多浪医学部受験生(独学)のための受験勉強改善方法
ども、所長です!
こちらの記事は「東大出身個別指導歴10年以上塾講師」が多浪医学部受験生のために書いた、ミニセミナーとなっています。
前半1/3ほどは無料で公開しているので、そちらを読んでいただいて、続きに興味がある方のみ、有料部分も購入いただければと思います。
購入いただいた方は、PDFもダウンロード出来るようにしました。(ちょっとnoteのサイト上だけで何度も読む気はしないくらいには長いので。)
ぜひ印刷して何度でも読み返してもらえればと思います。
↓↓↓ここから本編です↓↓↓
前書き
はじめまして。
私はネット上では「ぽこラボ所長」という名前で活動している「東大出身個別指導歴10年以上の塾講師」です。
10年以上も浪人生を個別に見ていくと、「浪人に成功する受験生」と「浪人に失敗する受験生」の差が知識として蓄えられてきます。
この本はその知識をギュッとまとめた、たった数万字ですが内容の濃い本です。
想定している読者さんは「大手予備校、医学部予備校でそれぞれ1年ずつ計2年浪人したけど、上手くいかず今年は奮起して宅浪で頑張ろうと思っている受験生」です。
もちろんもう1年予備校で頑張る選択をしたあなたにも役に立つ内容にはなっているはずです。
想定読者とした受験生は全国に毎年そこそこの人数いらっしゃるのですが、彼らの参考になる勉強法の教科書というものはありません。
学校では勉強法については教えてくれませんし、予備校でも受験生の勉強法「以前」に直すべきポイントを指摘してくれる講師はごくごく稀でしょう。
彼らの性格も加味して、こんな勉強法が良いのでは?と提案してくれる教材は私自身が色々調べてみても出てきませんでした。
探してみてようやく出てきたのが、この本だったという方も読者の方にはいらっしゃるかもしれません。
この本は主に4つの内容で構成されています。
まず「勉強内容・勉強方法以前」の部分として、「考え方」を見直したり、「生活習慣」を見直したり、といったこと。
勉強以前の部分で受験弱者になっている可能性が高い項目をずらっとピックアップしたつもりです。
次に「浪人で失敗する勉強法」について。
あなたが浪人に失敗する原因について深堀しました。
そして「過去問メインの学習法」と「各科目の勉強法の詳細」を解説しました。
出来れば前から順に全て読んでいただきたいと思っています。
※と書いても読んでいただけないのも多浪の特徴と知ってはいます。
この本を読んでいただくと、
「ああ、これが出来ていなかったから失敗したんだな」
「図星すぎて心苦しい」
「とりあえずこの本に書かれてある方針で勉強進める気になった」
こんな感想を抱いてくれるかなと思っています。
全部を吸収して頂かなくても結構です。
吸収すべき所が1部分でもないか、探してみてほしいなと思います。
そして、少しでも前向きに勉強できるあなたになってもらって、今年こそは受験に成功しませんか?
来年こそは新大学1年生として思いっきり楽しい門出を迎えてやろうではありませんか。
それでは早速本編に入っていきましょう。
勉強内容・勉強法の前に根底の考え方を見直せ
勉強内容や勉強方法よりも先に見直すべきものがあることはほとんどの浪人生は自覚していることでしょう。
まずはそこからです。
最初に見直さないといけないのは「マインド」です。
「マインド」とは、その人が持っている「世の中の見方」や「根底の考え方」のこと。
失敗に慣れていき、受験に不利な方向にマインドがひねくれていく人が多いのは多浪の特徴の1つです。
年単位で何かに取り組んで成果が上がらないと少し弱気になってしまうのは、しょうがない部分ではありますが、もう1回立ち上がって浪人すると決めた以上は、そのままのマインドでいるとまた失敗してしまう可能性があります。
こんな考え方をしているうちは成功しないよ、という考え方を2つ取り上げますので、他人事と思わず考え直してみてください。
楽観的な自己肯定感の低さを見直せ
まず1つ目の良くないマインドは「楽観的な自己肯定感の低さ」です。
具体的に言うと「どうせ俺なんて、、、」という考え方。
どうせ俺なんて、と思いつつも深刻にとらえて改善を試みるわけでもない状態になっていないでしょうか?
「どうせ俺なんて毎日10時間も勉強できない人間だ」
「どうせ私なんて朝起きれない人間だ」
「どうせ僕なんて数学が苦手な人間だ」
そしてそれを言い訳にしていませんか?
「どうせ俺なんて、、、」と思いつつも行動を起こしていない人間を世間が評価してくれることはありません。
なぜならそれは「言い訳」にしか見えないからです。
本当に朝起きる努力をしたらほとんどの人は起きることができるようになりますし、努力をしても出来ないならもっと深刻になって、病院に行くべきですよね。
本気で努力もしない、病院に行くほど深刻に考えもしない、そんな状態を言い訳と言わずに何と言うのでしょうか?
本当はあなたも「毎日10時間勉強を続けた方がいい」ということが分かっているんですよね?
そしてそのままの自分よりも、挑戦して改善して、を繰り返せる人間になった方が将来的にはいろんな面で得をするだろうことも本当は分かっているはず。
もし、心の底から挑戦や改善を諦めているなら受験には向いていないです。
別に受験しなくても幸せに生きている人は大勢いらっしゃいますし「努力できないなら医者なんて目指さなくてもいいじゃん」というのが世間の声です。
逆に合格のために、挑戦と改善を繰り返してさえいれば、あなたよりもずっと低いモチベーションで東大や国立医学部に合格する人は山ほどいます。
少なくとも2浪以上しているあなたなら最低限のモチベーションはあるはずなんです。
あなたの中の「どうせ私なんて、、、」という思い込み、マインドがあなたを成長から遠ざけています。
受験を通して、そのマインドブロックを崩してみませんか?
医学部に合格するよりも圧倒的に価値のある挑戦だと私は思います。
世間には4年もかけて出場できるかどうかも分からないオリンピックに挑戦している人が山ほどいるんです。
大丈夫です。あなたも同じ人間なのだから挑戦をし続けていれば、大抵のことは出来るようになります。
マインドを変えていきましょう。
明日の自分のために、未来の自分のために成長するための良い思い込みを、良いマインドを作っていきましょう。
雑な楽観主義を見直せ
今度は逆に「俺ならできるでしょ」という根拠のない自信についても切っていこうと思います。
「できない、できない」と思い込むマインドは最もダメですが、根拠の全くない「できる」という思い込みも受験には向いていません。
楽観主義自体は挑戦をあなたに促してくれることが多いでしょうから、人生全体で見たときには、失うべきものではありません。
ですが受験に関して言えば、制限時間の決まった中での勝負になりますから、楽観主義が過ぎると反省や改善が甘くなってしまい、時間内に必要な学力を身につけるのが難しいことも多いです。
「俺なら、私なら何とかなる」という楽観主義を持ちつつも受験に失敗しているあなたは「出来ていないから落ちている」「何とかなっていないから落ちている」という現実を受け入れましょう。
何が出来ていないのか、何が出来ているのか、把握できていますか?
データを取れていますか?
「自分のデータ」すら正確に把握できない人間が医者になるべきではないと思いませんか?
まずは数字としっかり向き合い、「雑な」楽観主義から脱しましょう。
また楽観主義も行き過ぎると「俺を合格にしないなんて世間はどうかしている」と「他人のせい」にすることがあります。
そんな受験生も割と見てきましたが、ことごとく受験には失敗しています。
本気でそう思うなら、あなたを受け入れてくれる世界に行くか、あなたが変わるしかありません。
世間をあなたが変えるには、あなたには実力がなさすぎるので。
落ちているのは自分のせいです。
予備校の先生にしてませんか?「あの先生教えるのが下手なんだよねー」なんて言っている人は永遠に受かりません。
教えるのが下手なら自分で勉強すればいいだけなのですから。受験はそれが許されています。
参考書のせいにしていませんか?「この参考書やっても全然成績上がんないんだけどー」とか考えていません?
それを選んだのはあなたです。
先生が選んでいたとしても、親が選んでいたとしても、それを受け入れる選択をしたのはあなたです。
あなたに責任があります。
楽観的な人が上手く生きていくためには「実績」が必要です。
受験程度の簡単なものは「合格」しないと世間は認めません。
あなたが何時間勉強しようが、あなたより結果を出している人がいるなら、その人には永遠に勝てません。
努力の過程をいつまでも認めてもらえると思わないことです。
世間はそんなに甘くありません。
医者になれば、努力をして事に当たっても人が死ぬことはあるでしょう。
遺族はあなたに責任の追及をするかもしれません。
プロセスは世間には見えません。
結果には貪欲になりましょう。点数にはこだわりましょう。
データを取り改善を続けれらる楽観的な人間は最強です。
自分のマインドを少し方向転換して、結果を求めていきましょう。
勉強内容・勉強方法以外のことを甘く見るな
気持ちの部分に関してはこれで説明を終えて、次は勉強内容や勉強方法以外の部分で、大学受験(特に浪人)に失敗してしまう要因について考えていくことにします。
浪人を失敗する受験生は、勉強内容や勉強方法の部分には意識を向けることはありますが、それ以外の部分に関しては、無意識的、無自覚的であることが多いです。
それが実は失敗の原因になっているということもかなりあるので、確認していきましょう。
自分は朝起きれない人間だとあきらめるな
あなたは自分のことを「早起きすることができない人間だ」と考えていませんか?
1度、思い出してみてください。
小学生のとき、中学生のときは登校日のうち何日くらい遅刻していましたか?
思い出してみると、大して遅刻していなかったという方もわりといらっしゃいます。
ということは早起きができないというのは後天的なものではありませんか?
後天的なものであれば治すことができることが多いです。
あなたが「早起きをしてみよう」と「どこまで試みたか」が重要です。
例えば、目覚ましを100個準備してみましたか?
早く寝る努力を工夫してみましたか?
どんな工夫をしましたか?何度チャレンジしましたか?
チャレンジの度に失敗の原因を分析しましたか?
1回や2回、違う方法を試してみてダメなくらいで「早起きができない人間だ」と決めつけていませんか?
「早起き出来る出来ない」に関しては、繰り返しトライして、本当にそれでもダメなら病院に行くべき案件です。
睡眠に関して、しっかり勉強するところから始めてみるのもいいと思います。
睡眠に関しての知識は受験が終わっても一生役に立つので。
睡眠を甘く見るな
医者になりたい人が睡眠を甘く見てはいけません。
今回の浪人生活中の平均睡眠時間は何時間でしたか?
その質を高める工夫をしましたか?
夜にリフレッシュとして息抜きをすることは悪くありませんが、「息抜きとして動画を見ていたら、いつの間にか3時4時になっていた」というのは成功する浪人生からは1度も聞いたことがないくらいには合否に対してインパクトの大きい失敗方法です。
浪人に失敗する原因はあなたの行動、ルーティンの中にありませんか?
早めに寝ないと早めには起きれないですし、早めに起きて朝から勉強しないから集中して勉強できません。
そして、睡眠の質を下げているせいで、自分自身のパフォーマンスを下げていることを平然と見過ごしてはいけません。
あなたは「わざわざ」パフォーマンスを下げてでも受かるくらいに賢いのでしょうか?
改めてパフォーマンスを下げないための努力は全て仕込んでいきましょう。
毎日10時間勉強なんてできないと思い込むな
次は「毎日10時間なんて勉強できない」と「思い込んでいないかどうか」という話題です。
とにかく失敗する浪人生は「自分には無理だ」と決めつけている節があります。
ハッキリ言いますが、10時間なんて余裕で勉強できます。
1日は24時間あるんですよ?
24時間のうち7時間半寝てもまだ16時間半も残っているじゃないですか。
16時間半から10時間差し引いても6時間半残っているじゃないですか。
何に時間を使っているんですか?
まず「10時間毎日勉強する努力」をしましたか?
ケータイを見ないようにどんな工夫をしましたか?
何回チャレンジしましたか?
アプリのデータと、あなたの人生はどっちが大事なのでしょう?アプリなんて消してもいいと思います。
勉強を邪魔してくる友達は本当に良い友達ですか?友達と遊んでいて何を得たのですか?
10時間すら勉強しないで浪人に成功するというルートがハッキリ見えているんですか?
見えているのであれば、問題ありませんが、見えているなら浪人を失敗していないでしょう。
あなたの計算は「甘かった」のでしょう。
毎日10時間、12時間、14時間勉強するためには、どんな生活をすればいいか、まずはそこから考えていかないといけません。
そして毎日改善とチャレンジを繰り返していけば、10時間勉強するなんて余裕ですし、14時間くらいまでなら人間的な生活をしながら十分到達できるラインです。
朝起きるところから夜寝るところまで具体的に考え直してみて下さい。
食事は何時にとりますか?
休憩は何分取りますか?
とにかく具体的に計算することが大事です。
整理整頓できないと思い込むな
次は整理整頓に関してです。
主に4つここで取り上げます。
・本&文房具類
・バッグ&リュックの中
・衣服
・机の上
どうですか?とっ散らかっていませんか?
これまでの指導の経験上、浪人に失敗する人の多くが「整理整頓が苦手」です。
そして「自分は整理整頓が苦手だから」と言い訳しています。
整理整頓も後天的に身につける「技術」である以上、本来ほとんどの方は身につけることができますよね。
選択のエネルギーを出来るだけ減らせ
多くの人は要らないものを多く持っているせいで整理整頓が苦手なんですよね。
「捨てる」という選択を後回しにすることで「探すこと」に時間を取られていたり、必要不必要の判断が難しいものを見かける度に「捨てるか捨てまいか」の選択に時間を取られたりしています。
選択に使うエネルギーや時間を甘く見てはいけません。
無駄な選択にリソースを分配してしまっているせいで、勉強の集中度を下げてしまっていることに気づかなければなりません。
テキスト・プリント&文房具類
まずは要らないものは捨てましょう。
予備校のテキスト・プリントは今回の浪人でも使いますか?使いませんか?
この本の後半に書いてある勉強法で勉強するなら必要ないので、今すぐ全て捨てましょう。
どうせ大して使わないペンも筆箱に何本も入っているではないでしょうか?
私が浪人していたときに使っていたのは黒ボールペン1本です。それと替え芯が1本。
これだけで本来勉強には十分なんですよね。
あなたの筆箱には何本のペンが入っていますか?何個の消しゴムが入っていますか?
ノートも普段から何冊も持ち歩いていませんか?
ノートも何冊も必要ないですよね。
演習用のノートと、暗記用のノートを1冊ずつでいいと思います。
私は「ノートを見返す癖」がないので、ノートは使っていませんでした。
暗記すべきものも今どきは写真に撮って、覚えたら消していくで十分ですから、暗記用ノートは必要ないですし、演習用のノートに関しても正直どこまでいるのかわかりません。
解いて、間違えている部分をちゃんと把握できてしまえば捨てても問題ないですよね。
もちろん添削してもらうことがあるなら、添削用ノートは必要ですが、添削してもらうことすらないなら裏紙だけ持っていれば十分です。
どのノートを使うのか、どのペンを使うのか、どの参考書を使うのか、最初から決めておけば、迷う必要がゼロになります。
これが選択を減らしてリソースを勉強に集中するということです。
バッグ&リュックの中
バッグとリュックの中は必要最低限のものだけで済んでいますか?
「使い終わったもの」が入っていませんか?「使う頻度が極端に低いもの」が入っていませんか?
お菓子の包み紙的なものとか、謎のビニル袋とか入っていませんか?
端が折れ曲った謎のプリントもどうせ入っているのではないでしょうか。
浪人に失敗する受験生は、財布の中身も汚いことが非常に多いですね。
レシートだらけになっていたり、お札がバラバラで折れ曲っていたりします。どうですか?
こういった普段から持ち運ぶものは、少しでも減らしておいた方が勉強に出かけるモチベーションを下げずに済みますし、物を探す時間を減らすことにつながります。
鍵をなくして15分探しているうちにライバルたちは15分の勉強をしています。
荷物重いから外行くのダルいなーと思っているうちにライバルたちはサッサと勉強に出かけています。
中に入れておくものが最初から決まっていれば、無駄な時間を使わずに済みますよね。
衣服
あなたは服をどれだけ着まわしていますか?
正直、浪人生が服に気を使っている暇があったら勉強をしてほしいです。
申し訳ないですけど、女性もマスクと眼鏡をかけておけば化粧にかける時間を減らせるはずです。
最低限にしてほしいところです。
ビジネスカジュアルくらいの感じの服を季節ごとにセットとして決めて、毎日とか毎曜日とかで同じものを回せば十分です。
「服を選ぶ」という選択を毎日することで、毎日脳のエネルギーを消耗してから勉強をスタートしているということをハッキリ自覚してください。
実際にApple創業者のスティーブジョブズや、FacebookのCEOのマークザッカーバーグは毎日同じ服を着ています。
彼らのような天才ですら、決断・選択の回数を減らすことを意識しています。
できるビジネスパーソンからすると服ごときに脳のリソースを割くことは減らすべきだと、当たり前のように思われています。
浪人生こそ毎日同じ服を着て、少しでも勉強に脳の体力を残しておいてほしいものです。
毎日、学生服一択で良い現役生と、服の選択で差をつけられていることを意識してください。
机の上
机の上はどうでしょう?キレイですか?
大抵そんな事はないはずです。
片付けできていませんよね。
使わない参考書があるから、あれもこれも勉強したくなって1つのことが続かないんです。
読むべきではないマンガが近くにあるから読みたくなるんです。
余計なものは視界に入れないことが重要です。
全部片づけてください。
机の上の汚さがあなたの脳の作業スペースを減らしているという自覚を持ってください。
遅刻を甘く見るな
次は「遅刻」です。
浪人に失敗する人ほど、遅刻に対する感覚がめちゃくちゃ甘いです。
日本はそもそも遅刻を許される文化圏ではないですよ?自覚していますか?
あなただって電車やバスが遅れたら少しイラっとしますよね?
それはあなたが遅刻に厳しい文化圏で育ってきたからです。
会社であれば、2回寝坊して遅刻したらクビなんて普通のことですよ。
遅刻っていうのは、あなただけの時間を奪うわけではありません。
例えば、大学や予備校で授業に遅刻して入ってきたAさんがいます。
その瞬間、クラス中の人がAさんの方を見ます。
せっかくクラスの人たちは授業に集中していたのに、その瞬間にクラス中の人の集中力を奪っていますよね。
人間が集中状態に再度入っていくには15分もの時間がかかってしまうことが脳科学的に知られています。
遅刻して授業にやってきた瞬間にAさんは
15分×40人分=10時間
もの時間を社会から奪ったことになります。
どれだけの罪か分かりますか?
だからこそ日本人は遅刻に厳しいんですよ。
ちなみに遅刻する人は自分自身の時間ももちろん失っています。
そして「信用」を失います。
少なくとも日本では「遅刻をする人」と認識されると全ての評価はマイナスからスタートします。
信頼されていない受験生が教師や講師から良い情報を与えられますか?
真面目な人の方を優先するのは当たり前。
それを「差別」とは言いません。
ちなみに大学生で留年する人のほとんどは遅刻を繰り返していますよ。
せっかく何浪もして入学した医学部で更に留年を繰り返したいですか?
遅刻に対する考え方は今すぐ変えましょう。
それが出来ないなら、あなたが日本で医者になることは難しいです。
頼るか、切り開くかの選択に責任を持て
頼る選択を自分の意志でしたか
さて勉強法や勉強内容以外では最後のトピックです。
あなたはこれまでの人生の大部分を大人の判断に任せてきたはず。
もちろん「保護者」というのは、そういう立場ですから、それ自体が悪いわけではありません。
ですが、あなたももう20歳を超えて自活をするべき転換点です。
2018年の時点で大学進学率は50%を少し上回るほど。
もちろん大学に行かずに短大や専門学校に進学する人もそれなりにいますが、それでもそういった場所のほとんどは2年で卒業です。
ということは、20歳の時点で世間の半分は自分で稼いで、そのお金で暮らしています。
クレジットカードや保険の契約を自分の意志で行える年齢です。
その事実から目を背けてはいけません。
頼ること自体は悪いことではありませんが、「頼る」という選択を「自分の意志で」しているかどうかが大事です。
親が浪人を選んだのではなく、あなたが浪人を選びましたか?
親が予備校を決めるのではなく、自分で選択しましたか?あるいは親に任せる選択をしましたか?
先生に決めてもらった勉強法で勉強することを「あなた自身が選択」しましたか?
頼るのはよくても、頼った自覚がないのはよろしくありません。
自覚を持ちましょう。
自分を信じるのか、他人を信じるのか
頼る選択をした場合と、自分で切り開いていく選択をした場合に関して、もう一歩踏み込んだ話をしましょう。
ここでは例として「勉強方法に関する話題」を取り上げます。
勉強方法は自分で決めましたか?それとも先生の言う通りにすることにしましたか?
浪人に失敗する人の多くは「自分でちゃんと調べていない上に、先生の言う通りにも出来ていない」という勉強法になっています。
親に諸々頼っているにも関わらず、勉強法だけは先生に頼らず、質問もせず、自分で調べもせず、「なあなあ」で進めていませんか?
もし誰かを頼って、アドバイスを聞くなら100%そのアドバイスを聞く姿勢を取らなければなりません。
聞かないなら、自分で責任を取らなければなりません。
これは大人としての常識です。
予備校の先生が「俺の授業を聞いて、問題集もちゃんと解いておけば大丈夫」と言っていたから「授業はまじめに聞いた」、でも「問題集は解いていない」なんてことになっていませんか?
この例のように中途半端に頼ると、失敗をしてしまいがちです。
もしアドバイスを聞かないなら、あなたはその理由を説明できなければなりません。
自分で責任を取らなければなりません。
自分で勉強方法を調べなければなりません。
なぜならアドバイスを聞かない選択をしたからです。
自分で勉強法を決めるときには、何冊も本を読んで、何ページも色んなサイトを辿って、十分に情報を集めなければなりません。
その一環として、先生や先輩の勉強方法をリサーチするのも良いでしょう。
自分で責任を取るときには、負けないように必死に準備をして、更にその上で、上手くいかなかったら改善方法も模索しつつ行動しなければなりません。
頼るなら100%頼り切る「選択を自分でする」こと、頼らないなら自分で道を切り開くべく、しっかり調べものをして準備をしていくこと。
これがこれからあなたが受験を通して学ばなければならないことの1つです。
勉強方法・内容を確認しろ
さて、それでは勉強方法や内容の話に入っていきましょう。
まずは「落ちる原因」について勉強し、その後「おすすめの勉強法」について説明していきます。
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