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バターの日記 10月15日〜21日【いろんな出会いとお気に入りの洋服のこと】


10月15日日曜日

ここ数年、自らテレビをあまり見なくなりました。
でも朝ごはんや夜ご飯を食べている時、わたしの家では決まってニュース番組が流れているので、その時間が唯一テレビを見る時間。最近は戦争や災害のニュースが多く流れていて、とても心が辛い。戦っている人、傷ついている人、訴えている人、、、同じ世界でこんなことが起きていると思うと、信じられない反面、いつか自分の身の回りでも同じことが起きてしまうのではと思ってしまう。
一歩先を知ろうとすると、その先にはまだまだ未知の世界が広がっていて、知ること考えることに終わりはないんだなあと思う。
今まで知らなかったことを知ったり、考えたこともなかったことを考えたり、もっともっとしていきたい。
目に見える物は貰えば貰うほど、重くなってしまうけど、知識や考えはたくさん貰っても、決して重くならないはずだし、自分の考えを誰かに伝えた時も、自分から考えは決して無くならなくて、むしろ伝えた相手の中で増えるってすごく、素敵なことだと思うから、これからも考え続けられる限り、考えたい。そうなると、伝える力も必要になるし、聞く力も必要になるし、、、今の自分には足りないことが多すぎる!

10月18日水曜日

アンリ・マティスのトートバッグを持ったおじ様と出会いました。
以前、東京都美術館にマティス展を見に行き、トートバッグを買ってしまうくらい、アンリ・マティスさんの描く絵に惹かれるわたし。
今日はふらっとお出かけした先に、わたしも買った同じマティス展のトートバッグを持ったおじ様に遭遇しました。
何世代も超えて愛されているマティスの偉大さを思い知りました。
そういえばそのおじ様が、マティスのトートバッグに使われている、差し色の緑色と、同じ色のストールを巻いているのが印象的でした。
お洒落おじ様と同じトートバッグを持っているわたし。嬉しい!
実際のところ、ストールとの色合いをあえて合わせたのか、たまたまだったのかは分かりませんが、その本当にちょっとした一手間が、誰かの目を惹いたり、個性として輝くんだなあと思いました。
わたしもいつものことに、ほんの一手間かけてみよう。

10月19日木曜日

彼の病院の付き添いに行きました。
大切な人が病気してしまったり、辛い思いをしてしまうって、こんなにもどかしいんだなと思いました。
わたしが小さい時、体調を崩して、ずっと看病してくれた両親の気持ちが、今になってよく分かります。
看病をしたところで、わたしからお金が出るわけでもないのに。
ただ心配だからそばにいて、自分ができることを尽くす、見返りを求めない行動、がまさにこのことなんだなと思いました。
実際、自分が同じような立場になって、
そばにいても、自分ができることがなくて、もどかしい。
そばにいるだけで、本当に良いのかなって思ってしまう。
両親もこのもどかしさを乗り越えたのかな。
大切な人にはやっぱりいつだって笑っていてほしいし、元気でいてほしいし、そんな姿を見るだけで、自分も元気になれる。
それだけ大切な人パワーが力強いなら、わたし自身も元気でいて、明るい光を常に放っている存在でいたいな。

10月20日金曜日

毎月、口内炎と戦っているのですが、今月もできました。
また今日から口内炎と戦います。もうできるのは仕方ないと思っているのですが、口内炎の辛いところは2次被害が出ること。もともとできた口内炎が膨らんで、食べ物を咀嚼する時や話すときにその口内炎を噛んでしまう。
これが本当に痛い。
ひどい時は同じところを2度3度噛んで血が出てしまう。
でも口内炎とはいえ、一応自分の体の一部なので、もう最悪!嫌い!出ていけ!とならないところがわたしの弱いところ。
口内炎できても良いから、これ以上膨らまないで、、痛まないで、、と直談判してみます。

10月21日土曜日

今日は、お気に入りのマリメッコのワンピースに似合うアウターを探しに行きました。
マリメッコのワンピースは、薄手の長袖ワンピースなので、真夏を除けば合わせ方次第で年がら年中着こなすことが出来る万能アイテムです。
もこもこのアウターを買って、冬もたくさん着るぞと意気込みました。

実は、このお気に入りの洋服をたくさん着る、という考え方にわたしは苦い思い出がありました。
かれこれ5.6年前、まだ学生だった頃、すごく気に入った洋服に出会いました。着ていると気分も上がるし、それだけでわくわくして、明日も着たいからとその洋服だけ早く洗濯機にかけたり、どうにかしてたくさん着る方法を考えていました。
そんな時友達に、「またその服着てるの?洗濯してる?」
ぴしゃりと言われてしまいました。
きっと友達もそんなつもりはなかったと思うのですが、なかなかのショックを受けてしまい、洋服はたくさんもっているべきだ、という自分の考えが確立しました。
いつもなるべく系統の違う洋服を選ぶようにしたり、巷で流行っている服を買ったり、同じ人に会う時は前回着た洋服を避けて、違うものを選んだり、、、
今思うと、そこに自分の好きという気持ちは全くありませんでした。
そんな気持ちを少しずつ変えてくれたのは、今交際している彼だったり、職場で出会った5歳年下の子。
このマリメッコのワンピースは今年の誕生日に彼にプレゼントしてもらったものです。着ているとすごく幸せな気持ちになれるし、部屋のラックに掛けてあるだけでも嬉しくなる。
あの数年前、お気に入りの洋服と出会ったときと同じような気持ちです。
そして5歳年下の職場の子と洋服を買いに行ったとき、その子がポツリと言ったんです。
「洋服は着るためにあるんだから、着れなくなるまでたくさん着ないと。」
長年、自分で決めつけていた概念から、解放された瞬間でした。
お気に入りの洋服を、とことん着よう。
それから、たくさん洋服を買うのではなく、お気に入りの洋服をたくさん着るためにはどうしたら良いか、という考えにシフトチェンジしていきました。洋服を選ぶことも袖を通すことも楽しくなった。
きっと自分のなかには、決めつけの考え方がまだまだ潜んでいる気がする。
彼とはたくさん意見交換ができるし、たくさん語れるし、少しずつでも自分の決めつけをなくせたら良いな。


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