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書評「データ分析のリアル」

合計7章にわたりプロジェクトの始め方、データの活用方法、ステークホルダーを巻き込みながら円滑に進めていく方法などをQA式に書かれている書籍。

ここまで実用的且つ網羅的に書かれたデータ分析の書籍が未だかつてあっただろうか?素晴らしい、最高、の一言につきる。

データ分析の手法について、枝葉や語句の説明だけではなく、ここまで深掘りした内容の書籍は非常に珍しいので、データ分析のプロジェクトにアサインする人、データ分析PJの座組を知りたい人、勉強として読んでみたい人などに大変おすすめの書籍である..!

網羅的に記述されているので、大体の事はこの一冊で済むので他の書籍や媒体を横断せずとも概ね問題ないだろう。故にお金と時間も短縮できるので、非常によいなーと思った。

ほんの一部ではあるが、私が個人的にいいなと思った部分は以下である。

・ファーストパーティデータ:自社が収集している情報
・セカンドパーティデータ:他社のファーストパーティデータ
・サードパーティデータ:自社も他社も購入できる外部データ
・ツールや手法で課題は解決しないことを認識していることが重要
・エクセル=スモールデータの分析
・BI=大量データの分析
・データ分析の手法は大きく4つに分類できます:探索する、比較する、分類する(教師なし)、分類する(教師あり)・予測する
・将来を完全に予測できるデータ分析は存在しない
・ダイナミックプライシング:商品やサービスの需要に応じて価格を変動させる仕組み


上記内容は本書の中を一部かいつまんだ1%未満の情報であり、もっともっと詳しく網羅的に書かれているので、読んでいて飽きない。知的好奇心がくすぐられる。そして、私自身もデータ関連の業務にたずさわることがあるので、バイブルとしてひっそり持っておきたい。

ちなみに1冊2,475円であるが….とんでもない。情報価値としては30,000円以上の価値はあると断言できる。それくらい、血と汗を流して経験し、勉強して工夫され尽くしたボリューミーな書籍になっている。

ありがとうございます。

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