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感覚過敏の偏食こどもと家族の頑張らないごはん

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感覚過敏による超偏食で困った子供とその家族。家族みんなが食べることができて、簡単な料理が作れないか?試行錯誤しながらできたレシピたち。大人も楽しめる味変スパイスや感覚過敏の我が子… もっと読む
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ご近所さんからのいただきイチゴで簡単イチゴソース

ご近所のSさんからいただく野菜や果物は本当に美味しい。 自分でもプチトマトを作ったりしたけど、比較すると味の濃さや甘さが全然違う。 そんな野菜たちを我が家が移住3年目となっても「もしよかったらどうぞ…こんな不揃いで家庭用なんだけど」といつも恐縮しながら届けてくれる。 「そのうえ仕事に子供の送迎に大丈夫?体壊さないように食べてくださいね」と気遣ってくれる。 Sさんの野菜や果物を余すことなくいただきたいのだけど、ネックは我が家の冷蔵庫の小ささ。 長く住めるかどうか分から

レタスを食べるための炒飯レシピ - 感覚過敏の偏食子供と家族のご飯 -

久々に紹介する偏食子供と家族のレシピ。 食べられるものが少ないからレシピはなかなか増えないけど、久しぶりに増えたレシピは炒飯。 ご近所さんからいただいた、とれたてレタスと市販のそぼろ状の鮭フレーク、それに卵が材料。 米油(ごま油でもOK)を入れて熱したフライパンに割りほぐした卵を入れ、ご飯も入れる。 ざっくり混ざったら鮭フレーク、二センチ角に切ったレタスを入れて炒め、 味付けはオイスターソース、醤油、鶏ガラスープの素(顆粒タイプ)で濃いめに味付け。 結構大きめのレ

豚汁さえあれば、あとは簡単でいい。- 感覚過敏の偏食子供と家族のご飯 -

上の子は感覚過敏による偏食で、食事にはかなり悩んできた。 食べられるものより食べられないものの方が多い。 例えば旅先の宿ではほぼ食べられないものばかりになる(小鉢のヒジキとご飯だけとか)。 しかも甲殻類アレルギーでもある。 感覚過敏による偏食の子供は栄養失調に陥りやすいと聞くが、上の子も好きなものだけ食べさせるとすぐ体調を崩してしまう。 上の子にも食べられるように、かつ下の子も食べられる食事と考える必要に迫られる毎日の食事作りは物理的、精神的に正直キツい。 だからい

ご近所さんからの採れたて春ネギをいただくための肉豆腐レシピ

「ネギがちょうど時期だからどうぞ」とまたご近所さんから野菜をいただいた。 数メートル先のご近所さんの畑からやってきたネギ。 もう美味しさしか浮かばない。 さてこのネギを沢山味わうためにはどうしたらいいか考えた結果、肉豆腐に決定した。 作り方は簡単。 豆腐、牛肉、茹でてアク抜きした糸蒟蒻を底の深いフライパンに入れて、本つゆと水を混ぜた調味液を注ぎ、煮る。 ブクブクしてきたら丁寧にアクだけは取り、最後にネギを隅っこにどっさり加えてさっと煮る。 味の調整は、醤油または

茹でただけで甘く美味しいご近所さんからのホウレン草をいただくレシピ。簡単ナムル

ご近所さんが最近よく届けてくれる野菜はほうれん草と春ネギ。 初めていただいた時は、茹でてそのまま食べた(止まらなかったと言うべきか)。今回のほうれん草はナムルにした。 作り方は至って簡単。 洗ったほうれん草(根本に土は残ってるからボールに水を溜めて土を落とす)を塩少々入れたお湯で茹でる。 水を張ったボールにほうれん草をつけて、水気を絞って一口サイズに切る。 味付けは塩とごま油。 それにスリゴマを入れて和える。 そのままでも美味しいけど、このシンプルな味付けもほう

ご近所さんからのいただきもの。採れたてスイートスプリングを手絞りジュースに

「種が多いから、ジュースがいいかも。ちょっと黒くなってるけど中は大丈夫だから」 ご近所さんが持ってきてくれた、沢山のスイートスプリング。 はてスイートスプリングとは何だろうと調べたら「栽培が難しく、生産量が少ない稀少な柑橘」らしい。 「爽やかな甘さと香りは、まさしく『スイートスプリング』(甘い春)」 高まる期待。 ここはご近所さんおすすめのジュースにすることにした。 グレープフルーツみたいに切って ネットで調べて一押しだったダイソーのフルーツ絞り器でグリグリ絞る

濃いめの味付がコツ。感覚過敏の偏食子どもと一緒に家族で食べる茹で肉ポークチャップ風レシピ

感覚過敏の上の子は、匂いや食感に敏感。 肉も魚も匂いが気になったり、脂身のプルプルは絶対無理。 魚は小骨があると厳しい。 濃いめの味付を好む。 調味料の味で誤魔化して、何とか肉を食べさせるレシピの一つがこの茹で肉ストックのポークチャップ風だ。 茹で肉を使うので脂っぽさも抑えられる。 茹で肉の元ネタはこちらの本から。 肉を茹でて、汁ごとタッパーで保存するだけ。 エッセイストの平松洋子さんのレシピだ。 ストックしていた豚ロース肉の茹で肉を、一口サイズに切る。 それを

青菜は細かく刻んで濃いめの味で。感覚過敏の偏食子供と一緒に家族で食べる大根の葉とジャコのゴマ油炒め

感覚過敏の上の子が一才半歳の時点で食べられたものといえば、ダシ汁と赤ちゃんせんべいと米。 それからも離乳食はなかなか…というより育児カレンダーどおりには全く進まなかった。 ある時、自分が食べていたおかずをまだ小さかった上の子が食べたがった。 お米と少々混ぜて食べさせると意外にも食べることができて。 それからずっと上の子の貴重な葉野菜と魚類の供給源になっているのが「青菜のゴマ油炒め」だ。 今回は大根の葉にしたけど、小松菜でもいい。 フライパンに気持ち多めの胡麻油を入

汁物にもお肉を入れてバランスよく。感覚過敏の偏食子供と一緒に家族で食べる和風スープレシピ

感覚過敏の上の子は、肉と魚は得意では無い。 肉なら焼肉、唐揚げ、ステーキ、餃子、トンカツ、どれも食べない。 脂っぽいとか、塊が苦手なのかとミンチを使うとまだ食べられるようだ。 貴重なタンパク質摂取源として、スープにも肉団子を入れるようになった。 肉団子入り和風スープレシピ肉団子は鶏ミンチまたは豚ミンチ。 ミンチと卵と片栗粉、塩少々を加えて手で練る。 肉団子というより、ミンチのまとまりが出来ればいい、ぐらい適当で充分。 肉団子を作るのが面倒なら、冷凍食品を使っても

調味料は黄金比で。感覚過敏の偏食子供と一緒に家族で食べる炊き込みご飯レシピ

基本目分量で味付けしているのだけど、これだけは大さじ・小さじを使うメニューがある。 それは炊き込みご飯。 感覚過敏で偏食な上の子が、一度に色々な具材を食べられる貴重なメニューだ。 味が薄すぎると食材の匂いが立ち、食べられなくなることもあるのだが。 昔読んだ料理家小林カツ代さんの本で「これだけはちゃんと計りましょう!」と黄金比を知り、きちんと計量スプーンで計り出したら安定の味になった。 (たしか写真が無い本で、イラストと文章だけの単行本だった) 具材が変わってもほぼ

塩とゴマ油で香りと食感よく。感覚過敏の偏食子供と一緒に家族で食べるもやしナムルのレシピ

食べられない野菜を頑張って食べさせるより、食べられる野菜をモリモリ食べさせる。 「苦手な野菜も挑戦させてください」と外から言われても、親もそこは頑張らないことにした。 飲み込む時の異物感を過剰に感じてしまう上の子が食べられないことは「甘え」とは思えなかったから。 一口食べて、ダメなら仕方ない。 その代わり、食事を一緒に楽しむ工夫を考えていく。 それが試行錯誤を繰り返してたどり着いた、親も子供も無理しない我が家の方法。 もやしナムルの作り方もやしはボールに水を入れて

玉葱は繊維と直角に切ってクタクタに。感覚過敏の偏食子供と一緒に家族で食べる豚丼レシピ

感覚過敏の上の子が苦手とする玉ねぎのシャキシャキ感。 聞けば「柔らかかったり、小さいなら何とか」。 繊維と直下に薄く切ったり、みじん切りなら割と行けることが分かった。 お肉大好きな下の子も好む豚丼の作り方は簡単。 フライパンに油を入れてスライスした玉葱をじっくり炒め、しんなりさせる。 脂身が少ない豚のシャブシャブ肉を入れてサッと炒める。 水を加えて煮込み、アクをとる。 味付けは「本つゆ」と醤油。 上の子はご飯とおかずは別々に盛る。(玉葱も少なめ。写真は大人用)

ブロッコリーは蕾(つぼみ)の部分だけ。感覚過敏の偏食子供と一緒に家族で食べるブロッコリーの味噌胡麻マヨネーズ和えレシピ

感覚過敏の上の子が食べられる野菜は多くない。 「プチプチしたところは好き」 ブロッコリーは数少ない食べられる野菜のひとつだ。 ただしプチプチした頭、すなわち花の蕾(つぼみ)の部分だけがいいらしい。 茎は硬すぎたことがあったのかな? 一度痛い思いをしたら、次回「また食べよう」とは中々思ってもらえないから気をつけないといけない。 ブロッコリーの味噌胡麻マヨネーズ和えの作り方洗ったブロッコリーを食べやすいサイズに切って、茹でるかレンジでチン。(茹でる時は塩を入れたお湯)

準備も調理も簡単に。感覚過敏の偏食子供と一緒に家族で食べるヒジキと大豆の煮物レシピ

感覚過敏による偏食な上の子は、食べられる物が限られるうえに少食だ。 食べなくても元気な人はともかく、あまり食べないと我が子は体調不良に陥りやすい。 食べられる食材を中心に、いかに継続して食べやすくするか頭をひねる代わりになるべくラクをしたい。 簡単ヒジキと大豆の煮物の作り方ヒジキと大豆はエフコープのドライパックというのを使う。 水戻しもしなくていいし、洗ってプラスチックごみに捨てられるので便利だ。 ゴマ油を入れたフライパンに千切りの人参を入れて油がなじむまで炒める。