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仏事支援員が心に残る法事

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記事一覧

仏教のちから

先日11歳で自死された女の子の7回忌をつとめた。 月参りには頻繁に訪れるご夫婦だがしっかりお…

母と出遇う

私の母は、元気だ。 だから、いつもは母のことをそんなに考えていないし、思い出しもしない。 …

視点を変えると

法事を「やりたい」ではなく「やらねば」ととらえているご葬家の仏事支援は難しく思う。 ご自…

伴走者の適切な速さを見つけたい

 一番心に残る、後悔した失敗は、今まだ悩み中であり解決できていません。技術面の改善は努力…

オンラインで再会

1周忌・新盆法要の仏事支援をさせて頂きました。参列は故人様(女性)の長女さんと次女さん、…

仏事支援員のお仕事

私の忘れられない法要は、私が初めてお墓のご案内をして、葬儀の付添いをし、49日の法要で仏…

仏事支援の失敗

33回忌の法要の仏事支援をさせて頂いた際に、ご参列のほとんどの方が実際には故人様とは会ったことのないお孫さんや曾孫さんでした。 実際に故人様と会ったことのない方に、「故人様はどんな方でしたか?」など質問することはできないので、故人様と面識のあった方のお話を聞いてもらうばかりになってしまい、とても温度差を作ってしまいました。 法要に一緒に参加しているという感覚になってもらいたい一心で私は、「故人様がどんな方だったか、皆さんのお話を聞きながら想像してみてください」などと声を掛

助けてくれた人の正体は...

こんにちは。 仏事支援員の倉持です。 今日は、自分の気持ちに改めて気づくことができた、そん…

お手紙が繋ぐ家族の想い

普段からよくお参りにいらしていて、窓口でお話をよくしていらした墓持ち様も、ご主人の13回忌…

仏事支援の価値

仏事支援が始まったのでは、3年ほど前です。法事の前に故人様の事を参列された方とお話し、共…

その人に感じていることは家族でも違う

普段仏事支援を行っていて、「いいお話が聞けたな」「雰囲気がよかったな」と感じる事が増えて…

思い込みの恐ろしさ

私は仏事支援を行ってきた中で何度かワークを断られる事がありました。その中でも失敗したなぁ…

生き続ける言葉

私が経験した忘れられない法事ですが、参列者は名義人と奥様でした。お二人は聴覚障害者の方で…

仏事支援員の苦悩

仏事支援員をやっていて大変なことですが、具体的にどの法要だったかは思い出せませんが、一番困ったのは、お聞きした奥様が泣き始めたときです。 こころの写真ワークで故人様を思い浮かべてもらい、いつも故人様から近い続柄の方からお聞きするので故人様の奥様に聞いたところ、ご主人のことを思い出しながら涙を流し始めました。 そのまま話ができずしばらく沈黙の状態が続き、私もどう対応してよいかわからず、そのまま待っていました。 何か言葉をかけさせていただきたいのですが、何を言っても軽くなっ