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仏事支援員が心に残る法事

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2020年11月の記事一覧

仏教のちから

先日11歳で自死された女の子の7回忌をつとめた。 月参りには頻繁に訪れるご夫婦だがしっかりお…

視点を変えると

法事を「やりたい」ではなく「やらねば」ととらえているご葬家の仏事支援は難しく思う。 ご自…

伴走者の適切な速さを見つけたい

 一番心に残る、後悔した失敗は、今まだ悩み中であり解決できていません。技術面の改善は努力…

オンラインで再会

1周忌・新盆法要の仏事支援をさせて頂きました。参列は故人様(女性)の長女さんと次女さん、…

仏事支援員のお仕事

私の忘れられない法要は、私が初めてお墓のご案内をして、葬儀の付添いをし、49日の法要で仏…

仏事支援の失敗

33回忌の法要の仏事支援をさせて頂いた際に、ご参列のほとんどの方が実際には故人様とは会った…

助けてくれた人の正体は...

こんにちは。 仏事支援員の倉持です。 今日は、自分の気持ちに改めて気づくことができた、そんな法要をご紹介します。 先日、49日法要の仏事支援をさせていただきました。 お父様を亡くされ、この度は奥様と長男、次男、長女、長女夫、孫の6名様が法要にご参加。 お孫様がとても元気で、雰囲気はとても和やかです。 法要が始まる前に皆様にお父様との思い出をお伺いしました。 「社会人になってから中華料理屋で、仕事の話をしたなー」 「一緒に散歩しながら銭湯によるのが好きだった」 など、普段は

お手紙が繋ぐ家族の想い

普段からよくお参りにいらしていて、窓口でお話をよくしていらした墓持ち様も、ご主人の13回忌…

仏事支援の価値

仏事支援が始まったのでは、3年ほど前です。法事の前に故人様の事を参列された方とお話し、共…

その人に感じていることは家族でも違う

普段仏事支援を行っていて、「いいお話が聞けたな」「雰囲気がよかったな」と感じる事が増えて…

思い込みの恐ろしさ

私は仏事支援を行ってきた中で何度かワークを断られる事がありました。その中でも失敗したなぁ…

生き続ける言葉

私が経験した忘れられない法事ですが、参列者は名義人と奥様でした。お二人は聴覚障害者の方で…

仏事支援員の苦悩

仏事支援員をやっていて大変なことですが、具体的にどの法要だったかは思い出せませんが、一番…

「手紙」の力

仏事支援をさせていただく度に「生前の故人様とお会いしたかった」と毎回思い、どのご法要も感慨深いものがあります。その中でも1歳で亡くなられたお子さんのご法要は忘れられないものとなりました。 ご法要の申し込みは故人様のおじい様でした。ご参列は年配のご夫婦と20代の男女でしたので、てっきりお子さんのご両親だと思っていました。男性は故人様のお父様でしたが、女性はその妹さんでご家族4人とわかりました。この可愛らしい笑顔のご遺影のお母様は何故この場におられないのだろうと思いましたが、そ