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【映画】おススメ度★5.0

現実は残酷でドラマティックではない

少子高齢化、介護問題、孤独死、年金、労働力の確保などなど。リアルな問題を浮き彫りにされる。もう何十年後にはさらに加速し、自分もその当事者になると考えると色々考えさせられる。いや、もうすでに日本全体が当事者なのかもしれない。
明確なエンディングや結論を望む人には消化不良かもしれないが、よりリアルな作品になっているからだと思う

PLAN75

(概要)夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく。また、フィリピンから単身来日した介護職のマリア(ステファニー・アリアン)は幼い娘の手術費用を稼ぐため、より高給の<プラン75>関連施設に転職。利用者の遺品処理など、複雑な思いを抱えて作業に勤しむ日々を送る。果たして、<プラン75>に翻弄される人々が最後に見出した答えとは―――。(C)2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B8S24VFT?&linkCode=ll2&tag=kinkyuubuta04-22&linkId=25cbdbf5683c7d2bcf0cbc795df1a77d&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl

高齢者視点だけでない

外国人労働者視点
円安でどうなるかは分からないが、物議を醸す外国人労働者問題。もはや、外国の方の力を借りなければ成り立たなくなりつつある社会。誰もが好き好んで見知らぬ土地へ働きに来ているわけではない。目的はそれぞれだろうが、高級を稼いで母国に帰りたい人が多いのは当然だろう。

若者視点
仕事としてPLAN75を処理しなければならなかったり、親や親族の面倒を見なければならなかったりする。誰もが好き好んでやりたいことではないだろう。葛藤がつらい。

高齢者視点
生活の問題、孤独。もうこの2点に尽きる。
核家族化は深刻だ。

自殺という行為は人間以外の動物はしないものだが・・・

安楽死という選択は現実的なのかもしれない。好き好んで死を選択する人は少ないかもしれないが、無理に生を選択し続けるのも苦かもしれない。
無論、無制限にとはいかないだろうが、75にこだわる必要もない。年齢に応じて、相応の対価を与えたのち、安楽死っていうのは・・・
誰も家族や親族に迷惑をかけて生きていくのはつらいし、際限なく働き続けるとかお金を心配して生きていくのもつらい。

重いテーマだ



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