと醤油)

その結果、少しずつ眠りが深くなっていった。

夜中三時に目が覚めていたのが、四時五時と。

ついには六時までぐっすりなんて日も出てきた。

眠れるようになると、他の不調もジワジワと回復傾向に。

効果を実感したため、毎食の準備が大変でも「これを食べたらもっとよくなるかも…?」を期待しながらの試行錯誤が結構楽しい。

体にたまった毒を想定し、毒出し素材で狙い撃ち。

毎日の面倒な食事づくりが意識一つで楽しい実験になっている。

食べ方も大切。
冷やしすぎない。
朝食は少なくても食べる。


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