低コストで小学生が身につけられる一芸とは

我が家ではなるべくアナログな遊びを取り入れるようにしている。
1人で遊ぶものなら
パズル、レゴブロック、ルービックキューブ。
塗り絵、あやとり、折り紙。

2人で遊ぶものなら
オセロ、将棋、トランプ、おはじき、
読み聞かせ、料理など。

3人以上ならカルタ、トランプ、ウノ、人生ゲーム。
更に最近息子がはまっているのが麻雀だ。
私も両親ときょうだいの影響で
小学2年生から卓を囲むようになった。
それを継いだのか息子は1年生になった4月から始めた。
数字を眺めているのがとにかく好きなようで
約2時間席に座り続けて牌をツモり、捨てる。
鳴かずに面前で役を作った方が高得点になるとわかり、
リーチするようになった。
裏ドラも一丁前に確認する。

昔から継がれてきた遊びは知恵の結晶だと思う。
そして歴史のある遊びは多くの年代が嗜んでいるので
息子は将棋、オセロ、ウノ、麻雀などを通じて
半世紀以上年上の人と肩を並べて遊んでいる。

デジタルな遊びもアナログな遊びも
どちらも時間は消費する。
異なるのは
目の前の人間の時間も一緒に消費するのか
画面を写すための電力を消費するのか。
誰の時間も有限で大切なもの。
けれど一緒に共有するからこそ得られるものは
ディスプレイ越しよりも多いと思う。
ルールや礼儀を学ぶのにも対面ならお互いに伝えやすい。
回り道のようで近道になるのがアナログではないだろうか。
デジタルもある程度使いこなす必要があるけれど
電力はいつでもどこでも供給されるとは限らない。
アナログができる、わかるに越したことはない。
そして両方ができると両方の方法で人と交流ができる。
息子は今デジタルの遊びをしていない。
それはおいおいでかまわないと思っている。
今暮らしている周囲の人たちとの親和性が高いのは
アナログ遊びだ。

英語を身に付けるのは今やそんなに難しいことではない。
インターナショナルスクールがない地域でも
オンライン対話やハイスペック教材がいくらでもある。
ウェブ上には無料の動画もたくさんある。
居住地によるハンデはもはやないと言える。
アナログ遊びという言語を身に付けるには
対面で手合わせをする人材が必要なので
英語の方が難易度が低いかもしれない。
とは言え
高い英語教材の中古をメルカリで探すよりも
実家や親戚の家に眠っている
ボードゲームを引っ張り出す方がコスパがいいのでは。
子どもとの交流を兼ねて一緒にルールを勉強するのも
なかなかいい時間だと思う。
最初だけ一緒に頑張れば
周囲の人に手合わせをしてもらえるようになる。
時間を共有するのは人と人が仲良くなるのに大事な要素だ。
英語を操ることも大事だけれど
アナログ遊びも十分に「身を助ける芸」になる。
そして国内のみならず外国でも通じる言語である。

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